『テイルズ オブ ヴェスペリア』10周年記念イベントをレポート! 鳥海浩輔、宮野真守らメインキャストが集結

2018.09.16 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 『テイルズ オブ ヴェスペリア』の10周年記念イベント”テイルズ オブ ヴェスペリア 10th Anniversary Party”が本日9月16日に開催された。本記事では、昼の部のレポートをお届けする。

 

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 鳥海浩輔さん(ユーリ・ローウェル役)、中原麻衣さん(エステル役)、宮野真守さん(フレン・シーフォ役)、石井 真さん(ラピード役)、渡辺久美子さん(カロル・カペル役)、森永理科さん(リタ役)、竹本英史さん(レイヴン役)、久川 綾さん(ジュディス役)、斎藤千和さん(パティ・フルール役)らメインキャラクターのキャスト陣が集結したスペシャルなイベント。

 ゲームOP映像で開幕し、10周年を祝おうと集まったファンとともに約2時間の夢のような時間を贈った。

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名シーンの数々を振り返る朗読劇でイベントは開幕

 まずはじめはOP~EDを事前に実施した名シーン投票に沿って振り返っていく朗読劇。キャラクター一人ひとりが順に登場する導入では、鳴き声で登場するラピード役の石井さんが紹介時には言葉を発し、鳴き声出演かと思っていたファンからは「まさかの!」と笑い声がこぼれた。

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 また、ステージの仕掛けにより鳥海さん、宮野さんら一部のキャストが下からせり上がってくると、それにも笑いが沸き起こっていた。

 しかし朗読劇ではシリアスなシーンがキャスト陣の生朗読で演じられるということもあり、しっとりとした空気に変わっていく。昼の部では、“マンタイク キュモール暗殺後の語らい”、“バクティオン神殿 シュヴァーンとの決戦と決着”、“ヒビオニア大陸 ユーリ、フレン、ラピードの下町トリオ出撃”、そして作品エピローグが披露された。

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 朗読劇が終わると再びキャスト陣が登壇。今回のイベントは鳥海さん&中原さんが司会を務める。キャスト陣1人1人から挨拶が行われると、和気あいあいとした雰囲気のままトークコーナーへ。

 トークコーナーでは制作プロデューサーの樋口さんも登壇し、ゲーム発売当時からの軌跡を振り返っていくことに。キャスティング時の振り返りでは、久川さんと石井さんはオーディションがなかったことが明らかに。また、PS3版から登場したパティについては。「辛くても泣かないのじゃ」のセリフが状況によって感情の入り方がしっかり異なっているのがすごいと感じたと語った。

 先の朗読劇での名シーンを振り返ると、石井さんが“マンタイク キュモール暗殺後の語らい”が印象に残っていると語る。ここでは、石井さんのラピードの演技についてキャスト陣が絶賛する場面もみられた。

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 “バクティオン神殿 シュヴァーンとの決戦と決着”については、『テイルズ オブ』シリーズあるあるの“死んだと思ったら死んでないキャラ”が話題に。たびたび“テイフェス”に出演している竹本さんは、久しぶりに真面目なレイヴンを演じたことを喜んでいた。

 ファンから寄せられた質問に答えるコーナも。まずはじめの質問は“ラストですべてのブラスティアが精霊になったが、レイヴンの心臓はどうして平気だったのか?”というもの。樋口さん曰く、レイヴンは自分の生命力で生きていけるという点、また、コアが聖核(アパティア)由来のものと人工物で異なっており、人工物であるレイヴンの心臓は精霊にならず無事だったのだろうと語った。

 二つ目は“No1.言いづらい言葉は?”という質問。キャスト陣は圧倒的に「カロル」が言いづらいと挙げるが、森永さん演じるリタは天才魔導士ということもあり、言いづらい呪文が多いよう。また石井さんにも“ワンとクゥーンはどっちがいいやすい?”と話が振られ、石井さんは「ワンのほうが言いづらい」と答えた。

 三つ目は“フレンの引き出しに入っていたハートのついた手紙は誰の?”という質問。これには「民(ファン)からのファンレター?」、「色恋ならエステルとユーリどっち!?」と憶測が飛び交う。樋口さん曰く、実はスキットなどで語られるはずだったが、収録が叶わなかったとのこと。

 最後の質問は“自身の演じているキャラクターは10年後はどうなっていると思いますか?”。10年後となれば、ユーリとフレンは31、レイヴンは45と、それなりに年を重ねている。カロル、リタは外見が変わっているかも?、28歳のジュディスはよりセクシーになっているのでは?と妄想が膨らむ中、ラピードは犬だから生きてるかわからない(!?)と衝撃の発言が。一瞬しんみりとした空気になるものの、10年経つと14歳くらいだそうで、まだ生きているだろうと結論づいた。

 2019年1月11日に発売されるリマスター版の紹介コーナーでは、冨澤プロデューサーが登壇。キャスト陣は特典物に大興奮し、発売がますます楽しみになるコーナーとなった。

カロルが大活躍の新規スキット!

 続いては、“いけいけ!カロル駅長奮闘記”と題した、サイドストーリーを描いた新規スキットが展開。

 道の駅の開店イベントのために集まった“凛々の明星(ブレイブヴェスペリア)”。レイヴンがそば粉でクレープ(ガレット)を作りフレンたちに試作品を振舞うなど、イベントの準備は順調の模様。

 和気藹々としているところに、ジュディスとパティがやってくる。パティは土産物らしき、カロルぬいぐるみを持っている。肝心のカロルの姿が見えないが、どうやらこのぬいぐるみはカロルのベッドの上にあったそう。と、ラピードはなにやらこのぬいぐるみを怪しんでいるようだ。

 するとぬいぐるみからカロルの声が! なんとカロルは放置されていたリタの本の上で寝てしまい、寝言によって本に書かれた術式が発動してぬいぐるみ化してしまったらしい。しかし、ぬいぐるみになってもイベントを欠席するわけにはいかない、ということで、エステルの発案で人形劇を行うことに。

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 人形劇は勇者カロルが大魔王を倒す、という内容。レイヴンとリタは黒子、エステルは語り部で出演。大魔王(パティ)の城に乗り込む勇者カロル。そこには大魔王と部下2人(フレン、ジュディス)が待ち構えていた。そんな勇者の助けを待つ姫を演じるのはなんとユーリ! ユーリが棒読みで台詞を読み上げる様に、会場からは笑いが沸き起こる。

 勇者VS魔王の火蓋がきって落とされるも、大魔王の部下役であるはずのフレンが姫(ユーリ)を守ろうとするなど、台本通りに進行していないよう。

 大魔王の力に歯が立たないカロル。ここで姫(ユーリ)が、魔王を打ち倒すために王家の剣を取り出す。この王家の剣に“聖なる光”を宿すため、客席がペンライトを振って応える。そして姫が迫真の演技で台詞を読み上げ奥義を繰り出し、勇者と姫、2人の力で魔王を打ち倒すのだった。

 この人形劇によって、駅長グッズは完売、屋台も長蛇の列と、イベントは大盛況! イベントを彩る花火が打ち上がると、カロルが適当に口にした言葉によって元に戻りすべて解決。

 イベントは大成功、カロルは無事元に戻り、せっかくだから打ち上げをすることに。するとフレンが「何か作るよ!」と大張り切り。なんとか止めようとするがフレンの暴走はとまらず、カロルがフレンお手製料理を食べさせられ悲鳴が会場に響き、スキットは終了となった。

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 スキット後はアソビストア限定のショートアニメが上映。さらに告知コーナーではリマスター版、『ネコトモ』とのコラボ、配信中のアプリの情報、そして舞台化が発表に!

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 まさかの舞台化に会場が沸く中、イベントはいよいよ終了の時間。最後はキャスト陣から一言ずつメッセージが贈られ、イベントは幕を下ろした。

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