「全員が絶対に“満開”で終われる物語を」作品に込めた愛と想いとは？『A3!』沖田プロデューサーインタビュー

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「全員が絶対に“満開”で終われる物語を」作品に込めた愛と想いとは？『A3!』沖田プロデューサーインタビュー

2019.01.03 <PASH! PLUS>

PASH! PLUS

　現在発売中のPASH！1月号では人気アプリ『A3!より作品を牽引する沖田プロデューサーのロングインタビューが実現。第二部のことを中心に、作品に込めた愛と想いを伺いました。そのインタビューの一部をご紹介します！

「全員が絶対に“満開”で終われる物語を」沖田プロデューサーインタビュー

――『A3!』の配信開始から、まもなく２年が経とうとしています。これまでの歩みを振り返って、今どのようなお気持ちを抱かれていますか？

　日々みなさまから素敵な感想を頂戴し、本当にたくさんの方に応援していただいていることを実感しています。特にそれを強く感じたのが、７月にあった『A3! SECOND Blooming FESTIVAL』でした。本作の歴史のなかでも最大規模のイベントで、あれだけ大きな会場を監督のみなさまが遠方からも足を運んで埋めてくださって。

　開演前には会場内のＢＧＭで盛り上がったり、本番でもキャストさんへ大きな声援を送ってくださるのを生で目にして、感動しました。また、全国で同時開催したライブビューイングにも多くの方にご来場いただけて。この日のために予定を空けて、実際に会場へ足を運ぶというのはすごくエネルギーを使うことだと思うので、たくさんの愛を感じられて感無量でした。

――それでは第二部のお話を改めて伺えればと思います。沖田さんには本誌2018年3月号で「第二部のテーマは“家族”」とコメントをいただきました。これを決めたのはどんな想いからでしたか？

　メインストーリー第一部や第二?三回公演で組ごとの絆は描けていましたが、その先にある一番の貫通目標・演劇賞「フルール賞」を受賞するためには、組を越え劇団全体の絆もしっかり深めていかなければいけないなと考えました。そこで第二部では、初めて監督が失踪したり、シトロンが国に帰ってしまったりと、今まで以上にスケールアップしたピンチを劇団に直面させたんです。

　そうした局面で一丸となって問題を乗り越えていく姿が、彼らをより家族のような強い絆で結んでいくのだなと。第二部では、MANKAIカンパニーがひとつの大きな家族になっていく過程を描こうと、このテーマに決めました。またそれだけではなく、真澄のように第一部から自分自身の家族に問題を抱えていたメンバーが成長したり、逆に一成は悩みを抱えたとき実の家族に支えられたりと、家族のテーマに絡めて劇団員と実際の家族のエピソードも挟んでいきました。

――家族を描くという構想は、第一部の時点からあったのですか？

　そうですね。第一部メインストーリーのなかでも一人ひとりを掘り下げたいという思いはあったのですが、どうしてもボリュームが多くなってしまうこともあり、長いスパンでしっかり向き合い解消していく問題を残していました。それを第二部で描いています。

――2月開催のライブイベント『A3! BLOOMING LIVE 2019』についてもお話を聞かせてください。

　『A3!』らしいライブにしたいなと思っています。特に本作は楽曲＝公演の世界観になっているので、少しでもそれを感じていただけるライブにしたいと、今いろいろ動いている段階です。また、コール＆レスポンスなど、お客さんと演者さんが実際に会場で掛け合いすることで初めて完成する曲もあると思うので、それを見るのもすごく楽しみです。

　ほかにも、『A3! SECOND Blooming FESTIVAL』のパンフレットインタビューで、キャストの方々から「いつかライブがあるならこんなことがやりたい！」といったお話も聞いていて、そのあたりも何か採り入れられたらと思っています。キャストのみなさんはすごくキャラを愛し理解してくださっているので、少しでも叶えられたら嬉しいです。

――最後にファンのみなさまへメッセージをお願いいたします！

　ここまで作品を展開できているのは、ひとえにプレイしてくださっている総監督のみなさまが、MANKAIカンパニーの劇団員たちが板の上に立つ姿を観たいと願い続けてくださっているからこそです。そのお気持ちに応えられるよう、これからも新しい物語や配役、表現で、彼らが懸命に芝居し、舞台上で満開に咲く姿をお届けしていけるように、頑張っていきたいと思っています。

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PASH! 2019年 01 月号 [雑誌]