アニメ『ポケモン』キバナ役・鈴木達央、VSダンデ回を振り返る！「ジュラルドン役・中村悠一さんが頼もしかった」【インタビュー】

interview

HOME

インタビュー

アニメ『ポケモン』キバナ役・鈴木達央、VSダンデ回を振り返る！「ジュラルドン役・中村悠一さんが頼もしかった」【インタビュー】

2020.08.02 <PASH! PLUS>

PASH! PLUS

　現在放送中のTVアニメ『ポケットモンスター』第27話にて、「ポケモンワールドチャンピオンシップス」の現チャンピオンである“無敗の男”ダンデ（CV：小野大輔）と、世界最強の男を前に一歩も引かない挑戦者・キバナの対決が描かれた。

　この度、ダンデに敗れはしたものの「絶対王者」と互角の戦いを繰り広げたキバナ役を演じる鈴木達央さんにインタビュー。演じるなかで感じたキバナの個性や『ポケモン』という作品への思いを聞いた。

鈴木達央インタビュー

――今回演じられるキバナについての印象を教えてください。

　最初はとにかく派手なヤツだな、と。自分は演じる役について知りえることはすべて知りたいと思うタイプなので、役が決まってからは、持ちうる術を使ってキバナの情報をひたすら集めていきました。そして、彼は魅力が面白い形で出ているんだと感じましたね。一つひとつのことに全力で、物事に対してのアンテナの張り方も広い。SNSもやっていて、興味のあることをすごく楽しんでいく。一方で、意外と自分が見られている状況に対しては疎いみたいな鈍感さもあって。目の前にあるものに対しての好奇心がすごく強くて、同時に、トレーナーとしての好戦的、野性的な部分もある、生物として持っている本能が強いタイプだな、と分かりました。

――キバナは、平常時とバトルが始まったときとの表情がガラリと豹変するのが印象的です。そのあたりは演じるうえで意識していましたか？

　ゲーム『ポケットモンスターソード・シールド』でのキバナの登場シーンとかを観たときに、自分のなかではあまり豹変しているとは思わなかったんですよね。むしろ、彼なりにしっかりとした地続きの感情があるな、と。バトル前はバトル前で「今日もいいバトルができるといいな」というワクワクした気持ちがありますし、バトルが始まれば一番に「勝つこと」を前提に考える。言ってしまえば、ちゃんと彼のなかで〝大事なもの〟のランク付けがしてあって、そのときどきでそのランクがどんどん変動していく、みたいな感じ。豹変というよりも、バトルが始まると景色が全部飛んじゃって、周りが見えていないのかなと思いますね。本人は何も変わっていないというか、キバナとしては電気のスイッチが切り替わるような感じなのかな、と。「普段はドラゴンタイプのジムリーダーとしてのスイッチが入っているけど、バトルが始まればバトルになったときのスイッチがバチンと入る」みたいな。そういうところは自分にもあるので、分かるなと思っていました。なので、演じるときはキバナにとって今何が大切かを考えていて、二面性みたいなものは周りから見たときに豹変しているように感じればいいのかなくらいで、まったく意識していなかったです。

――ジュラルドンとリザードンのバトルはどうご覧になっていましたか？

　もう、面白いくらいの怪獣大戦争でした！　中の人的には（リザードン役の三宅）健太さんのガタイのよさに負けないぐらい、（ジュラルドン役の中村）悠一さんもガタイがいいので、とても頼もしかったです（笑）。アフレコでは僕らトレーナーの声を先に録ってその声を聴きながら健太さんと悠一さんが収録されたんですけど、悠一さんが俺のやっていた芝居に応える形でジュラルドンの声をマイクに乗せてくれていたのがうれしかったですね。

――最後に、読者に向けてメッセージを。

　今回、『ポケットモンスター』にキバナとして参戦させていただきました。みなさんにすごく愛情を注がれているキャラクターだと分かっていたので、プレッシャーはあったんですけど、みなさんのワクワクと『ポケットモンスター』の世界が広げられたらと思いながら、精いっぱいマイク前に立たせていただきました。今回は、ダンデとのバトルで登場しましたが、これからどういう形でキバナがサトシたちの旅に関わっていくのかはまだわからないので、自分自身も楽しみにしています。そのときにはまたみなさんがあっと驚くような、そしてみなさんがもっと好きになるようなキバナを、声を通してお届けできればいいなと思います。引き続き、キバナ、ダンデ、サトシとゴウ、そして『ポケットモンスター』の世界を愛していただけたらうれしいです。

（※PASH!2020年8月号より抜粋）

インタビューの全文を読みたい方
もっと詳しく知りたい方は、

（Amazon）

↓　↓　↓　↓　↓　↓　↓

PASH! 2020年 08 月号 [雑誌]