細谷佳正、東地宏樹に「初主演の時の気持ち」を質問 “大失敗”の理由は…秋アニメ『サクガン』生配信レポート到着

2021.04.30 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2021年秋アニメ『サクガン』のメインキャストによる生配信特番「超発掘祭」が、4月24日に「ニコニコネット超会議2021」併催の声優特化型イベント「超声優祭2021 Powered by dwango , Supported by ディズニープラス」にて開催された。

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 『サクガン』は、天才少女・メメンプーとその父・ガガンバーが、未開地帯「ラビリンス」と岩盤に隔てられた地下都市「コロニー」を旅する冒険メカアクション。特番にはメメンプー役の天希かのん、ガガンバー役の東地宏樹、ガガンバーのライバル的存在であるメローロ役の細谷佳正が出演。Project ANIMA総合プロデューサーの上町裕介と文化放送アナウンサーの松井佐祐里がMCを担当した。

 まだまだ謎に包まれたこの作品の魅力を紹介するべく、超発掘祭の前半では”超スゴい”ポイントを7つあげて解説。まず最初に紹介されたポイントは「プロモーション映像が超スゴい!」。現在公開中のPVに、天希は「色使いと迫力がスゴい! 映画かなっていうくらい迫力があって、見るのが楽しみです」、細谷は「作画の感じが世界基準ですよね。”世界とったるぞ!”っていう意欲やパワーを感じます」とコメント。さらに東地は「映像も音楽もすごいですよね。あと、かのんちゃんとメメンプーがかわいい!」と絶賛。

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 続いてのポイントは「アニメ化決定のいきさつが超スゴい!」。『サクガン』は2017年に始動したProject ANIMAから生まれた第一弾作品であり、原案は公募で決定した。そんな経緯で生まれた作品なので、「立ち上げ当初は何も決まっていませんでしたが、とりあえずサテライトさんに『アニメ作ってください』と声をかけました。前例がないところから新しいものを作ろうとしています」と上町プロデューサーは話す。

 主演声優も公募でのオーディションで決定したのが『サクガン』。プロアマ問わない形式でオーディションが行われた。「これからのアニメ業界を1から作るプロジェクトなので、声優も育てながらやったら面白いかなと思ったんです。単純に愉快犯ですね」とは上町プロデューサーのコメント。そして主演に決まった天希は「選ばれた時には全部の記憶が吹っ飛びました」「(オーディションでは)自分の心拍がわかるくらい緊張しました。緊張すると笑っちゃうからあんまりそう見えないけど、実はすごく緊張しいなんです……」と話す。

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 次のポイントは「キャラクター&声優陣が超スゴい!」。各キャラクターについて、声優陣がコメントする。天希が演じるメメンプーは、メカ好きの天才少女で、幼い頃から夢に見る景色を探すために「マーカー」になるのが夢というキャラクター。天希は「好きなことに全力で取り組む子です。わんぱくなガキ大将っぽいところもあるので、少年っぽいテイストを混ぜながら演じました」と話す。

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 東地が演じるガガンバーは、肉体労働者「ワーカー」として働きつつメメンプーを育てるシングルファーザー。ダメ親父ながら、かつては「疾風のガガンバー」の異名で呼ばれた凄腕マーカーだ。東地は「メメンプーの親としての愛情が深いキャラクターです。『ダメおやじが実は凄腕』というのはありがちだし、ロボットが出てきて親子で冒険しながら成長する話だと思ってるかもしれませんが、それだけじゃないんですよ」と語る。

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 さらに、細谷演じるメローロはこの日が初公開となる映像も放映。管制局の職員にして広範な知識を持つ、常にスーツを着こなしたイケメン。そんなメローロについて細谷は「メメンプーも頭が柔らかいので、メローロはそういうところを気に入っている。それに対してガガンバーがよく嫉妬しています」とコメントした。

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 さらに主要キャラであるザクレットゥ、ユーリ、リンダの設定画も登場。ガガンバーと浅からぬ因縁があるザクレットゥ、不良少年少女集団「ユーリ団」のリーダーながら型通りの不良ではないユーリ、メメンプーの幼馴染にして憧れの存在でもあるリンダと、それぞれのキャラの魅力が語られる。

 そして次のポイントが「サテライトの描くメカが超スゴい!」。ここではガガンバーとメメンプーが搭乗するメカ「ビッグトニー」の設定が登場。ロボットモードからビークルモードへと変形することが明らかに。さらにラビリンスに生息する凶暴な「カイジュウ」のイラストも登場。このカイジュウのコンセプトデザインを担当しているのは、マクロスシリーズやアクエリオンのデザイン・監督で知られる河森正治。凶悪そうな見た目はインパクト抜群。続いてメメンプーのぬいぐるみ「羊のトニー」のイラスト、そして実物のぬいぐるみも登場した。

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 次のポイントは「主題歌が超スゴい!」。オープニングテーマは遠藤正明による『恍惚ラビリンス』、エンディングテーマはMindaRynの『Shine』。放送ではここで『恍惚ラビリンス』をお披露目。東地は「詞の内容も物語を象徴しているし、冒険を後押ししてくれるような曲」、細谷は「広がっていく宇宙や空を象徴しているような開放感がありますね」と大絶賛。一方上町プロデューサーからは「これ、カラオケで歌えるのかな……」との心配も。

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 続くポイントは「裏側の見せ方が超スゴい!」。ここで紹介されたのは、ユーリ役の豊永利行と上町プロデューサー、そして『サクガン』スタッフによる動画番組『ザツダン』。放送されたダイジェストには「それ言っていいの!?」というぶっちゃけたトークが満載だった。こちらはProject ANIMAのYouTubeチャンネルとビリビリ動画にて配信中。

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 そして最後のポイントが、「サクガンは色々準備が早くて超スゴい!」。すでに文化放送超!A&G+にて、ラジオ番組「サクガンラジオラビリンス」が放送中。ここでは天希、東地、豊永の3人がパーソナリティを務める放送の切り抜き動画が登場。流れてきたのは「芝居が上手くなるにはどうしたらいいですか?」という豊永の悩みに対し、天希が「パンダにはダブルピンサーという掌に生えた骨で笹を掴む、他のクマ科の動物とは異なる特徴がある。豊永さんも、他とは一線を画する特徴を持てばいいのでは?」と見事に切り返す。

 続いて、細谷が考えた「ラジオラビリンス」での新コーナー発表へ。細谷から発表されたのは、「初めての主人公の時、どんな気持ちでしたか?」を答えてもらうというコーナー。ここでは実際に今現在初の主演を務めている天希に代わり、東地が回答することに。「最初の主演はもう大失敗。やる気はあったんですけど、全然合わなかったんです。ナメてました」とのこと。

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 そしてさらに「準備が早くて超スゴい!」ところとして発表されたのが、劇中に登場するメカ「ビッグトニー」のプラモデル&アクションフィギュア化。1/72スケールのプラモデルが、バンダイスピリッツより2021年秋頃に発売予定とのこと。並びに、完成品のアクションフィギュアシリーズであるロボット魂からもフィギュアが発売される予定。

 最後に東地は「今日は短い時間でしたが、『サクガン』にちょっとでも興味を持ってもらえたらと思います。自信を持ってお送りできる作品です。ぜひとも楽しみにしていてください」とコメント。天希は「『カイジ』だっけ、『サクガン』だっけという感じでしたけど、とにかくラジオや『ザツダン』で色々と展開していくので、楽しみに待っていてもらえればと思います。ラジオにカイジさんがいらっしゃったりしないかしら……」と挨拶した。

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 そして締めにコメントしてくれたのは、なぜかカイジ。「キャストスタッフ一同、みなさんに楽しんでもらえるよう力を込めて、心を込めて作っていますので、よかったら『サクガン』、見てください!」と一番しっかりした挨拶を残した。ちなみに『サクガン』にはカイジは登場しないとのこと。

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 文化放送が帝愛グループに所属していた驚愕の事実が明らかになりつつ終わった超発掘祭。秋の放送に向けてますます期待を高めてくれる内容となった。今後もツイッターやYouTubeチャンネルでは続報がどんどん公開されていく予定だ。

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アニメ情報

【キャスト】
天希 かのん
東地 宏樹
花澤 香菜
豊永 利行
細谷 佳正
緑川 光
津田 美波

【スタッフ】
原案:戌井 猫太郎『削岩ラビリンスマーカー』(エブリスタ)
監督・シリーズ構成:和田 純一
シナリオ:永井 真吾、望月 真里子、根元 歳三
キャラクター原案:岩原 裕二
アニメーションキャラクターデザイン:望月 俊平
コンセプトデザイン:幸田 和磨
カイジュウコンセプトデザイン:河森 正治(vector vision)
メカニックデザイン:ブリュネ・スタニスラス (Studio No Border)
カイジュウ・メカニックデザイン:大河 広行
プロップデザイン:石本 剛啓 森岡 賢一
美術設定:坂本 竜(ビック・スタジオ)
美術監督:大西 穣(ビック・スタジオ)
色彩設計:長谷川 美穂(緋和)
撮影監督:志村 豪(T2studio)
助監督:三塩 天平
編集:松本 秀治
3DCGディレクター:後藤 浩幸
2Dワークス:中村 倫子
音響監督:木村 絵理子
音響制作:東北新社
音楽:加藤 達也
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:サテライト

©「サクガン」製作委員会

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