interview
奏手イヅルの音楽活動や今後の目標についてインタビュー!
2021.08.17 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
PASH!で連載中の人気VTuberが月替りで登場する企画“おしゃべりVTuber”。本記事では、PASH!8月号に掲載された奏手イヅルさんへのインタビューの一部を特別に掲載します!
■奏手イヅル Profile
歌うことが好きで、弾き語り配信を中心に活動している。配信活動前は路上ライブを行っていた。昔の曲から最新の曲まで幅広く演奏しておりレパートリーは豊富だ。また多くのオリジナル曲も制作している。
『世の中舐めてるラジオ』などのトーク配信ではファンに対してもキツめな発言をしつつ、お便りをバッサリ切る独特な語りがユニークだ。
■奏手イヅルインタビュー
――自己紹介をお願いします。
ホロライブプロダクション「ホロスターズ」一期生の奏手イヅルです。デビューは2019年の6月ですね。
――デビューされて2年経ちますが、当時と今を比べていかがですか?
ぼくとしては、やっている内容や興味、関心は変わっていないんです。だけど所属している「ホロスターズ」への、視聴者さんの興味、関心は大きく変わったかなとは思いますね。
――どのあたりが変わったと思いますか?
男性だけの事務所というのは珍しかったので当初は、「ホロライブ」の先輩方のファンが観に来てくださっていた印象なんですけれども、最近は海外からや女性の視聴者さんなど、色々な方が増えたかもしれないです。英語コメントが多い「ホロスターズ」のメンバーもいますね。
――生活習慣で変わったところはありますか?
学業などが落ち着いてきたので、VTuberの活動に時間が割けるようになりました。機材も揃い、デビュー当時に比べて活動中心の生活になりつつあるかなと思いますね。
――この2年間で達成したことはありましたか?
ぼくは飽き性なのでひとつのことを続けるというのがあまり得意じゃなかったんですが、VTuber活動はデビューしたときより好きになって、活動そのものを続けられましたね。
YouTubeのチャンネル登録者数が10万人を超えたりとか「ホロスターズ」のメンバー全員と集まって話ができたことはすごく思い出としても残っていますね。
――弾き語りをメインに活動しようと決めたきっかけを教えてください。
義務教育を終えるあたりから路上ライブをやっていて、それをネット上に置き換えたくらいの感覚なので、やりやすいかたちでできましたね。路上での活動より配信の方が緊張はしました。
――ネット上での弾き語りで緊張したのはどのような部分ですか?
ネット上ではコメントが目に入るので緊張します。路上ライブの場合、すれ違っていく人は全然興味がない顔じゃないですか。観ている人も無表情で。だからぼくが歌っているだけで聴く人は好きにすればいい、みたいなスタンスでやってたところがあったんです。
それがネットだと、視聴者さんの書くコメントが、ぼく自身にダイレクトに届いてきて緊張しますね。
――ストイックに演奏されることもあるなと感じます。
そうかもしれないですね、自分がそのときに歌いたいなと思うものを歌っているのもあるんですけど、ぼくは天の邪鬼なタイプなので、歌ってくださいって言われると歌いたくなくなる(笑)。
――とはいえ反応を見ていると、そこまでファンの歌の好みと乖離していない様子も感じます。
視聴者さんも、ぼくが歌ってはじめてその曲を知るみたいなパターンがめちゃくちゃ多いんです。知らない曲でも、知っている曲と同じくらい楽しんでくれる。恵まれているなと思います。
だから幅広い年代のジャンルでやりたいなと思っていて。ぼくの父親がよく車で流していた曲がサザンオールスターズ、Mr.Children、長渕 剛さんなので、そのあたりも知っています。
一方でその日にアップされたボーカロイド楽曲を全部聴くみたいなことを2、3年やっていた時期もありました。だから新旧どちらの世代にも合う歌い方ができているのかなとは思いますね。
――歌い方への意識はありますか?
興の乗った朗読に素敵な伴奏がついている、みたいな感じで音楽を聴いて、歌っているかもしれないです。メロディも大事ですが、歌詞を大切に聴いたり歌ったりしますね。
――今後音楽でやりたいことはありますか?
アニメ映画の主題歌をやりたいですね。おこがましいですが……夢としてはやってみたいですね。
ぼくは作詞作曲もやっているので、ボーカルとして呼んでいただけたらもちろんありがたいことなんですけど、願わくは曲作りまで関わらせていただければと思いますね。自分が歌うだけでなく、楽曲の提供もしたいです。
――ご自分ではなく他の人に歌ってもらうのですか?
そうです。ぼくは「ボーカロイド」っていう、ロックもあるしポップもあるしジャズもあるしパンクもある……みたいなめちゃくちゃ広いジャンルをずっと聴いていたおかげで、自分が歌う想定じゃない曲も多く作ってきたんです。
歌詞もかわいらしいものだったり、ふわふわしたかわいい女性の方に歌ってもらう曲だったり。だから楽曲として、ぼくが歌わなくても人に親しまれるものを出したいと思っています。
――そのスタイルだと柔軟に曲を書けますね。
そうなんですよ。自分のアルバムとして出す想定ではなく、ひとつの物語として書いていた曲がたくさんあります。ぼく自身フロントに立つだけじゃなく、どんなかたちでもいいからなにかしたいんです。MIXやマスタリングもお声がけいただければできるようにスタンバイしています。
――裏方もありなんですね。
ありです。MIX やマスタリングは楽曲を安定させる職人のイメージがあると思うんです。でもMIXやマスタリングも芸術家としての要素が大量にあって。ボーカルとしてでも、楽曲提供でも、エンジニア部分でも、芸術やれたらいいですよね。
――今大いに求められている分野なので、他のVTuberさんからもイヅルさんは引っ張りだこになりそうです。
これから自分の活動のなかで「MIXやマスタリングもできるよ」って周知していきたいですね。
――今後こんな人とコラボをしたり音楽をやってみたい、というのはありますか?
他の箱の男性VTuberさんとは機会をいただけるのであれば、コラボしてみたいですね。ゲーム大会とかで接点ができたらいいなと常々思っています。音楽方面だと、女性で音楽を一緒にできる人がいると、表現の幅が広がって面白いだろうなと思いますね。
――2021年の間に達成したい目標はありますか?
ぼくの楽曲を、プロの力も借りて完成した状態で世に出したいです。オリジナル曲はもうたくさんあるんですけれども、編曲ができていなかったりとか、MVにする動画がなかったりするんで。そういうのが得意な人の力を借りて、納得できるかたちにしたいですね。
――活動においての夢を教えてください。
アーティストとしては、芸術活動が次のステップに進めばいいなと思っています。VTuberとしてはライブ活動をしたり、番組をもたせてもらえるようになったりと「ホロスターズ」全員として躍進していきたいですね。
(※PASH!2021年8月号より抜粋)
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