雨宮天さんのこだわりに村瀬歩さんも驚愕！ アニメ『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』アフレコ裏話を独占公開

　Netflixで前編が独占配信中、後編が2023年8月に同じく独占配信となる完全新作アニメーション映画『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』の特別記事をお届け。本記事では、エリザベス役・雨宮天さんのアフレコにおける裏話を紹介します。

※本記事は、一部『七つの大罪』シリーズのネタバレを含みます。

　『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』は、『大罪』シリーズの主人公・メリオダス（CV:梶裕貴）と、その妻・エリザベス（CV:雨宮天）の息子・トリスタンが両親から受け継いだ“強大な力”と向き合いながら、家族を守るために戦いに挑む冒険ファンタジー。

　エリザベス役を2014年放送の『七つの大罪』から長年務めてきた雨宮さんは、本作でエリザベスはこれまでとは異なる“母親”という立場に。

　そんな“変化”を演じるにあたり、「母性を感じられるようにトーンを落ち着かせた」、「抑揚がなくなって冷たくならないように」、「家で複数パターンを録音し自分で聞く」など、演じ慣れた役に甘んじることなく、ひたすらストイックに役を追求したことを語りました。

　なお、PASH! PLUSでは、『七つの大罪』シリーズをメリオダスとトリスタンの“親子の証”で振り返る特別記事も掲載中。こちらもぜひチェックしてみてください！

雨宮天さんの徹底的なこだわりに村瀬歩さんも驚愕！ これまでと異なるエリザベスの演じ方とは

　『七つの大罪』の舞台は、人間と魔神族・女神族・妖精族・巨人族が混在した古の時代。主人公メリオダスが、大国・リオネス王国の平和を取り戻すべく、かつて共に戦った仲間〈七つの大罪〉を探しながら邪悪な脅威と戦う物語。

　『大罪』シリーズで、メリオダスと共に平和な世の中をつくるべく奮闘するリオネス王国の王女エリザベスは、すべての種族が平和に暮らせる世界を熱望する心優しい人物。

　当初は頼りない一面も見せていたが、雨宮さんも「敵として立ち向かってくる相手だとしても、“救いたい”という気持ちが根底にあるのが強さ」と語るように、旅を通して成長し、非道を許さない真っ直ぐで強い一面をより発揮していきました。

　そして『七つの大罪』とストーリーが直結する本作は、メリオダスらが平穏を取り戻した14年後の世界が舞台。エリザベスは息子・トリスタンの行く末を心配する母親として登場します。平和を取り戻したはずのリオネス王国だったが、ある日何者かの呪術によってエリザベスの身に危険が迫り……。

　雨宮さんは、本作でのエリザベスについて、「声のトーンや話し方などで“母性”を感じられるように、まずはそういうところから組み立てていこうとしました。母になったエリザベスは、きっとトーンも落ち着いているはずと考えました」と、探りながらイメージを膨らませていくことで“変化”と向き合ったことを打ち明けました。

　さらに、「抑揚や語尾を強くしすぎると若い感じに戻ってしまう。トーンは落としたのですが、抑揚がないと冷たくもなってしまうので調整しました」と、持ち前の幅広い表現力を活かし試行錯誤を重ね、当初はおっとりした口調が特徴的だった“少女”エリザベスではなく、本作での“母親”エリザベスを表現するうえでの苦労を振り返ります。

　影の努力もあったようで、「色々なパターンを家で録音して聞いて、“いや、これだとちょっと冷たいか”とか“これだとちょっと違うな……”というのを何回かやって、ある程度自分の中で固まったらこれでいってみよう、ということをやっていました」と、徹底的なこだわりを見せていたようです。

　そんな雨宮のストイックな役作りはトリスタン役の村瀬歩さん（『ハイキュー!!』日向翔陽役）も賞賛しており、「役に向き合う姿勢がとにかく素晴らしいなと思います。（自分自身も）とても身につまされています。実際に結果に表れているのが凄いですし、やっぱり努力は実を結ぶものなんだなと思います」と語っています。

『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』作品概要

【配信概要】
Netflixにて独占配信
前編：配信中
後編：2023年8月
【スタッフ】
原作:鈴木央『七つの大罪』
総監督:阿部記之
監督:ボブ白旗
脚本:池田臨太郎
主題歌:SawanoHiroyuki[nZk]:XAI『LEMONADE』
音楽:KOHTA YAMAMOTO・澤野弘之
制作:Alfred Imageworks × Marvy Jack
【キャスト】
トリスタン:村瀬歩
妖精=ランスロット:内山昂輝
メリオダス:梶裕貴
エリザベス:雨宮天
バン:鈴木達央
ディアンヌ:悠木碧
キング:福山潤
ゴウセル:髙木裕平
トリスタン(少年期):小松未可子
デスピアス:阿座上洋平
プリースト:興津和幸
タイロン:徳留慎乃佑
ミニカ:小市眞琴
クルミル:下地紫野