【プロセカ】Chinozoさん書き下ろし楽曲『Flyer!』の制作秘話や秋奈さんのこはねを演じる時のコダワリなどディープなファン必見! クリエイターズフェスタ内トークステージの様子をお届け
2023.06.05 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
セガとColorful PaletteによるiOS/Android向けリズム&アドベンチャー『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(プロジェクトセカイ)』の2.5周年を記念したリアルイベント“プロジェクトセカイ クリエイターズフェスタ2023”が6月3日、4日に秋葉原UDXにて開催。
イベントでは、クリエイターと『プロジェクトセカイ』出演声優との対談ステージ企画が実施。本記事では6月3日15:00に行われた“スペシャルトークステージ DAY1 Chinozo×秋奈×清水藍”のレポートをお届けします。
会場では、描き下ろしイラストやユーザーからの公募イラスト、MVのカット解説などが展示。また、『プロジェクトセカイ』に楽曲が収録されているクリエイターによる、CDなど音楽グッズの販売マーケット“プロセカクリエイターズマーケット supported by KARENT”も行われており、会場には多数のファンが詰めかけていました。
スペシャルトークステージ DAY1 Chinozo×秋奈×清水藍 イベントレポート
クリエイターと『プロジェクトセカイ』出演声優が対談を行う“スペシャルトークステージ”DAY1の最終ステージは、『グッバイ宣言』、『チーズ』、『Flyer!』などを手掛けるChinozoさんとユニット“Vivid BAD SQUAD(ビビッド バッド スクワッド/ビビバス)”のメンバー・小豆沢こはねを演じる秋奈さんが登壇。MCに清水藍さんを迎えて、トークが進行しました。
ふたりを待ちわびていた観客からの大きな拍手の中、早速始まったトークの最初の話題は“ChinozoさんはなぜボカロPになったのか?”という内容。
15才からギターを始めていたChinozoさん。“音楽で食べていきたい”という意識は当時から持っており、さまざまな曲を聞いていく中で触れたVOCALOID(ボーカロイド・ボカロ)の楽曲に感銘を受け、気づけば自身も楽曲を作っていたとのこと。
特にハマっていたボカロPは、みきとPさんとはるまきごはんさんとのことで、電車の中でも聞いていたそうです。そんな話を受けた秋奈さんは、最近は2000年代のボカロ名曲プレイリストを聞くことがあり、古の記憶を蘇えるのを感じるというエピソードを披露。ボカロというコンテンツの歴史の深さを感じさせるシーンでした。
続いての話題は、Chinozoさんの書き下ろし楽曲『Flyer!』について。楽曲タイトルは、ビビバスの“夢を超える(伝説のイベント「RAD WEEKEND」を超える)”というテーマに対して、こはねの場合には“超える”、“壊す”とは別のもっと優しい表現がふさわしいと思い、“飛ぶ”という表現に至ったとのこと。最後は“Fly”に人の意味も込めて『Flyer!』というタイトルにまつわる制作秘話が明かされました。
秋奈さんはイベントの物語などは聞いていたものの、このことは初耳だったようで驚きながらもうれしげな様子。「ビビバスみんなで歌うのにピッタリの曲だなって思ったんです」、「みんなで歌ったからこそ完成した曲だと思います」と、曲に対する思いも語りました。
続いて、『Flyer!』の歌詞についてのトークでは、“上昇気流”というワードが本楽曲のキモであると力説。“気流”ならひとりではなくがみんなを飛ばすことができるとして、楽曲が登場したイベント“Legend still vivid”での印象的なシーンを紹介。
こはねがライブハウスのステージを見る際に「ステージに立ってみたい」と口にするシーンについて、「こはねちゃんの想いで、(みんなを)ステージに上げたじゃないですか。それは、こはねちゃんのまさに“上昇気流”がみんなをステージに上げたんじゃないかな」と楽曲に対する思い入れを露わにしました。
また、『Flyer!』に関するトークでは、歌唱する秋奈さんの収録当時の話題も展開。ストーリーを読み込んで勉強してから収録に臨んだという、同じ制作にかかわる者としての努力が伺えるエピソードを披露します。
一方、収録に参加したChinozoさんの反応は褒め倒しだったそうで「ずっと私“ン゙ー、イイ!”という言葉しか聞かなかったような(笑)」というほほえましい秘話も飛び出し、会場は笑いに包まれました。
その他にも、“風呂にいるときに思いつく”というChinozoさんの意外な楽曲の作り方も明らかに。お風呂で歌うことがあるという秋奈さんと意気投合し、トークは終始和やかな雰囲気でした。
ステージでは、トークの中心となった『Flyer!』と縁深いこはねを演じる秋奈さんへの“演じる上でのこだわり”という質問も。キャラクター合わせのころから一貫して“かわいいけどカッコいい”ということを重視しているという答えが。
成長していくにつれてみんなに追いつきたい、カッコいい方向にシフトチェンジしていきたいものの、こはね特有のかわいさは失わないようにしたいという、バランスを試行錯誤中とのこと。秋奈さんのこはねに対する思い入れの強さが伺えます。
長いようで短いステージも終了の時間になると、最後はふたりからボカロPやアーティスト、声優になりたい人に向けてのメッセージが。
Chinozoさんは“とりあえずやってみる”と回答。“例えばギターを弾いて楽曲をコピーする時にも自分なりのオリジナリティが加わる”と自身の経験を交えつつ、「自分の気持ちに正直になって、一回とりあえず踏み込んでみる。踏み出す1歩が大事だなと思いました」と未来のクリエイターを激励。
秋奈さんは、幼いころに太く強い声量をカッコいいと感じて実践していたが、本来の自分と似たような性質のキャラクターの楽曲を歌唱した際に周囲から絶賛されたことで、自分の主観以外にも評価があると気づいたエピソードを紹介。「自分が持っている個性を大事してほしいなと思います」と、“個性”が持つ強さを語りました。
ステージの最後は、“「飛び越えたい!」と思っている人にひと言”で締めくくることに。Chinozoさんが『Flyer!』の象徴的な歌詞「飛び立てば 正解!」を引用すると、秋奈さんがこはねの声で歌唱! 大きな拍手の中、ステージは盛況のうちに幕を下ろしました。
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