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紅白歌合戦の勝敗を“推しファン”データで予想! GEM Partnersがブランド価値・推しファン人数・メディアリーチから比較

2024.12.03 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 エンタテイメント業界に向けたデータ×デジタルマーケティングサービスを提供するGEM Partnersは、エンタメブランドの価値基準を提供するサービス「推しエンタメブランドスコープ」「エンタメリーチトラッカー」をもちいて、音楽アーティスト別に推しファンの熱量やリーチ力を分析し、「第75回NHK紅白歌合戦」の勝敗を予想しました。

 年末恒例の音楽番組「第75回NHK紅白歌合戦」の出場歌手が発表されました。出場歌手を応援する「推しファン」の熱量がどのように番組を盛り上げるか、注目が集まります。

推しエンタメブランド価値比較

紅組:「乃木坂46」の「推しエンタメブランド価値」が突出
白組:「GLAY」「THE ALFEE」らランキング中位が下支え

 下記は「推しエンタメブランドスコープ」の2024年1月~11月までのデータをもとに、出場アーティストの「推しエンタメブランド価値」を紅組・白組に分けて順位付けしたものです。

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 紅組・白組各アーティストの「推しエンタメブランド価値」をみると、全体で「乃木坂46」が3,431GEMと最も高いことが分かります。紅組では2位に「櫻坂46」、3位に「TWICE」がランクイン。白組では初出場の「Number_i」が1位で、2年連続出場の「Mrs. GREEN APPLE」が続きます。

 25年ぶりの出場となる「GLAY」、41年ぶりの「THE ALFEE」など、白組のランキング中位にいるアーティストは、紅組の同じ中位のアーティストに比べて「推しエンタメブランド価値」が高いことが分かります。紅組・白組で出場アーティスト数の違いもありますが、紅白別に「推しエンタメブランド価値」を合計して比較すると、白組が紅組を上回る結果となりました。

※推しエンタメブランド価値:エンタメブランドの経済価値を示した指標で、特に寄与度の高い「推しファン」に着目したもの。エンタメブランドの「推しファン人数」「支出金額」「接触日数」から算出され、単位はGEM。

今年ブレイクしたアーティストは? 推しファンの増加を比較

紅組:「櫻坂46」「ME:I」が4万人以上増加
白組:「Mrs. GREEN APPLE」は17.1万人増と躍進

 次に出場アーティストを推しているファンの人数=「推しファン人数」について、今年11月と前年同月の推しファン人数の差分を比較し、よりファン層を広げているのが紅組・白組のどちらなのかをみてみます。直近1年間でより推しファン人数を多く獲得しているアーティストは、人気と勢いがあり、ファンの熱量も高まりやすい状態にあると言えます。以下は前年から推しファン人数を増やしているアーティストと、増加人数のランキングです。

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 白組の「Mrs. GREEN APPLE」が前年11月から推しファン人数を17.1万人と大幅に増やしています。また、ともに初出場となる「Number_i」「TOMORROW X TOGETHER」の2組も、それぞれ6.9万人と4.4万人の推しファンを増やしました。紅組では、「櫻坂46」が4.9万人と最も多く、今年デビューを果たした「ME:I」が4.2万人で続いています。「推しエンタメブランド価値」と同様に、推しファン人数の増加分を紅白それぞれで合計し、比較したところ、白組が紅組のほぼ倍近い人数となりました。

アーティストとしてのリーチ力比較

紅組:『あいみょん』が頭ひとつ抜けて15,000pt超え
白組:『Mrs. GREEN APPLE』が独走、初出場組では『Creepy Nuts』がTOP

 最後に、エンタテイメントの真のリーチをメディア・サービス横断で把握するサービス「エンタメリーチトラッカー」をもちいて、出場アーティストのリーチ力を比較しました。データの単位は「リーチpt」で、エンタメブランド(音楽メディアではアーティスト)に接触した延べ人数を日次調査し週単位で集計しており、どのエンタメブランドにどの程度の人が接触しているのかを可視化しています。下の図は、2024年1月第1週から11月第3週までのデータをもとに、出場アーティストのリーチptを紅組・白組別に順位付けしたものです。

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 白組は「Mrs. GREEN APPLE」が30,000ptを超える圧倒的なリーチptを記録。続く「藤井風」が8,461pt、「Vaundy」が7,908ptとなりました。紅組では、「あいみょん」が頭ひとつ抜けて15,000pt超え、続く「TWICE」「乃木坂46」は7,000pt台となりました。また、初出場組で最もリーチptを獲得したのは、2024年上半期に世界的にも大ヒットを記録した楽曲『Bling-Bang-Bang-Born』で勢いのある白組の「Creepy Nuts」で6,810ptを獲得しました。これまで同様、紅組・白組の各アーティストのリーチptを合計して比較すると、白組が紅組を大きく上回る結果となりました。

勝敗予想は、“白組”の勝利!?

 ここまで、「推しエンタメブランドスコープ」と「エンタメリーチトラッカー」を用いて、2024年1月から11月までのデータをもとに、「推しエンタメブランド価値」「推しファンの増加人数」「リーチpt」で紅組・白組を比較しましたが、いずれも白組が紅組を上回る結果となりました。このことから、番組最後に発表される勝敗の結果は、「白組」の勝利と予想します。

 今年の『NHK紅白歌合戦』では各アーティストがどのような歌唱・演出・パフォーマンスを見せるのでしょうか。また、視聴率・影響力が高い番組に出演することで、2025年以降の各アーティストのエンタテイメント価値、リーチptの変化も注目されます。

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