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『ペルソナ5: The Phantom X』CBTプレイレポート! 魅力的なキャラ、爽快感抜群のバトル、『ペルソナ5』の楽しさをスマホで体験
2024.12.19 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
アトラス、セガ、Perfect World3社の共同開発による『ペルソナ5』シリーズ最新作となるスマートフォン・PC向けゲーム『ペルソナ5: The Phantom X(P5X)』のクローズドβテスト(CBT)が、2024年11月29日~12月5日に実施されました。本記事ではCBTプレイレポートをお届けします。
本作は、大人気RPG『ペルソナ5(P5)』の世界観をベースに新たな物語を描く、心のダンジョンを冒険するRPG。開発はアトラス、セガ、Perfect World3社が共同で行っており、海外の一部地域で先行配信が行われています。
今回はスタイリッシュなバトルや楽しい学生生活など、『P5X』の魅力をたっぷり体験できたCBTのプレイレポートをお届けします。
『ペルソナ5: The Phantom X』CBTプレイレポート
欲望が失われつつある世界で紡がれる物語
『P5』は、アトラスより2016年に発売されたRPGです。さまざまな外伝的派生タイトルが発売され、アニメ化や舞台化もされている大人気作品です。
『P5X』は世界観を共有していますが、新たな主人公を中心としたオリジナルストーリーになっているので、『ペルソナ』シリーズを初めて遊ぶ方でも楽しめる内容になっています。
私は、配信を心待ちにしているシリーズファンの1人。今回のCBTはスマートフォンで遊んだのですが、アニメーションやムービー、ダンジョンでのアクションなどの演出が凝っていて、それでいて快適に遊べることに驚きました。手触り感は、コンシューマゲーム機で遊ぶものとほぼ一緒です。
PCでも遊ぶことができるので、大画面でもぜひプレイしてみたいです。また、シリーズ通してのことですが、音楽が本当にいい。今回も最高なので、楽しみにしていただきたいです。
本作は主人公がある不思議な夢を見る場面から始まります。彼は日常で起こる出来事から世界に対して違和感を覚えるようになり、奇妙なフクロウ・ルフェルと出会い、大衆の心の世界“メメントス”に招かれます。そこでルフェルから、世界の人々から“欲望”が失われつつあることを聞いて……。
強すぎる“欲望”はネガティブな印象を持たれてしまうこともありますが、「何かをしたい」、「何かが欲しい」という思いは、「そのために頑張ろう」と思う活力にもなるんですよね。
“メメントス”内で謎の敵・シャドウと遭遇し、“ペルソナ”能力に目覚めた主人公。自分と向き合って、初めて“ペルソナ”能力を使うシーンが最高にかっこいいです!
彼はルフェルの“ビジネスパートナー”として、世界から奪われつつある“欲望”を取り戻すため、学生と怪盗の二重生活を送ることに……。
相棒になるルフェルは、主人公の家で一緒に生活するようになります。古風な言葉を使うため、主人公に意味が伝わらず慌てることもあって、その姿がとてもかわいい。
ちなみに現実世界ではフクロウの姿ですが、”メメントス”ではフードを被った異なる姿になり、(大衆の認知によって)車にもなれます。とっても優秀!
主人公たち怪盗が狙うのは、ターゲットの“オタカラ”です。ターゲットになるのは、さまざまな行動で人々から欲望を奪っている悪いヤツら!
“メメントス”のなかには、歪んた欲望を持つ人物の牙城“パレス”が存在します。そこに侵入して“オタカラ”を盗むと、現実世界のターゲットを改心させることができるのです。
主人公の初仕事のターゲットになったのは、木内雄之。彼は、女性を狙ったぶつかり男です。どう見ても悪意があるのに、「わざとじゃない」と言われてしまえば追及できない卑劣な行動ですね。
本作の世界では、木内のような警察でも解決が難しい迷惑行為をする人物が増え、Webサイト“磨我痛神(まがつうしん)”で動画が公開されているようです。サイトに認定された迷惑行為の人物は、“ファントム”認定されるとか……。なんとも、胡散臭いサイトだなと思ってしまいました。
実は木内は、主人公のクラスメート・新井素羽のトラウマに関わる人物だったことが明らかになります。さらに彼のせいで、悲劇が起きて……。
木内のパレスを探索していたら、素羽と遭遇! そこで起きたある出来事がきっかけで、素羽も“ペルソナ能力”に目覚め、一緒に戦ってくれることに! 素羽は明るく爽やかで、友だち想いのとってもいい子なんですよ。それだけに、木内に対して「絶対に許さん」という気持ちが強くなります。
素羽がどのようにトラウマを乗り越えていくか、そして“オタカラ”を無事盗めるのかは、ぜひ配信後にプレイして皆さんの目で確かめていただきたいです。
なお今後仲間になると発表されている人物たちも主人公と同じ高校に通っており、校内で出会うことも。CBTでは体験できなかったので、彼らの物語がどうなっているのか見られる日が楽しみです。
シリーズ初プレイの人にもわかりやすい本作ですが、シリーズファンに嬉しい要素も多数散りばめられています。冒頭は、『P5』のあるシーンと同じ場面からスタートしてテンションが上がりました。なんと、主人公と『P5』の主人公・ジョーカーが戦うシーンも……。「こういう展開でくるのか」と、ニヤリすること間違いなしです。
都市での学生生活も充実させるべし!
『ペルソナ』シリーズと言えば、自分磨きをしたり、友人と仲を深めて恋人になったり、自由度の高い(高すぎる)学生生活を過ごせることも魅力の1つです。知識や魅力など、主人公の人間パラメータを上げる要素は本作でも用意されています。
怪盗としての目標は決まっていますが、何をして過ごすかはプレイヤーの自由! 都市を移動し、探索して、バイトをしたり、買い物をしたりすることができます。『P5』に登場した街にも行くことができ、知っているキャラクターに遭遇することも! 2つの作品の繋がりを探すのも楽しかったです。
また出会った人たちと信頼関係を結ぶことで、相互作用“シナジー”が発生。さまざまな良い効果が得られるので、人との出会いや絆も大事にしていく必要があります。
街で出来ることが多すぎて、CBT期間だけではとても遊びきれませんでした。配信後は“パレス”攻略そっちのけで探索してしまいそうで、楽しみであり不安でもあります(笑)。
“1MORE”(連続行動)を駆使する爽快バトル
基本的なバトルシステムは、『P5』と近いです。本作のUI(プレイヤーが操作する画面)がわかりやすく、デザインもステキです。覚えることはやや多いですが、物語の流れにそった丁寧なチュートリアルが用意されているので、初プレイの方も遊びやすい作りになっています。
“パレス”内はダンジョンになっており、あちこちにあるギミックを解いて奥へと進んでいき、“オタカラ”発見を目指します。宝箱や壊せるオブジェクトがあり、寄り道するのも楽しいです。目的地がちゃんと表示されているので、道に迷わず進めるのが助かりました。
敵・シャドウとエンカウントすると、バトルになります。スキを突いて後ろから攻撃したり、不意打ちしたりすると先制を取って有利にバトルを進められますよ。物語を進めるとオートや倍速機能が解放され、サクサク遊べるのも嬉しいところです。
本作には複数の属性があり、味方もシャドウも、弱点や耐性を持っています。シャドウを弱点属性で攻撃するとダウンが奪え、“1MORE”(連続行動)を発生させられます! 逆に味方の弱点を攻撃されると、相手の連続攻撃になるので注意したいところです。
再行動時は仲間にバトンタッチでき、弱点属性が違う敵相手でもダウンを奪いやすい仕組みになっています。ただし『P5』ではバトンタッチ後の行動も選べましたが、本作では“1MORE”専用行動になるという違いがあります。
敵を全員倒すと総攻撃で、さらに大ダメージを与えられます。弱点をついて敵をどんどんダウンさせ、ドカーンと大ダメージを与える爽快感が最高!
総攻撃でバトルを終えると、バトル終了時にイラストが表示される演出もあってカッコいいんです。ほかにも本作ならではの特殊な必殺技“ハイライト”が用意されていて、そちらの演出も美しく見応えバツグンでした。
通常キャラは1人につき1体しか“ペルソナ”を召喚できませんが、“ワイルド”という特殊な素養を持つ主人公は複数の“ペルソナ”を付け替えて戦うことが可能です。
付け替えられる“ペルソナ”の数は、主人公のレベルと共に増えていきます。ただし、序盤は2体からスタート。主人公が何でもやるというよりは、仲間と協力することが大事になりそうです。
“パレス”のなかにいるシャドウは、実は主人公の“ペルソナ”にすることもできます。“ペルソナ”は、神話や伝記の偉人、神、生物にちなんだものが多いです。本作はよく喋り、よく動いて、見ていて楽しいんですよ。主人公との戦いで本来の姿を思い出した“ペルソナ”は、力を貸してくれるようになります。
“ペルソナ”関連でお世話になるのが、“ベルベットルーム”という場所です。部屋の主であるイゴールと、その従者であるメロペが主人公の戦いをサポートしてくれます。“ベルベットルーム”ではペルソナの育成や、ペルソナの合体をすることが可能です。
“ベルベットルーム”にいる青い服の住人はシリーズおなじみの要素なのですが、これまでの人物はみんな金色の目をしていたような……。彼女が何者なのかも、気になるところです。
魅力的な“怪ドル”を仲間にしよう!
『P5X』独自の要素の1つが、“怪ドル”の存在でしょう。“怪ドル”は怪盗×アイドルの造語。主人公が会ったことのある、または記憶のどこかにひっかかっていた人物が、認知存在である“怪ドル”として、“メメントス”で一緒に戦ってくれるのです。
メロペに協力してもらうことで、彼らと契約(世に言うガチャ)できます。運がよければ、『P5』の“心の怪盗団”も仲間に!
“怪ドル”たちは、みんな魅力的な人物なんですよ。イケメン、美少女ばかりで、パーティ4人(バトルメンバー3人+サポート1名)に、誰を連れていくかプレイ中毎日悩んでいました。
各種育成素材を入手できる専用のダンジョンが用意されており、レベル上げには苦労しません。さまざまなシャドウの弱点に対応できるように、複数の“怪ドル”を育てるのもありですね。
“怪ドル”は主人公の認知によって生み出された姿なので、現実の姿とは違う場合があるのも興味深いところです。現実世界で出会った富山佳代さんが、“怪ドル”ではギャルになっていて爆笑しました。主人公のイメージが、愉快すぎます。ほかの“怪ドル”たちが、現実ではどんな姿をしているのかも気になります。いつか、会えたらいいのですが。
現在、本作の事前登録キャンペーンが行われています。登録者数に応じて、プレイ時に豪華な報酬を獲得可能! 気になる方は、登録をお忘れなく。
ライター:佐々木
(C) [2024] Perfect World Adapted from Persona5 (C)ATLUS. (C)SEGA.
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