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90年代のアニメは凄かった!『おジャ魔女どれみ』1999年2月スタート
2017.06.18 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
魔法少女アニメの金字塔!
1999年2月スタート
『おジャ魔女どれみ』
※Amazonより
東映アニメーションが当時15年ぶりに制作したオリジナル魔法少女アニメです。この後、4年間にわたってシリーズが続き、OVAや劇場映画も公開されるなど、まさに魔法少女アニメの金字塔といえる作品です。
海沿いのきれいな街。そんな風景とはうらはらに、不安な音楽が流れ、こうもりをかたどった風見鶏がゆっくりと動きます。屋根の天窓から中に入ると「ようこそ魔法堂へ…」と、不気味な女性の声が…。そして、青白く光るペンダントを握りしめる少女…。そんなドキドキなシーンから物語は始まります。
するとシーンは一転。早起きした主人公の春風どれみ(声/千葉千恵巳)が自分の部屋で魔法の呪文を唱えています。そして忍び足で部屋を出ると、「こんなに早起きするなんて、好きな男ができたな?」と、超ナマイキな妹・ぽっぷ(声/石毛佐和)にツッコまれ、両親は朝から夫婦ゲンカ。そんななか学校に向かうむどれみは、魔法に憧れる、自称「世界一不幸な美少女」。結局、憧れの先輩に告白できず、授業中もドジばかり。しょげながら下校していると、見たこともない坂道に立っていたどれみ。そこには「マキハタヤマリカの魔法堂」が。中に入ってみると、本で読んだ「魔女」とそっくりな女主人公・マジョリカが。どれみは思わずマジョリカを「もしかして…魔女?」と見破ってしまいます。すると、マジョリカが魔女ガエルになってしまって……! その後、ひょんなことからどれみは魔女見習いとなり、後に同じように魔女見習いになる藤原はづき(声/秋谷智子)、妹尾あいこ(声/松岡由貴)たちとともに、トダバタな修行の日々を続けることになります…。
本作のシリーズディレクター(監督)は、『セーラームーン』シリーズや、後に『ケロロ軍曹』、『ARIA The ANIMATION』など、子供向け中心に多くのジャンルのアニメを手掛ける名手・佐藤順一さんと、後に『桜蘭高校ホスト部』、『STAR DRIVER 輝きのタクト』、『文豪ストレイドッグス』などを監督することになる五十嵐卓哉さん。錚々たる2人が制作を指揮しました。シリーズ構成は山田隆司さん。キャラクターデザインには、『ママレード・ボーイ』などで高い評価を得、現在放送中の『僕のヒーローアカデミア』も担当している、馬越嘉彦さんを起用しています。
2011年からは、高校生となったどれみたちを描いた小説『おジャ魔女どれみ16シリーズ』がスタート(講談社ラノベ文庫)。2015年12月に発売された『おジャ魔女どれみ19』まで続いています。
そして、本作放送開始から11年後の2010年に、シリーズ構成・山田さん、キャラクターデザイン・馬越さんに、本作で初の演出デビューした長峯達也をシリーズディレクターが再集結。『ハートキャッチプリキュア!』へと繋がっていきます。
ちなみに、本作の原作者は東堂いづみ。この後に、『明日のナージャ』、『プリキュアシリーズ』『うちの3姉妹』など、数々の作品にクレジットされています。多作な人だな〜と思われがちですが、この名前、「矢立肇」(サンライズ)、「八手三郎」(東映)と同じく、東映アニメーションのハウスネーム(共同ペンネーム)です。
1999年1月スタートのアニメにはこんな作品もありました。
『星界の紋章』
『宇宙海賊ミトの大冒険』
『小さな巨人 ミクロマン』
『爆球連発!!スーパービーダマン』
『日本一の男の魂』
『火魅子伝』
『イケてる2人』(2月スタート)
『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ』(2月スタート)
『超発明BOYカニパン』(2月スタート)
『Bビーダマン爆外伝V』(2月スタート)
『神風怪盗ジャンヌ』(3月スタート)
『デジモンアドベンチャー』(3月スタート)
『逮捕しちゃうぞ Special』(3月スタート)
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