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『キャプ翼』『イナイレ』が復活した今だから知りたいアニメとサッカーの切っても切れない関係
2018.04.07 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
春の新番組がいよいよスタートし、昨日(4月6日)も『イナズマイレブン アレスの天秤』が久しぶりに地上波アニメに復活。SNSでも大きな反響を呼んでいました。
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そんななか、大ヒットサッカー漫画『キャプテン翼』が再アニメ化という話題は、日本はもちろん、海外でも反響を呼んでいるようです。
旧作の『キャプテン翼』は、世界中で愛されているサッカーを題材にしたアニメなので、海外で受け入れられやすかったこともあり、日本以外でも広く放送され、その人気は世界を席巻。子供の頃にアニメや漫画の『キャプテン翼』を観てサッカーが大好きになって、ついにはプロになってしまった人たちも数多くいます。
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まずは、日本。中田英寿、川口能活、中村俊輔といった元日本代表の名選手たちが『キャプ翼』に影響を受けたと公言しています。
海外に目を向けると、さらにすごい名前が並びます。
ジダン(フランス代表)、メッシ(アルゼンチン代表)、アンリ(フランス代表)、デルピエロ(イタリア代表)、ガットゥーゾ(イタリア代表)、ジラルディーノ(イタリア代表)、トッティ(イタリア代表)、トーレス(スペイン代表)、ロナウジーニョ(ブラジル代表)、ベンゼマ(フランス代表)、ネイマール(ブラジル代表)、ポドルスキ(ドイツ代表)、イニエスタ(スペイン代表)などなど、世界中のトッププレイヤーが『キャプ翼』に憧れて、サッカーに打ち込んだのです。
主人公の大空 翼は成長してスペインのFCバルセロナに入団しますが、FCバルセロナは、原作者の高橋陽一氏を招待して入団セレモニーを開くほど、感謝の意を評しました。
このとき、ライバルチームのレアル・マドリードからは公式に「なぜ、(大空翼を)レアルに入団させなかったのか?」と抗議があったそうです。
まさに「大空翼」こそが、サッカー界のレジェント・オブ・レジェンドといえるでしょう。
ところで、『キャプテン翼』以外にも、サッカーアニメはほかにもたくさんあります。いったい、どんな選手がどんな作品に影響を受けたのでしょうか。
播戸竜二(FC琉球)は、中田英寿から少し下の世代(1979年生まれ)ですが『キャプ翼』派ではなく、『がんばれ! キッカーズ』(1986)だったそうです。
松井大輔(横浜FC/1981年生まれ)は『蒼き伝説 シュート!』(1993)のファンでした。特に松井はフランスでプレイしていたとき、公式戦で『シュート!』の平松和広の得意技・ダブルヒールを再現したというほどです。
もちろん、アニメに実際のサッカー選手が登場することも少なくありません。日本で最初のサッカーアニメといわれる『赤き血のイレブン』(1970)は、高校サッカーの強豪・浦和市立南高校(現・さいたま市立浦和南高校)が舞台で、当時活躍していた永井良和や福家三男など、実在の選手をモデルにしていました。本作の原作は、実際の野球選手が実名で登場していた『巨人の星』と同じ梶原一騎というのも納得のいくところです。
サッカー選手も、実名でアニメに出演した人もいます。劇場版『名探偵コナン 11人目のストライカー』(2012)では、カズこと三浦知良(横浜FC)、今野泰幸(FC東京)、中村憲剛(川崎メロンターレ)、楢崎正剛(名古屋グランパス)、遠藤保仁(ガンバ大阪)が本人役で出演。声優も担当しました。
声優といえば、元日本代表ゴン中山(雅史)(ジュビロ磐田ほか)を超えるJリーガーはいないでしょう。『ハングリーハート WILD STRIKER』(2002)、『ハピネスチャージプリキュア!』(2014)、『クレヨンしんちゃん』(2016)の3度の実績があり、いずれも本人が演じていることを感じさせない(?)見事な演技でファンを驚かせました。
ちなみに、中山雅史の奥さんは女優の生田智子。声優としても韓国ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』のヒロイン役の吹き替えを担当しています。もしや、自宅でしっかり演技指導されていたのかもしれません。
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