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アニメ『ニルアド』梶 裕貴さん、岡本信彦さんインタビュー。稀モノが実在したらどうする?
2018.05.27 <PASH! 2018年6月号より>
PASH! PLUS
稀モノが実在したら 近寄る? 逃げる?
発売中のPASH!6月号では放送中のアニメ『ニル・アドミラリの天秤』に登場するイケメンたちのツンとデレ度を追求し“ツンとデレの天秤”として大特集しています。ここでは本作に出演する、梶 裕貴さんと岡本信彦さんのインタビューをご紹介。
キャラクターのデレ度をチェック!
尾崎隼人(CV:梶 裕貴)
出会い早々、ツグミに「あなたがほしい」と口説き文句にも似た言葉を告げた隼人。彼女の髪型が変わったときもいち早く気づき満面の笑みでほめるストレートさ。裏表のない言動はまさにデレ100%!
鴻上 滉(CV:岡本信彦)
隼人とは対照的に、言葉数が少なく心の内を見せないクールな滉の天秤はツン100%。ツグミを嫌っているわけではなく、仲間たちにも同じ態度らしいのだが…。業務に支障はないが、少し寂しいところ。
とにかく監督の演出が面白く笑ってしまうシーンが満載です!
――物語も折り返し地点ですが、アニメ化されたことで、新たに気づいたことなど何かありますか?
梶:基本的な流れは原作と変わっていないのですが、ご覧くださっている方はお分かりのように、アニメならではの演出や描写が多いと言いますか(笑)。監督をはじめとするスタッフさんのこだわりがギュッと詰まっていて、ゲームとはまた違った魅力が引き立っているように思います。隼人自身のキャラクターに変わりはありませんが、アニメの収録ではみんな揃ってお芝居ができるので、役者同士の掛け合いのなかで、隼人を含む多くのキャラクターたちの魅力をいろんな角度から再発見することができ、より深みが増したような印象があります。
岡本:僕は隼人に新発見がありましたよ。僕が演じる滉は隼人との掛け合いが多いんですが、アニメ化されるまで、隼人は猪突猛進だけどちょっと天然っぽいところもあるキャラクターだと思っていたんです。でも、行動が大人だしリーダーシップもあってカッコいいという印象に変わりました。あと、四木沼さんがけっこう感情をあらわにする人なんだなとか、滉はいつも何か食べているなと分かったり(笑)。
――第5話までのなかで、好きなエピソードを挙げるなら?
梶:僕は本筋以外のちょっとしたコミカルシーンが好きですね。岡本くんが言うように食事のシーンだったり、サブキャラの一言などが密かに面白いんですよ。あとは作品全体のテイスト。大正時代の設定や雰囲気がすごく好きなので、そこでキャラクターたちが動いて、話してくれているだけでもすごく嬉しくて。ツグミにも声がついて、より作品を立体的に感じられるようになりました。
岡本:僕は第4話の鵜飼昌吾の回が好きです。昌吾は育ちはいいけれどワガママなお坊ちゃまだから最初はみんなに対し距離感があるうえ、ツグミに対してもツンツンしているんです。なのに、デレるまでのスピードが想像以上に早くて「おいっ!?」って思わずツッコミたくなりました(笑)。
昌吾の人となりがよく伝わるエピソードが描かれているので、彼の魅力があますことなく詰まっていて、昌吾ファンにはたまらない1話だったんじゃないでしょうか。あとは星川翡翠のエピソード。彼はいつもニコニコと笑っているけれど、実はけっこう重い過去を背負っていたのが驚きでした。
――ちなみに本作では、「稀モノ」と呼ばれる本に宿った思いが事件を引き起こす要因となっていますが、もしおふたりのもとに〝思いが宿った物〟がやってきたらどうしますか?
梶:怖いので見ません、触れません!
岡本:そう? 僕は逆に興味津々だけど。よく人形に人の念がこもると言われたりするじゃないですか。なんかロマンチックだなと思って。
梶:え〜っ!?
岡本:昔から怪奇現象などの映像を観るのが好きで、「なぜ人形の髪が伸びるんだろう?」「家にあったら面白いのに」と思っていたぐらい(笑)。だから、稀モノみたいな物で人が死んだら、「なぜ死ぬんだろう」と興味が湧きます。もし稀モノが身近にあったら、悪い人でいろいろ試してるかも(笑)。
梶:怖っ!(笑) 僕は自分にしか対処できないような物であればなんとか頑張ってみるかもしれないけれど…、極力関わりたくない。目に見えないものは、ただただ恐ろしいです。
――隼人と滉が活躍するエピソードについて、期待していていいですか?
梶:う〜ん。実はけっこう後半までアフレコは終わっているのですが、未だ隼人のお当番回がきていないような…。もしかしたらこのまま終わっちゃうんじゃ…と少し不安なんですが(笑)。
岡本:(笑)。
梶:でも、彼がバイクに乗って活躍するシーンは注目です!
岡本:あ、あそこね。収録していて楽しかった!
梶:探索部リーダーとしての活躍をぜひ見てください。あとは、隼人といえば食べっぷりにも注目ですね(笑)。
岡本:滉のお当番回は間もなく来ます。要所要所に見せ場があるので楽しみにしていてください。
梶:ボタンが弾け飛んじゃうシーンがあったりね。
岡本:そう! 滉がフクロウに入った理由を語るシーンで、なぜか話している途中に服がはだけるんです!
――状況がよく見えません(笑)。
梶:そうですよね。面白い演出の多い作品ですが、そのなかでも監督の個性が一番輝いた瞬間じゃないかなと思います(笑)。
岡本 滉が有言実行できずに撃沈するかわいらしいシーンもあるので、こちらにも期待を!
梶:…そういえば滉って、第2話のツグミの歓迎会でひとつしか寿司を食べていないのにもかかわらず、その味を妙に懐かしがったりしていたよね。滉なりに楽しんでいたんだなと思ったよ(笑)。
岡本:よっぽど印象的だったのかな。最初の頃は仲間とつるむのが苦手で、すぐにどこかに行っちゃっていたのに。きっとツグミとの出会いを通して、彼も変わったんでしょうね。
――最後に読者へ一言お願いします。
岡本:稀モノが誰の手によって、なぜ生まれたのか。これから犯人の存在も明らかになっていくので、楽しみにしていただけたらと思います。それからツグミとの恋愛シーンも見てほしいです。バトルシーンには必ず隼人がいて、彼が仲間を引っぱっていくので、そこもぜひ楽しんでください。
梶:キャラクターたちのドラマがしっかり描かれているので、男女問わず楽しんでいただける作品だと思います。隼人の活躍がいつ描かれるかにも注目して、最後までご覧になっていただけると嬉しいです!
(※PASH!2018年6月号より抜粋)
TVアニメ『ニル・アドミラリの天秤』のことを
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DATA
TVアニメ『ニル・アドミラリの天秤』
公式サイト:http://nilad-anime.com/
公式Twitter:@nilad_anime
ONAIR:
2018年春よりTOKYO MX、サンテレビ、BSフジ、AT-Xにて放送開始予定
dアニメストアにて本編地上波同時配信
STAFF:
原作=『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚』オトメイト(アイディアファクトリー)
監督=たかたまさひろ
シリーズ構成=金春智子
キャラクターデザイン=佐光幸恵
音楽=長谷川智樹
音楽制作=ポニーキャニオン
アニメーション制作=ゼロジー
オープニングテーマ:『耽溺ミラアジュイズム』kradness
エンディングテーマ:『Black Thunder』下野 紘
CAST:
尾崎隼人(声優:梶 裕貴)
鴻上 滉(声優:岡本信彦)
星川翡翠(声優:逢坂良太)
鵜飼昌吾(声優:木村良平)
汀 紫鶴(声優:鈴村健一)
鷺澤 累(声優:櫻井孝宏)
ほか
©IF/Nil Admirari PROJECT
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