『エヴァンゲリオン』綾波レイは“にんにくラーメンチャーシュー抜き”以外の食事をしたことがあるのか？ 食生活調べてみた

　皆さんは、アニメ作品で“か弱そうなヒロイン”と聞けば誰を思い浮かべますか？

　筆者は、『エヴァンゲリオン』の綾波レイ。学校生活では体育の授業はおろか通常の授業も休みがちで、昼休みも一人食事もせず佇んでいます。

　薬ばかり飲んでいるイメ－ジがありますが血色も悪そう……。一体どんな食生活を送っているのでしょうか？

　今回、そんな綾波レイの食生活を探ってみました。

綾波レイの食生活を探ってみた！

　レイがどれだけの薬を服用しているかを、まずは検証してみましょう。テレビシリ－ズではシンジが初めてレイの家に訪れた際には、冷蔵庫の上に処方された薬袋が１袋と薬瓶が2本（新劇場版は1本）置いてありました。

　そして、トウジと共にレイの家を訪れた際も同様に冷蔵庫の上に処方された薬袋と薬瓶２本があり、薬袋の表記には１回２錠４回分の記載が。発熱時の部分をマークされ、薬袋の中は、赤と白のカプセルが入っていました。
※『新劇場版：序』では袋の記載は発熱時１回１錠４回分と記載。薬袋の中に入っている薬はテレビシリ－ズも新劇場版も赤と白のカプセルの薬で１種類のみ。

　また2種類ある薬瓶の１つは黄と白のカプセル。もう一つは確認できませんが、共に100ml程度の薬瓶なので、それ程大量でもありませんし、k-13という薬品番号が記載されています。

　よって、種類としては3種類。仮に毎日服用しても、極端に多い量とも言い難いですね。

　しかし、新劇場版：破ではゲンドウとの食事シーンでレイの食事メニューは、なんとオンリーサプリメント＋ゼリー飲料！　ピルケースを横にてんこ盛りのサプリメントと、機能性ゼリー飲料だけだったのです。

ちなみにゲンドウは、ステーキにパン２個（おそらくコース料理）と、対照的メニューの昼食会……。ソーシャルディスタンスも完璧な、無駄にデカい（？）テーブルでの食事シーンでした。

　しかし、レイは全く食事ができないというわけではなさそう。映画版ではシンジの作ったお弁当を食べたり、テレビシリ－ズでは、にんにくラーメンチャーシュー抜きを注文して食べているシーンはあります。

　ここでレイから「私、肉嫌いだもの」という発言がありました。その理由は『新劇場版：破』で海洋施設内での昼食でのシ－ンで明かされたのではないかと、筆者は考えています。シンジたちの世界では、人造肉の流通が9割で、味も不味いのだそう。ということは、お肉は非常に高価な食材であると推測されます。コスト的に本物のお肉はレイの食卓に並ぶことも無く、さらに味も不味いとなると、幼少期から機能食品三昧のレイには口に合わないのも当然でしょう……。

　そんな、レイもシンジの愛のこもった（？）の手料理で料理を作ろうと開眼したシーンがありました。それは、『破』での食事会。しかし、残念ながら実現しませんでした。

綾波レイは、そもそもクロ－ン人間なので、おそらく機能食品で育てられた為、食育はなされていないようですね。いつか、笑顔で「美味しい！　美味しい！」とたくさんの料理を食べるレイの姿を見てみたいものです。

参考文献及び資料
テレビ　【新世紀エヴァンゲリオン】
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破』

（※画像はエヴァンゲリオン公式サイトより）

文・内海　健（よしもとライターズアカデミーウエスト）

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