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アニメ『鬼滅の刃』“竈門”、“杏寿郎”、“猗窩座”はなんて読む? これから見る人でも間に合う難読キャラ名&用語攻略! 【柱合会議・蝶屋敷編】
2021.10.15 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
原作:吾峠呼世晴、アニメーション制作:ufotableによる大人気アニメ『鬼滅の刃』。10月10日より無限列車編がいよいよスタートしました。
先日、“竈門炭治郎 立志編 特別編集版”や劇場版“無限列車編”が放送されたこともあり、ここ最近で興味を持ち始めた人も多いのではないでしょうか。
しかし、本作を観るうえでの悩ましいのが“ともかく名前や用語の漢字が難しい!”ということ。アニメではキャラクターがしゃべってくれますが、誰かと“鬼滅語り”する時、話の流れについていけるようにするためにも正しく名前や用語は覚えておきたいですよね。
本記事では、“柱合会議・蝶屋敷編”で登場した基本中の基本から筆者も覚えるのに苦労した難読人名・用語までしっかり解説していきます。
なお、難読人名・用語解説記事は“兄妹の絆”、“浅草編”、“鼓屋敷編”、“那田蜘蛛山編”、“柱合会議・蝶屋敷編”の5つに分割しています。また、ストーリー紹介記事なども掲載中なので、ぜひチェックしてみてください。
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※主にアニメの劇中にて登場する人名・用語を解説しています。
“柱合会議・蝶屋敷編”難読人名・用語解説(アニメ第22~26話)
■炎柱・煉獄杏寿郎:えんばしら・れんごくきょうじゅろう
炎の呼吸を使う柱のひとりで、明朗快活ではっきりとした物言いが印象的な男性です。無限列車編においては実質の主役といっても過言ではないでしょう。
名前の“杏”が“あん”と読める他、全集中の呼吸の流派も“ほのお”ではなく“えん”なので二重に間違えやすくなっています。ちなみに、現時点では柱の中で唯一全集中の呼吸の流派が音読みの人物だったりします。
■音柱・宇髄天元:おとばしら・うずいてんげん
音の呼吸を使う柱で、派手な装いの男性。口癖も「派手」ですが、炭治郎の発言に冷静な指摘をしたりと意外に思慮も深いタイプです。
私見ですが、他の柱に比べると名前に派手な字が少ないところはうれしいポイント。髄を除けば小学生でも読める漢字です。
■恋柱・甘露寺蜜璃:こいばしら・かんろじみつり
柱のひとりで全集中の呼吸の流派は“恋”。独特な色の髪と音柱ほどではないですが派手な衣装が印象に残ります。
“甘露(かんろ)”、“蜜(みつ)”、“璃(り)”といった文字を知っているか否かで読みやすさが変わる名前。特に、“璃”は“玻璃(ハリ)”、“瑠璃(ルリ)”といったあまり見ない熟語で使われているので思いつかない人も多そうです。
■霞柱・時透無一郎:かすみばしら・ときとうむいちろう
霞の呼吸を使う剣士で、柱の中では最年少。現時点ではおぼろげな雰囲気の少年という印象ですが、炭治郎が後述の不死川実弥(しなずがわさねみ)と一悶着を起こした際には炭治郎に玉砂利を浴びせるなど、お館様には礼節を尽くしていることがわかります。
名前はともかく苗字の読みが高難度。どちらも特殊な読み方ではないですが、熟語のような形で使う読みでもないので躓きやすいポイントです。
■岩柱・悲鳴嶼行冥:いわばしら・ひめじまぎょうめい
岩の呼吸を使う柱で、筋骨隆々な肉体に加えて、瞳孔のない白眼、手や首の数珠と、彼も特徴的ないでたちです。
“嶼”の字こそ難しいですが、寧ろ中央にあるおかげで名前と苗字の判別は簡単になっているかもしれません。しいて注意点をあげるとすれば、名字の“悲鳴”を“ひめい”と読んでしまいそうな点でしょうか。
■蛇柱・伊黒小芭内:へびばしら・いぐろおばない
蛇の呼吸を使う柱で、初登場が木の上で寝そべる状態だったり、蛇をまとわせていたり、オッドアイだったりと音柱とは違った意味でその姿が記憶に残ります。
名前を一目見て読みを想像する際の難しさはかなりのものです。実在する苗字に“小内(おない)”というものがあるので、こちらを知っている人ならば思いつくかも……?
■風柱・不死川実弥:かぜばしら・しなずがわさねみ
傷だらけの体が目を引く柱で全集中の呼吸の流派は“風”。炭次郎との一悶着から登場シーンでの印象は1、2を争うのではないでしょうか?
名前も苗字も難しい人物のひとり。初見で“ふしかわみのや”と読んでしまったのは筆者だけではないはず……。“不死川”は実在する苗字であること、“実”は“さね”と読めることを知っていれば読めないこともなさそうですが、初見でわかった人はどれくらいいるのでしょうか? 気になるところです。
■栗花落カナヲ:つゆりかなを
炭治郎らと同じく最終選別で生き残った剣士。初登場は“兄妹の絆”名前が出たのは“柱合会議・蝶屋敷編”から。同期の面々が満身創痍で最終選別を突破する中、ひとり無傷だったなど、初登場時点で抜きん出た実力を感じさせていました。
“栗花落”は実在の名字で諸説ありますがいずれも梅雨に関係することからこの読み方になったとのこと。“栗花”で“くりはな”と読む苗字もあるため、なおのこと間違えやすい人名です。
■魘夢:えんむ
無惨の配下である“十二鬼月”のひとり。無惨による下弦の鬼の粛清(通称:パワハラ会議)の際に、無惨に気に入られたため、唯一生き残りました。
読み方がわからない理由の大部分はおそらく“魘”の部分で“エン”と読みます。ちなみに“うなされる。おそろしい夢におびえる”という意味。無限列車編ではその名の通りの活躍を見せてくれます。
■産屋敷耀哉:うぶやしきかがや
鬼殺隊の最高管理者で“お館様”と呼ばれている男性。珠世のことを知っているなど謎の多い人物です。
実在する珍しい苗字ではありますが、“産屋(うぶや)”という熟語や“産屋ヶ崎(うぶがさき)”の地名からわかる人がいるかもしれません。名前も特に難しい読みではありませんが、“かぐや”という似た読みの超有名な名前があることから、うっかり読み間違えた人もいるのでは?
■柱合会議:ちゅうごうかいぎ
鬼殺隊の柱たちが集まる会議で、各柱たちによる半年間の報告や当主による方針の指示が大まかな内容。アニメでは第23話“柱合会議”の後半で、“鬼の被害の増加に伴う隊士増員の必要性”について柱が各々の意見を述べていた部分です。
場面の尺こそ短いですがサブタイトルに使用されていることから印象に残りやすい用語です。ちなみに、第23話の前半は隊律違反を行った炭治郎と鬼の禰豆子の処遇についてを議題とした裁判で、柱合会議ではないんだとか。
おまけ:一番難しい名前は“あの人”!?
本記事の紹介対象外ですが、無限列車編に登場する“猗窩座”や無惨に粛清された下弦の鬼たち、そして一番難しい名前かもしれない“あの人”の読みも紹介します。
■猗窩座:あかざ
無限列車編で登場する、凄まじい力を持つ十二鬼月・上弦の参。練り上げられた武を持って戦います。
鬼の中でも特に難しい漢字が使われており、それでいて特定の熟語というわけでもないので、名前を憶えるのも入力するのも一苦労です。
一方、ひらがなやカタカナで入力するほうが早いことから、そちらを多用しているうちに覚えてしまうケースは多いかもしれません。
■轆轤:ろくろ
無惨に粛清された下弦の弐で、作務衣を着た中年男性の姿をした鬼です。劇中での活躍(最期)は、無惨に“血を分けてほしい”と願い出たことで逆鱗に触れ、暗転とともに粛清というもの。
“轆轤”は木工や陶芸に用いられる回転式の器械のこと。芸術関係の知識がある人はピンとくる名前かもしれません。
■病葉:わくらば
無惨に粛清された下弦の参。顔にバツの字の傷が3つついているところが印象的です。また、“逃走を図ったと思いきや粛清されていた”という最期が記憶に残っている人もいるのでは?
病に“わくらう”という読みはありませんが、“病葉”は“病気におかされた葉”を意味する熟語として存在しています。粛清された下弦の鬼は知識を試される名前が多いようです。
■零余子:むかご
無惨に粛清された下弦の肆。赤い着物を着用した二角を持つ娘で、下弦の鬼における紅一点(粛清時は無惨も女性の姿になっていましたが)。無惨に思考を読み取られ、弁明むなしく無惨の触手に踏み潰されて食われてしまいました。
零余子は植物の栄養繁殖器官のひとつで、食材としてとして使われることもあり、その場合はヤマノイモ・ナガイモなど山芋類のものを指します。こちらは食べ物ということもあり、前の2人よりは簡単かもしれません。
■釜鵺:かまぬえ
無惨に粛清された下弦の陸で、顔につけられた文字のような模様が目を引きます。心中にて不満を抱いたところ無惨に思考を読み取られ、さらに(心の中で)失言してしまい、最初の犠牲者となりました。
粛清された下弦の鬼の中では唯一名前に当てはまる熟語や物が存在しない鬼です。そのため、4人の中では一番覚えづらいかもしれません。そういうところも不憫……。
■吾峠呼世晴:ごとうげこよはる
日本の漫画家にして、いわずと知れた『鬼滅の刃』の原作者です。アニメには一切登場しませんが、テロップで確認できるため選出。
当然ながら劇中で名前を呼ばれることがなく、読みがなが振られていないことも多いため、難易度は間違いなくトップといってよいでしょう。アニメを見ていても知らなかったという人もいるのでは?
“兄妹の絆”の難読人名にもチャレンジ!
答えは“兄妹の絆”の難読人名・用語解説記事で!
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記です。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正式表記です。
※鬼舞辻の「辻」は「一点しんにょう」が正式表記です。
※画像は公式サイトをキャプチャーしたものを含みます。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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