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TVアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』の“アレ”は映画を観た人も絶対観るべき!?

2021.11.27 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 原作:吾峠呼世晴、アニメーション制作:ufotableの大人気TVアニメ『鬼滅の刃 無限列車編』。物語もいよいよ佳境に入り、11月28日放送の第7話“心を燃やせ”が最終回となります。

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 本作は、完全新作エピソード“第1話 炎柱・煉獄杏寿郎”の他、新作追加映像、新規追加BGM、新主題歌映像などが盛り込まれていますが、大まかな内容は『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』と同じ。“映画を観たし、スルーでいいや”と思った方は意外と多いのでは?

 筆者も最初は“完全新作の1話だけ観ればいいかな”と考えていたクチですが、とある新要素により、“これは絶対に毎週チェックせねば!”と考えを改めることになりました。

 その要素はズバリ“完全新作予告編”。予告を差し込みようがない劇場版は当然のこと、原作を読んだファンも必見の内容となっていました! 本記事では、そんな『鬼滅の刃 無限列車編』の予告における“絶対にチェックすべき見どころ”を紹介していきます。

※TV版のみで『鬼滅の刃 無限列車編』をご覧の方には、ネタバレを含む内容となっているので、ご注意ください。

 なお、PASH+ではアニメ『鬼滅の刃』の難読人名・用語解説記事やストーリー紹介記事なども掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

■第一話 特別版

 完全新作ということもあり、多くの人が視聴したであろう第1話ですが、予告も短いながら見どころたっぷりです。

 内容は“他の柱たちの煉獄さんに対する心象”というもの。柱たちの普段の人となりに言及するシーンは本編を通しても多くはないため、煉獄さんはもちろん、コメントからその柱自体の性格もうかがえる貴重な一幕です。

 宇髄天元、甘露寺蜜璃、時透無一郎、悲鳴嶼行冥、伊黒小芭内、不死川実弥の活躍が描かれるのはもっと先の物語なので、ファンにとっては貴重な登場シーンです。

■第二話

 “煉獄さんはいい人なのに、なぜ継子がいないのか?”という疑問に答える内容。第一話の予告で煉獄さんの性格に触れたことから、その補足として説明する形にもなっています。

 映像では炭治郎が継子に立候補する様子がほほえましいですが、映画を観ているとハッとしてしまうポイントです。煉獄さんは無限列車編の最後で命を落とす運命にあり、継子がいないということは“炎の呼吸”が絶たれてしまう……ということを示唆しています。

 ちょっとしたところにも、映画を観た人でも楽しめるような配慮がなされている予告です。

■第三話

 このためだけに劇場版を鑑賞した人もTV版を観るべきではないかとさえ思ってしまうほどの内容なのが、この次回予告第三話です。おそらく夢の中であろうシチュエーションにて、炭治郎と父・竈門炭十郎が対話するというもの。炭十郎は炭治郎のことを労り、そして激励して光と消えていきます。

 炭治郎の人となりから竈門家に強い愛情と絆があることはうかがえますが、炭治郎自身は家族を喪い禰豆子も鬼となった状況からそれを実感できないと考えると、思わず目頭が熱くなってしまうシーンです。

 当然ながら映画には存在しない、予告だからこそできたシーンといえるでしょう。

■第四話

 “伊之助の鎹鴉(かすがいがらす)が劇中でほとんど出てこないのはなぜ?”という、多くの人がスルーしてしまいそうな一方、非常に気になる疑問点に迫る予告です。

 予告には第四話の展開に合わせて、炭治郎と伊之助が登場します。ある程度の期間をともに過ごしたからか、炭治郎の伊之助に対する接し方がこなれてきているところが印象的。劇中では竈門の長男としてふるまうシーンも見られたことからか、お兄ちゃんっぽさがマシマシです。

 現実世界に戻って来たことを表すためか、車両内部が魘夢に浸食された状態となっている点も芸が細かいポイントです。

■第五話

 第三話がもっとも感動した予告ならば、こちらはもっとも笑った予告でしょうか。雪が降る森の中をひとり歩く炭治郎。シリアスなシーンのなか、突然おしりみたいなアゴでムキムキの禰豆子が! しかしそれは炭治郎の見た夢だった……。原作のおまけ4コマ漫画を再現したものだそうです。

 夢つながりで予告のネタに選出されたのかもしれませんが、もしかしたら魘夢の見せる悪夢の中にはこんなものもあったのでは……と考えるとおもしろい内容です。

 また、本予告には貴重な禰豆子が言葉をしゃべるシーンも収録されているので、ファンはぜひともチェックしたいところです。

■第六話

 無限列車編最終回の予告は、暗闇の中で煉獄さんへ必死に呼びかける炭治郎と伊之助に対し、煉獄さんは前を向いたまま「俺は俺の責務を全うする!!」と一言。呼びかけるしかできない炭治郎と伊之助の姿がもどかしく、第六話の劇中を思わせます。

 『鬼滅の刃 無限列車編』の予告もいよいよ最後であるからか、内容は非常にシンプル。いつも予告に登場する“つづく”の文字もなく次回のタイトル“心を燃やせ”が炎の中に表示されるのみです。

 結末こそ広く知れ渡りわかりきったものではありますが、どのような内容となるのか、いや、“なってしまうのか”非常に気になる予告となっています。

 本記事では予告にフォーカスを当ててTV版の無限列車編が持つ魅力を紹介しましたが、劇中の新規カットも映画を観た人が視聴するに値する内容となっています。これから始まる遊郭偏の復習をかねて、映画を観た人もTV版を視聴してみては?

※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記です。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正式表記です。
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

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