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2021年夏アニメに起きた珍事。『うらみちお兄さん』歌のお兄さん・池照(CV:宮野真守)が沈黙できなかった珍語を一挙開陳!
2022.01.01 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
良い子のみんな~! テレビ東京他で放送された2021年の夏アニメ『うらみちお兄さん』は見たかな~? (うらみちお兄さん風)
コホン、失礼しました。本作は、教育番組“ママンとトゥギャザー”に出演する体操の“うらみちお兄さん”こと表田裏道の日常を描いたコメディー作品。
登場人物が見せる大人の闇や人生の悲哀は、三十路の筆者には非常にブッ刺さるものではありますが、どこか笑えてくるものがあり、現在大ハマり中です。しかし、本記事を執筆することとなった理由は本作がおもしろいとかそういうことではありません。
“チン”ってつく単語が出るたびに噴き出す歌のお兄さん・蛇賀池照がめっちゃ気になるんです!
いくら当人が下ネタ好きだからといっても、笑う理由がアホすぎる……! というかこいつは劇中でどんだけ噴き出してるんだ? 一度気になるともう集中して番組を見ることができません。
そんなわけで、本記事では池照がどのくらいの頻度で“チン”がつく単語(ひとまずここでは“珍語”とします)を聞いて笑っているのかを一挙に紹介します。計測範囲は9話までで、詳しいルールは下記の通り。
・ルール:珍語のカウントは1シーンにつき1回とする
珍語は、何度発言しても1種類につき1回としてカウントします。なお、同じ珍語でも、回をまたいで発言した場合は別個にカウントします。
ただし、池照が笑った単語のみを珍語とします(池照が聞いていない単語は除外)。
■第1話:珍語数4
チンダル現象
発言者:表田裏道、蛇賀池照
光の特性によって起こる物理化学的現象の1つで、我々が一般的に見ることができるものとしては、雲間から射す太陽の光や、木漏れ日がそれにあたります。
アニメで初登場した珍語。池照役・宮野真守さんの名(珍)演技も相まって筆者も腹を抱えて笑ってしまいました。
賃上げ
発言者:表田裏道
賃金を引き上げること。この単語自体にはやましい意味などはないのですが、裏道たちの職場環境を見ていると深読みしてしまいそうなワードです。
チンダル現象で笑う池照から何かを感じ取った裏道が、畳みかけるようにささやいた珍語の1つです。
チンニング
発言者:表田裏道
懸垂を指す和製英語のこと。ちなみに懸垂の正しい英語表記は“Chin-up”です。
こちらも裏道が連続でささやいた珍語の1つ。筋トレが趣味の裏道らしいチョイスです。
沈降運動
発言者:表田裏道、蛇賀池照
地殻や地表面が周辺地域よりも相対的に下降する運動、または下方にたわむ運動のこと。学校の授業で耳にして、印象に残った人も多いのではないでしょうか。
裏道が連続でささやいた珍語の最後の1つ。裏道の豊富なボキャブラリーが窺伺える珍語3連発です。
■第2話:珍語数4
チンチラ
発言者:表田裏道
齧歯目チンチラ科チンチラ属に分類される齧歯類。ペットとして飼育されることもあります。
池照と多田野詩乃が見ていた番組の収録映像で、“好きな動物”として裏道が発言。“NGをめちゃくちゃ出した”とは歌野の談。収録中の様子が目に浮かびます。
チンアナゴ
発言者:表田裏道
ウナギ目アナゴ科に属する海水魚の一種。水族館でもおなじみの人気者です。
番組の収録映像を見ている池照と詩乃のところにやってきた裏道が“好きな動物の別候補”としてぼそりと発言。
チン
発言者:表田裏道
ペットとして人気の犬種。漢字で書く場合は狆。ちなみに、前述のチンアナゴは顔がチンに似ていることから命名されたとか。
チンアナゴに続けて裏道が“好きな動物の別候補”として発言。珍語探しを楽しんでいる節も見られます。
レンチンごはん
発言者:男
スーパーで買い物をしていた男が電話中に発言。思わぬ不意打ちに池照は笑い出します。ここまでくると実生活に悪影響が出ていそう……!
■第3~5話:珍語数0
意外にも、印象とは裏腹に第3話から3回連続で珍語のない回、“ノーチン回”が続きます。
第3話は新コーナーで裏道が残業、第4話では過酷なロケで池照が風邪を引き、第5話は超ハードなコンサートと、珍語を発言する暇もなかったということでしょうか。
■第6話:珍語数3
ちんちん侍ゲーム
発言者:多田野詩乃、辺雨育子、縁ノ下カヨ、カッペリーニ降漬、蛇賀池照
だれか1人を指定してセリフを発言し、指定された人はセリフにあったアクションを取り、アクションを取れた場合はその人が次の誰かを指定してセリフを発言する……という流れをひたすら続けていくゲーム。
詩乃、縁ノ下カヨ、辺雨育子、カッペリーニ降漬が酔っ払いテンションでプレイ。近くを通った池照はあえなく撃チンとなりました。
なお、“ちんちん侍ゲーム”には“ちんちん”、“おちんちん”、“侍”、“ちんちん侍”の4つのワードがあり、3つの珍語も別個に含まれていますが、発言者の判別が難しいため、今回は何種類発言していても1回とカウントしました。
フルチン
発言者:兎原跳吉
あえて言葉の意味は説明しませんが、英語ではフルモンティ(Full monty)と言うらしいです。
脱衣所に突如現れたカメムシにビビる兎原が、裏道に助けを求めた時に文字通りポロリと出た単語。“おもしろくなりたい”が口癖の彼ですが、池照には大ウケだったようです。
チンダル現象
発言者:表田裏道
温泉に浸かる裏道がポツリと一言。第1話のチンダル現象がここにきて復活です。
■第7話:珍語数3
頓珍漢(トンチンカン)
発言者:蛇賀眩衣
“猫の鳴き声の音程”という些細なきっかけで始まったケンカの中で池照の姉・蛇賀眩衣が放った一言。池照の腹筋に大きなダメージが入ります。
スカポンチン
発言者:蛇賀眩衣
眩衣がトンチンカンに続いて放った一言。池照は、舌戦はおろか会話に支障をきたすほど大きなダメージを受けます。主に腹筋に。もうエイトパックくらいには割れてそうです。
■第8~12話:珍語数0
なんと、第8~12話の5話にわたってノーチン回が続くという珍事が発生。
一応、第8話での兎原の発言による“パチンコ”、“家賃”など、珍語の発言自体はありましたが、その場に池照がいなかったためノーカウント。珍語チェッカーとしてはさみしい時間が続きます。
理由としては年末進行や忘年会、猛暑日に冬用のロケといった過酷な状況が続いたり、珍語の判定に必須となる池照の出番が少なかったことが挙げられます。
■第13話:珍語数1
赤チン
発言者:出木田適人
皮膚・キズの殺菌・消毒に用いられる局所殺菌剤で、正式名称はマーキュロクロム液。暗赤褐色の液体であることから“赤チン”という通称が定着しました。
指のささくれをひっかけてしまった池照に対して、ディレクター・出木田適人が「赤チンぬっときゃすぐに治るよ」と発言。ちなみに、赤チンの製造は法律規制で2020年12月に終了しています。世代を感じさせるチョイスですね。
■おまけ:珍語発言回数ランキング
4位(1回):兎原跳吉、多田野詩乃、辺雨育子、縁ノ下カヨ、カッペリーニ降漬、出木田適人、男
1兎原や詩乃、果てはモブの男まで幅広くランクイン。しかし、ちんちん侍ゲーム参加勢は最大4つまでワードを増やせるため、判断が難しいところです。
3位(2回):蛇賀眩衣
登場頻度が少ないながら、立て続けに珍語を発言した眩衣が3位に。登場時間に対する珍語率は間違いなく彼女がトップでしょう。
2位(4回):蛇賀池照
珍語で笑う側でありながら、なんと池照自身が2位にランクイン。とはいえ最初の“チンダル現象”以外はすべて他の発言者の反芻となっているので、珍語のボキャブラリーについては怪しい部分があります。
1位(8回):表田裏道
2位の池照にダブルスコアの大差での1位はわれらが主人公・表田裏道。
発言回数もさることながら、目を見張るべきは“チンダル現象”が2回となった以外はすべて異なる珍語を使用しているという点。ちんちん侍ゲーム参加勢を“力”とするならば、裏道は“技”の珍語使いといえるでしょう。
アニメ『うらみちお兄さん』の放送も折り返しを迎えてそろそろクライマックス。本作はAmazonプライム・ビデオなどで過去の話も視聴可能です。本作をまだ視てないという人も、こちらのサービスなどを活用して、池照が笑った“珍語”を確認してみては?
何かと暗いニュースが多いこのご時世、絶対に笑顔になれる心のワクチンとして、本作をぜひ!
TVアニメ『うらみちお兄さん』放送情報
【放送情報】
テレビ東京:7月5日から毎週月曜日深夜1:30~
BS11:7月6日から毎週火曜日深夜1:00~
WOWOW:7月7日から毎週水曜日深夜0:00~
※全話無料放送
北海道テレビ:7月8日から毎週木曜日深夜1:50~
アニマックス:7月10日から毎週土曜日22:30~
【メインスタッフ】
原作・監修:久世岳
監督:長山延好
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:髙橋瑞紀、柴田裕介
音響監督:小泉紀介
音楽:羽岡 佳
アニメーション制作:スタジオブラン
【キャスト】
表田裏道:神谷浩史
兎原跳吉:杉田智和
熊谷みつ夫:中村悠一
蛇賀池照:宮野真守
多田野詩乃:水樹奈々
木角半兵衛:木村良平
上武裁人:鈴村健一
猫田又彦:小野大輔
風呂出油佐男:三木眞一郎
出木田適人:堀内賢雄
枝泥エディ:花江夏樹
縁ノ下カヨ:髙橋ミナミ
辺雨育子:佐藤利奈
カッペリーニ降漬:中井和哉
アモン:津田健次郎
蛇賀眩衣:日笠陽子
小百合:定岡小百合
神の声:大塚芳忠
アニメ『うらみちお兄さん』公式サイト
アニメ『うらみちお兄さん』公式Twitter
※画像はアニメ『うらみちお兄さん』公式サイトのもの。
(C)久世岳・一迅社/「うらみちお兄さん」製作委員会
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