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アニメ『群青のファンファーレ』JRAのスゴさがわかる!? オカネの視点で見た競馬学校のハナシ
2022.05.01 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
プロスポーツといえば皆さんは、どんなスポーツを思い浮かべますか? 野球やサッカー、ゴルフなどさまざまなものがありますが、今一番熱いプロスポーツといえば競馬もそのひとつではないでしょうか。
2022年春アニメの『群青のファンファーレ』は、競馬で活躍する騎手を育てる競馬学校を舞台としたアニメです。
競馬騎手になるには、競馬学校の日本中央競馬会(JRA)のジョッキー養成所、もしくは全寮制の地方競馬(NAR)の地方競馬教養センターの養成訓練をJRAでは3年間、NARでは2年間受け、騎手免許試験に合格しなければなりません。
また、競馬学校への入学そのものも超難関となっており、競馬学校の倍率は約30倍と非常に高く、その受験には技術だけでなく、年齢や体重の制限、健康状態などの厳しい条件もあります。
合格後は、前述の通り全寮制の競馬学校にて2~3年間の訓練課程が待っています。3年間となると高校課程と同じですね。実際に“高校課程 騎手養成コース”なんてものも存在します。となると気になるのは学費などのお金のハナシ。早速調べてみました。
競馬学校騎手課程の費用っていくらかかるの?
■競馬学校騎手課程の3年間にかかる費用(平成23年度入学)
学費約210万円(入学金を含む)
騎乗装具制服など約50万円(3年間分)
食事代として約120万円
総額:約380万円
結構かかります。しかし調べてなおしてみると、なんと令和4年現在中央競馬学校の騎手課程の修学費用は無料! さすが、太っ腹な日本中央競馬会。スゴイですね……。
平成28年4月から競馬学校の修学費用は無償化となったそうです。これは門戸を広げて進学希望者を募り、多くの優秀な騎手候補を選抜したいとする日本中央競馬会の意図によるもの。素晴らしいですね。
■競馬学校騎手課程の3年間にかかる費用(現在)
学費約210万円(入学金を含む)→0円(無償)
騎乗装具制服などが約50万円→0円(無償)
食事代として約120万円→約120万円
総額:約120万円
かなりお安くなりました。高校3年間における学習費の総額の目安は公立高校が約137万円、私立高校が約291万円とのことですので、かなりリーズナブルです。一括払いが難しい場合は教育ローンを使うことも可能です。
■月々均等払いのケース
ひと月の支払い金額:3万5,200円
※教育ローン用返済シミュレーション:年1.65%/36カ月返済/120万借り入れ
※シミュレーションによる計算の為、条件によって変化する場合があります。
いかがでしょうか。月々これくらいなら何とかいけそうですね。もっとも、その前に競馬学校合格というかなりの高いハードルを越えないといけませんが(笑)。
ちなみに、過去5年間の筆記試験の問題も郵送で購入可能です。JRA公式サイトで詳細が掲載されていますが、過去5年分はなんと送料込みで380円と大変お安くなっています。
アニメ『群青のファンファーレ』では、そんな高いハードルを突破したひと癖もふた癖もありそうな8名の第41期生騎手候補生達が切磋琢磨していきます。全員が晴れてジョッキーとしてデビューできるのでしょうか?
史上初の競馬学校が舞台となるアニメ『群青のファンファーレ』。競馬に興味のある方もこれから始めようと思う方も、とても気になる作品ですね!
参考文献及び資料
TVアニメ『群青のファンファーレ』公式サイト
ウィキペディア:【群青のファンファーレ】
競馬学校入学のための必読サイト【受験資格と学費について】
JRA公式サイト:【日本中央競馬学校・募集要項】
JFC 日本政策金融公庫:【教育ローン用 返済シミュレーション】
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※画像は公式サイトをキャプチャーしたもの。
(C) Fanfare Anime Project
文・内海 健(よしもとライターズアカデミーウエスト)
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