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諏訪部さん「自分の中でイメージをより具体的にしながら演じている感じです」アニメ『呪術廻戦』両面宿儺役・諏訪部順一さんへのインタビューが公開!
2023.11.16 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
TVアニメ『呪術廻戦』“渋谷事変”より、両面宿儺役・諏訪部順一さんのオフィシャルインタビューが公開とされました。
アニメ『呪術廻戦』は、五条悟と夏油傑の高専時代の過去を描いた“懐玉・玉折”が結末を迎え、物語は第1期から続く時間軸となる“渋谷事変”へと移ります。
先日放送された第40話では、渋谷の街に顕現した両面宿儺と、特級呪霊である漏瑚が凄まじいスケールでの闘いを繰り広げました。
11月16日(木)より放送となる第41話(第2期17話)「霹靂-弐-」の放送に向けて、呪いの王である両面宿儺役・諏訪部順一のオフィシャルインタビューが公開。難しさを感じながら演じているという両面宿儺の印象や、第40話の収録を振り返っての感想が語られました。
諏訪部順一さん(両面宿儺役)オフィシャルインタビュー
――「渋谷事変」について、原作コミックやシナリオを読まれた際の印象を聞かせてください。
非常に苛烈な展開ですね。物語にとって大きなターニングポイントとなるエピソードです。アニメで描くのならば、制作に携わるスタッフもキャストも大変な熱量が必要となるだろうなと思いました。
――虎杖ら1年ズ同様、両面宿儺もTVシリーズには3年ぶりの登場となります。
みなさんご存知かと思いますが、アニメ第1期の宿儺は出番はあまり多くないので(笑)。久しぶりに物語本編をしっかりと演じられてうれしかったです。
――諏訪部さんは両面宿儺というキャラクターにどういう印象を抱いていますか?
非常に難しいキャラクターだと思いました。アニメ化発表以前から、連載ベースで原作を読んでいたのですが、両面宿儺の声色のイメージが明確に浮かんでおらず……。オーディションの際もかなり悩みました。
しかし、悩んでも答えが出なかったので、出たとこ勝負でやった結果決まりました(笑)。しかし、アニメへの期待値も高まっていたので、オンエアが始まるまではとても不安でしたね。
特に原作ファンの皆さんが思う両面宿儺のイメージに合う表現ができているかわからなかったので。オンエア後、好印象のご感想をたくさん見かけてホッと胸を撫で下ろしました。
――そんな両面宿儺という役をどう捉えて、どう演じようと思ったのでしょうか。
明らかにされていない要素が多いキャラクターなので、完全に理解することはなかなか難しいですね。
できる限り原作を読み込んで考察し、自分の中でイメージをより具体的なものにしながら演じている感じですね。しかし、その解釈が正解かどうかまだわからないので……。本当に難しい役だと思っています。
――渋谷事変」のPV映像が公開されていますが(インタビュー収録時)ご覧になっての感想をお願いします。
ついに来たな、と。アフレコの段階ではまだ絵が完成していなかったので、早く完成した本編が観たくなりました。
アニメ第1期もそうでしたが、漫画で描かれるコマとコマの間を補完したり、同じ場面でも違う視点で描かれたり、映像作品としての面白さが存分に加味されているんですよね。特に迫力のバトルシーンの数々がどうなっているのか、楽しみです。
――第40話「霹靂」では、漏瑚との闘いが繰り広げられました。収録を終えられての感想や見どころを伺えますか?
非常にスピーディーな戦いが繰り広げられています。両面宿儺は圧倒的強者であるが故、アクションアドリブがほとんどないのですが……翻弄される漏瑚さんは大変そうでした(笑)。
――両面宿儺が漏瑚に対し「誇れ。オマエは強い」と賛辞の言葉を贈るシーンもありした。このシーンを演じてみていかがでしたか?
両面宿儺がどういう気持ちでその言葉を言ったのか、自分の考えはあえて言わないことにしておきたいです。もちろん自分なりの解釈はありますが、視聴者のみなさんの解釈をリードするようなことをしたくないので。
想像にお任せします。しかし、漏瑚は泣いていたので、非常に胸に刺さるモノはあったのだと思います。そういった表面的な雰囲気はとりあえず伝わると良いのですが。
――第1期では分散収録だったものが、第2期から少しずつ通常の形に戻っている部分もあるそうですね。やはり掛け合う相手がいると表現は変わりますか?
両面宿儺は、相手の言葉に影響を受けて心情が大きく変化するようなことはあまりないと思います。ここまで演じたシーンの中では、掛け合うことで表現に影響が出ることはないですね。
――いよいよ「渋谷事変」も放送終盤。視聴者に向けて、メッセージをお願いします。
ご覧になっているあなたには伝わっていると思うのですが、非常に高い熱量で制作されている作品です。
「渋谷事変」はその後の展開に影響を与える非常に重要な要素も含んだエピソードなので、最後までどうぞお見逃しなく。引き続き応援よろしくお願いします!
(C)芥見下々:集英社・呪術廻戦製作委員会