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アニメ『葬送のフリーレン』「お前の前にいるのは、千年勤続したアルバイターだ」給与総額は●●億!? フリーレン様に千年間バイトしてもらってみた
2024.01.01 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
※本記事はアニメのちょっとした疑問について、ざっくりとした考察で検証する記事です。
※計算や前提条件にアラがある場合があることをご了承くださいませ。
2023年の秋アニメは話題作が多数で大きく盛り上がりました。アニメ『葬送のフリーレン』もそのひとつで、毎話ほうそうじはSNSがにぎわっていたのが印象的です。
魔王を倒した勇者一行の後日譚を描く、異色なファンタジー作品である本作。主人公のフリ-レンはエルフという長命の種族で、1,000年以上生き続けており、様々な魔導書を読み漁って魔法の技術を研究しているとのこと。月並みな感想ですが、1,000年以上も生きるってスゴイなぁと感心してしまいますね!
そんなことを考えながらファミレスで『葬送のフリ-レン』を視聴している時に、あることを思いついてしまいました。「もし、フリ-レンがファミレスのバイトで1,000年働いたらいくらになるのでしょうか?」
アニメ第15話ではフリーレンたちの路銀が尽きかけていましたし、彼女たちの路銀はどこからともなく湯水のようにわいてくるようなことはないはず。そして、路銀を稼ぐならばファミレス……でなくとも接客業などをする機会もありそうなものです(もはや単なる妄想ですが……!)。
制服姿で少ばかり塩対応なフリ-レンのことを見てみたいと思いませんか? 今回は魔法にのめり込んでいるフリ-レン様に、1,000年ほどファミレスでのバイトにものめり込んでもらいました。
フリ-レンがファミレスで1,000年バイトするといくら稼げる?
【労働条件】
時給:1,300円
労働時間:12:00~21:00(休憩1時間/実働8時間)
シフト:月曜日~金曜日(週休2日)
※昇給は考慮しません。
※お正月などイレギュラーな稼働は発生しないものとします。
【合計金額】
年間労働日数:52週×5日=260日
総労働日数(1,000年分):260日×1,000年=260,000日
総労働時間(1,000年分):260,000日×8時間=2,080,000時間
日給:1,300円×8時間=10,400円
年収:260日×10,400円=2,704,000円
給与総額(1000年分):2,704,000円×1,000年=2,704,000,000
いかがでしょうか? 1000年で稼いだ総額はなんと27億400万円! ちなみに『ユースフル労働統計2019-労働統計加工指標集-』によると、大学・大学院を卒業して、フルタイムで正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金(退職金を含まない)は、男性で約2.7億円、女性で約2.2億円。10倍以上のお金を稼いでいます。
しかし、金額的に見れば確かに途方もない金額ですが、人間の生涯賃金は大体22歳~60歳の38年間で稼ぐもの。これだけの時間軸の差があればさもありなんという印象も受けます。改めて1,000年間という時間の長さと重みを感じることができますね。
なお、1,000年前の日本は鎌倉時代。ファミレスが存在しない……! 今回の計算が正しかったかを確認するためには、人間社会がどのように変化していくかも考慮する必要がありますね。
妄想的な考察ではありましたが、現実社会でも時々刻々と医療が発達する中、人生100年時代が人生1,000年時代になるかもしれません。もし人生1,000年時代になったら皆さんは時間を掛けて何に打ち込もうと思いますか? 筆者は当然、世界のアニメ全作品を隅から隅まで視聴したいと思います。
【参考文献および資料】
TVアニメ『葬送のフリ-レン』公式サイト
Wikipedia:『葬送のフリ-レン』
タウンワーク:【サイゼリヤ アトレ秋葉原2・[アルバイト・パート]ホールスタッフ】
Mental Holiday:「葬送のフリーレン」フリーレンは何歳?残りの寿命はどのくらいなの?
りそなグループ:少ない?生涯年収の平均は約2.7億円
文・内海健(よしもとライターズアカデミーウエスト)