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アニメ『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』ED主題歌担当・水槽さん「制作中は雨竜のことばかり考えていましたね(笑)」オフィシャルインタビューが到着!

2024.10.18 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2024年10月5日(土)23時よりテレ東系列ほかにて放送中のTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』より、EDテーマを担当した水槽さんのオフィシャルインタビューが公開されました。

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 週刊少年ジャンプで連載され、シリーズ累計発行部数は1億3000万部を超えるなど、完結後も世界中で根強い人気を誇る剣戟バトルアクションコミック『BLEACH』。本作はシリーズの最終章「千年血戦篇」のアニメプロジェクト第3クールです。

 監督とシリーズ構成は、数々の作品で卓越したビジュアルセンスを発揮してきた田口智久さん。キャラクターデザインの工藤昌史さん、音楽の鷺巣詩郎さんは、最初期からアニメ『BLEACH』を支え続けるオリジナルメンバー。アニメーション制作もこれまでのシリーズ同様、ぴえろが担当し、第3クールからは、田口智久さんを総監督とし、第2クールまでチーフ演出を務めていた村田光さんを新たに監督に迎え、ハイクオリティのアニメーション制作を目指すぴえろの新ブランド「PIERROT FILMS」が制作を担当します。

EDアーティスト・水槽さんオフィシャルインタビュー

――楽曲制作には“テーマを決める”、“メロディを作る”、“歌詞を作る”などの色々な工程があると思いますが、普段はどういった順番で作っていますか?

 たぶん自分のやり方は少し特殊で、“トラックを引く”、“ドラムビートを打ち込む”、“最低限の楽器を打ち込む”、“その場で歌いながら作詞作曲する”、“編曲仕上げ”という手順で作っています。

 “テーマ決め”に関しては、今回はエンディングテーマのために8つのテーマを用意し、それぞれに合わせて計8曲作りました。このうち、提出したのは8曲から絞った3曲。

 雨竜を主人公にした3曲のうち、最終的に選んでいただけた『MONOCHROME』は、雨竜を主人公にしつつも“黑と白”がテーマでした。じつは、一番選ばれないだろうなと思っていた曲だったんです(笑)

――8曲それぞれ、まったく違うテーマで作ったのでしょうか?

 そうです。久保先生のレトリックを引用、サンプリングした曲もありました。久保先生の“表現”は特徴的だと思っていて、言葉のひとつひとつがすごくお洒落ですよね。

 自分とリンクする言葉も多いとも感じているので、それを散りばめてみた曲があったり、ほかにも雨竜から見た一護を描写した曲、提出した3曲のうちのひとつになりますが雨竜の決意をサビで歌う「相剋譚」っぽい曲、“夜に雨竜がひとりで考えていそうなこと”が主題の曲などがありました。なので、制作中は雨竜のことばかり考えていましたね(笑)

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――『MONOCHROME』で、とくにこだわった部分はどこですか?

 最近は、サブスク(定額制サービス)でアニメを視聴する方も多いと思います。サブスクではエンディングに突入して3~5秒後には次の話が再生されるので、曲が流れてから3~5秒の間に歌が始まるようにイントロを短くして、かつ頭のメロディーがその後のどこにも出てこない構成にしました。

 サビのように繰り返したりせず、最初の2行だけ全然違うことをやる。さらに最後のラップでも全然違うことをやって、予測できない展開を聴いてもらおうと。そこが一番こだわったところですね。

――『BLEACH』との最初の出会いはいつでしたか?

 小学生の頃です。当時、クラスの中で一番漫画を持っている仲の良かった女の子がいて、その彼女に「私の一番好きな『BLEACH』を読みなさい!」と単行本を渡されました(笑)。それまではアニメの影響でタイトルを知っているくらいの認識でした。

 そして漫画を借りて読んだのですが、漢字が多く、それが当時の自分にはちょっと難しくて、途中で読むのを諦めちゃったんです。その後、たぶん10年ぐらい経ってから改めてちゃんと読みました。

――当時の、水槽さんのお気に入りだったキャラクターは?

 小学生の頃は記憶が朧気ですが、たぶん雨竜が好きだったのではないかなと思います。基本的に、頭のいいキャラクターが好きなんです。改めて読み直したときは、いわゆる“推し”とは少し違いますが、先ほど言った通り、一番感情移入できたのが雨竜でした。

――いわゆる“推しキャラ”で言うと誰ですか?

 ハッシュヴァルトです。めっちゃカッコいいですよね(笑)。

 でも彼もわきまえているところがある気がしていて、“あくまで自分はユーハバッハの影”という立ち位置を理解しているように感じます。そこは、雨竜と共通していると思います。

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――キャラクターのセリフで、印象に残っているものはありますか?

 ふいに出るセリフが、すごく刺さることが多いです。一護の「俺以外の誰かにできたとしても俺がやらずに逃げていい理由にはならねえんだよ!」(コミックス68巻618話)というような決めゼリフも好きですが、雨竜の「最期の言葉じゃあるまいし」(コミックス72巻661話)のような、さらっと出たセリフも印象に残っています。

――最後に『BLEACH』を観ているファンにメッセージをお願いします。

 冒頭でもお話ししたように、今回『BLEACH』ファンの方々から温かいコメントをたくさんいただいて、素敵なファンがたくさんいる作品なんだなと実感しました。この作品に関わることができて、本当に良かったと改めて思いました。自分も『BLEACH』ファンの一員なので、みんなで一緒に放送を楽しみましょう!

※フルバージョンは公式サイトにてご確認ください。

TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』作品概要

【放送情報】
第3クール『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』:2024年10月よりテレ東系列ほかにて放送決定
第1クール/第2クール:各配信プラットフォームにて配信中
【スタッフ】
原作・総監修:久保帯人「BLEACH」(集英社 ジャンプコミックス刊)
総監督:田口智久
監督:村田光
シリーズ構成:田口智久、平松正樹
キャラクターデザイン:工藤昌史
総作画監督:長谷川亨雄、小松原聖、高柳久美子
アクション・エフェクト作画監督:酒井智史、橋本敬史、若林厚史
美術監督:谷岡善王
美術設定:天田俊貴
色彩設計:合田沙織
編集:三嶋章紀
撮影監督:山田和弘
CG監督:佐々木俊宏、後藤和史
チーフ演出:陳達理
音楽:鷺巣詩郎
音響監督:長崎行男
音響制作:ザック・プロモーション
アニメーション制作:PIERROT FILMS
オープニングテーマ:SIX LOUNGE『言葉にせずとも』(Epic Records Japan)
エンディングテーマ:水槽『MONOCHROME』
【キャスト】
黑崎一護:森田成一
井上織姫:松岡由貴
茶渡泰虎:安元洋貴
志波岩鷲:高木渉
朽木ルキア:折笠富美子
阿散井恋次:伊藤健太郎
浦原喜助:三木眞一郎
四楓院夜一:ゆきのさつき
京楽春水:大塚明夫
涅マユリ:中尾隆聖
浮竹十四郎:石川英郎
伊勢七緒:生天目仁美
涅ネム:釘宮理恵
ユーハバッハ:菅生隆之
石田雨竜:杉山紀彰
ユーグラム・ハッシュヴァルト:梅原裕一郎
ペルニダ・パルンカジャス:島田敏
アスキン・ナックルヴァール:武内駿輔
ジェラルド・ヴァルキリー:小山剛志
リジェ・バロ:日野聡
バズビー:小野友樹

(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

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