神谷浩史、ロバート秋山ら、新キャスト発表『夜は短し歩けよ乙女』

　先日、主人公の“先輩”を俳優の星野 源が演じることが明かされ話題になった映画『夜は短し歩けよ乙女』から新たに追加キャストが発表となった。

　主人公の“先輩”が思いを寄せるヒロイン“黒髪の乙女”は花澤香菜、“先輩”の友人“学園祭事務局長”は神谷浩史に決定。そして“願いごと”が叶うまでパンツを穿き替えないというユニークなキャラクター“パンツ総番長”をロバートの秋山竜次が熱演する。

　また本作と同じく森見登美彦原作の作品『四畳半神話大系』にも登場する自称“天狗”の神出鬼没な男“樋口師匠”には中井和哉、“羽貫さん”は前作に続き甲斐田裕子、古本市の神様役は吉野裕行が務める。ほかにも新妻聖子、諏訪部順一、悠木 碧、檜山修之、山路和弘、麦人などの参加が発表された。

　さらに公開されたキャストからコメントも届いたので、キャラクターと共に紹介しよう。

■キャストコメント

黒髪の乙女（CV：花澤香菜）
　 天然・乙女な女子大学生。かなりの酒豪。オモチロイことが大好きで好奇心旺盛さゆえ、いろいろなことに巻き込まれてゆく。

●黒髪の乙女役・花澤香菜　コメント

　大学生のとき、森見先生の文章がとても好きで、原作のあの語り口に笑いながら、あっという間に読み終えてしまいました。今回、私が“乙女”を演じることと、小説がアニメ化されることを同時に伺ったので、同時に驚いて、とにかく万歳でした！　“乙女”というキャラクターは、面白いことに夢中になって、色んなこと体験して吸収するタイプ。そんな彼女が“恋愛”をしたら、どうなるんだろうというところを、ぜひ見守っていただけたらと思っています。

園祭事務局長（CV：神谷浩史）
　 学園祭の事務局長。美形で女装癖があり、幾多の男性を無謀な恋路へと翻弄してきた。先輩の数少ない友人であり、乙女への気持ちを知る一人。

●学園祭事務局長役・神谷浩史　コメント

　森見登美彦先生の文章がそのまま動き出したような湯浅監督のフィルム世界の住人の声に選んでいただけたことを非常に光栄に思います！　想像をはるかに超えているにも関わらず「そうそうこんな感じ！」とまるで答え合わせをしているような錯覚に陥る不思議な映像体験でした！　事務局長は原作のエッセンスを膨らませていただき、相当に愛すべき人物になっていると思います！　その部分に苦労させられましたが…今から完成が楽しみです！

パンツ総番長（CV：秋山竜次（ロバート）
　 ある願いを叶えるまでパンツを履きかえないという願掛けをしている大学生。ロマンチスト。先輩の友人。

●パンツ総番長役・秋山竜次（ロバート）　コメント

　マネージャーから声優のお仕事の話が来ましたと言われたとき、「役は…人間？」と聞いたんです。これまでライオンとか“人間じゃない役”が多かったので「人間です」と言われたときは、正直ほっとしました。続けて「ちなみにどんな役？」と聞いたら「パンツ総番長です」って。いやいや確かに人間だけども、パンツ総番長って!!　役作りは大変でしたが、意外にも僕が演じた“パンツ総番長”はとても一途で、ロマンチストで、愛嬌のあるキャラだったので、演じていて、凄くやりがいはありましたね！　映画はすごく斬新で、オシャレで、味わったことないエンターテインメントに仕上がっていると思いますので、お楽しみに！　あ、ちなみに、僕も上半期はパンツをまだ1回も履き替えていません（笑）。

樋口師匠（CV：中井和哉）
　「天狗」を自称する神出鬼没の男。常に浴衣を着こんで悠然と構えている。

　

●樋口師匠役・中井和哉　コメント

　台本を読んで難しい役だと思い、アフレコに臨んでホラやっぱりと思いました。世俗から解き放たれているようで、割合しっかり現実を生きてる。不思議な天狗を演じているようで、ただの学生のような気もしてきました。藤原啓治さんの樋口なんか見なきゃよかった。あれ最高ですから。でも、悪戦苦闘はしましたが、監督が辛抱強く導いて下さった私なりの樋口なので、完成を楽しみにしたいと思います。

●羽貫さん（CV：甲斐田裕子）
　大酒飲みの美女。樋口とは親しい間柄で行動を共にし、至るところでタダ酒を飲む。

●古本市の神様（CV：吉野裕行）
　あらゆる本の知識を持ち、本の流れを司る古本市の神様。

●紀子さん（CV：新妻聖子）
　 演劇部に所属する女子大学生。学園祭で行われるゲリラ演劇『偏屈王』の舞台監督。パンツ総番長を支える。

●ニセ城ケ崎（CV：諏訪部順一）
　 ゲリラ演劇『偏屈王』に出演する俳優。

●プリンセスダルマ（CV：悠木 碧）
　ゲリラ演劇『偏屈王』に出演する女優。

●ジョニー（CV：檜山修之）
　先輩の妄想のなかでのもう一人の自分。

●東堂さん（CV：山路和弘）
　錦鯉センターを営むスケベ親父。

●李白さん（CV：麦人）
　京都で高利貸しをする富豪の老人。マニアックな収集癖がある。

　なお、本日1月26日（木）からは本作の公式ツイッターもスタート。原作本や映画の最新情報、キャスト陣の情報などが告知されるのでフォローしてみよう。

　さらに2月3日（金）に発売となる劇場前売券には、前売特典としてオリジナルカレンダーが付属。キービジュアルや場面写真を使用したカラフルなカレンダーとなっている。

DATA
■映画『夜は短し歩けよ乙女』

ROADSHOW：2017年4月7日（金）全国公開

HP：kurokaminootome.com
Twitter：@otome_movie

●劇場前売券

発売：2017年2月3日（金）
価格：1400円（税込）

前売り特典：春から始まるオリジナルカレンダー（2017年4月～2018年3月）

STAFF：
　原作：森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』（角川文庫刊）
　監督：湯浅政明
　脚本：上田 誠（ヨーロッパ企画）
　キャラクター原案：中村佑介
　音楽：大島ミチル
　主題歌：ASIAN KUNG-FU GENERATION
　制作：サイエンス SARU
　製作：ナカメの会　配給：東宝映像事業部

CAST：
星野 源、花澤香奈、神谷浩史、秋山竜次（ロバート）、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木 碧、檜山修之、山路和弘、麦人

STORY：
　クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も“なるべく彼女の目にとまる”ようナカメ作戦を実行する。春の先斗町で、夏の古本市で、秋の学園祭で、乙女に近づこうとやっきになるも、空回りの連続。京都の街で、個性豊かな仲間たちが次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、不思議な夜がどんどん更けてゆく。外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?