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神谷浩史の“女子声”がかわいい。『夜は短し歩けよ乙女』完成披露上映会で星野源、花澤香菜らがトーク

2017.03.10 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

湯浅監督が直筆手紙で星野さんを熱烈オファー

 4月7日に公開される映画『夜は短し歩けよ乙女』の完成披露上映会が3月9日に行われた。

 上映会には星野源さん(先輩役)、花澤香菜さん(黒髪の乙女役)、神谷浩史さん(学園祭事務局長役)、ロバートの秋山竜次さん(パンツ総番長役)、湯浅政明監督が登壇。世界最速で本作を鑑賞した幸運なファンの前で、登場キャラクターや作品への想いを語った。

 

 

“先輩”役は星野さんしかいなかった

 本作への出演は、湯浅監督から直筆の手紙でオファーがあったという星野さん。手紙には、“先輩”役は星野さん以外には考えられない、と熱い想いが綴られていたそうで、星野さんはその想いを受けて出演を決めたそう。湯浅監督曰く、制作現場では「星野さんじゃないと“先輩”は演じられない、おもしろい作品にならない!」という声が飛び交っていたそうだ。

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 “黒髪の乙女”という物語の重要人物を演じた花澤さんは、学生時代から原作小説のファンだったそうで、オファーがきたときは大変うれしかったコメント。神谷さんは、同じ森見登美彦さん原作のアニメ『四畳半神話大系』のオーディションに落ちた過去があったため、いつか森見さん、そして湯浅監督の作品に出たいと思っていたそう。今回出演することができ、とてもうれしかったと語った。

 そして異色のキャラクター“パンツ総番長”を演じた秋山さんは、「とにかくパンツが大好きだったので、“パンツ総番長”という自分にピッタリなキャラクターを演じられてよかった」と喜びをあらわにしていた。秋山さんが、願いが叶うまでパンツを変えない、というキャラクター性にちなんで、完成披露上映会にはパンツを変えずにきた(!?)と語ると、会場からは笑いが沸き起こった。

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 続いてアフレコに関する質問へ。星野さんは、心の中に20以上のキャラクターを抱える“先輩”を演じることは大変ではあったが、とても楽しさがあったと振り返った。キャラクターに合わせて演技や声音を変えるなど、監督やスタッフと話し合いながら1人1人を作り上げていったそうだ。ちなみに『四畳半神話大系』と似たような雰囲気の作品になるのでは、とイメージしていたそうで、真逆とも言える雰囲気の作品になったことについて、驚きを露にしていた。

 1人1人別録りだったという本作のアフレコ。花澤さんはトップバッターだったため、他の声がない状態でのアフレコは苦労があったよう。また、自分の中の“乙女”のイメージと実際の“乙女”のイメージは異なっていた、ということも明かした。

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“学園祭事務局長”がかわいい!?

 作中に登場するミュージカルシーンについて神谷さんは、当初そのようなシーンがあることは聞いていなかったが、湯浅監督の作品に出られるなら精一杯やりたいと意気込んでいたそう。

 しかしただのミュージカルシーンではなく“女装”をしているシーンのため、当初は加工で女性の声にする予定だったと暴露。テスト加工の際にうまくいかなかったため女装を意識して演じてみたところうまくハマり、加工のない神谷さん自身の声が使用されることになったとのこと。この“女子声”について花澤さんと秋山さんが「本当にかわいい」と口をそろえて絶賛。

 また星野さんは、そんな神谷さん演じる“学園祭事務局長”が“女の子”になる瞬間が、かわいくてグッと来たと振り返っていた。

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1度と言わず何度でも劇場で見てほしい

 最後に来場者、そして上映を心待ちにしているファンへ登壇者からコメントが。秋山さんは「本当に楽しい作品なので、ぜひ見てほしい」とコメントしつつも、絶対に見てほしい作品“ぜみほん”」だと新たな言葉も生み出すなど、最後まで秋山節を見せた。

 神谷さんは「アニメの基本である“絵が動く”ということがふんだんに盛り込まれている。見ると元気になれるのでぜひ劇場に足を運んでほしい」、花澤さんは「乙女のように“人生を楽しみたい”と思えるそんな作品。1度だけではなく、何度でも見てほしい」と語った。

 星野さんは「1~10までとにかく真面目な男である“先輩”は自問自答を繰り返し遠回りをしてしまうが、そんな彼の真っ直ぐな気持ちを表現したいと思いながら演じた。後半になるにつれての怒涛の展開は、見ていて本当に気持ちがいい、おもしろいと感じられるので、ぜひ見てほしい」とコメント。最後に監督が「本当に楽しい現場だった。その楽しさが見た人に届いたらうれしい」と想いを語り、完成披露上映会は幕を下ろした。

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▲最後は星野さんの「夜は短し」の後に「歩けよ乙女!!!」とコール&レスポンス!

場面カット(一部抜粋)

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DATA
■映画『夜は短し歩けよ乙女』

ROADSHOW:2017年4月7日(金)全国公開

HP:kurokaminootome.com
Twitter:@otome_movie

●劇場前売券

発売:2017年2月3日(金)
価格:1400円(税込)

前売り特典:春から始まるオリジナルカレンダー(2017年4月~2018年3月)

STAFF:
原作:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)
監督:湯浅政明
脚本:上田 誠(ヨーロッパ企画)
キャラクター原案:中村佑介
音楽:大島ミチル
主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION
制作:サイエンス SARU
製作:ナカメの会 
配給:東宝映像事業部

CAST:
星野 源、花澤香奈、神谷浩史、秋山竜次(ロバート)、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木 碧、檜山修之、山路和弘、麦人

STORY:
 クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も“なるべく彼女の目にとまる”ようナカメ作戦を実行する。春の先斗町で、夏の古本市で、秋の学園祭で、乙女に近づこうとやっきになるも、空回りの連続。京都の街で、個性豊かな仲間たちが次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、不思議な夜がどんどん更けてゆく。外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?

©森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会

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