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『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』より、メインキャストコメントを紹介
2015.09.17 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
作品や役柄への想いや、アフレコ風景の様子は必読!
「理系ミステリィ」という新ジャンルを確立し、シリーズ累計発行部数390万部を誇る『すべてがFになる』。本作に登場する天才プログラマ真賀田四季(まがた・しき)をメインに描いた全4冊が発刊されている『四季』シリーズ。この両作品を原作するTVアニメ『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』が、いよいよ2015年10月8日(木)から、フジテレビ“ノイタミナ”枠にて放送開始となる。
今回はそのメインキャスト陣、犀川創平(さいかわ・そうへい)役の加瀬康之、西之園萌絵(にしのその・もえ)役の種﨑敦美、真賀田四季役の木戸衣吹による、オフィシャルコメントをご紹介!
■犀川創平役:加瀬康之
―─「理系ミステリィ」の名作と呼ばれる原作小説を読まれての感想を教えてください。
僕は自分のことをずっと理系脳かなと思っていたのですが、この原作小説を読んでいたら、あまりにもすごすぎて自分は理系でもなんでもないなって思いました(笑)。僕みたいな凡人からすると、すべてを数式に置き換えて考えるような、ちょっと常軌を逸していると感じるようなところもあり、これをどう表現していけばいいのだろうと思いました。
―─アフレコをしてみた際の感想はいかがでしょうか。
普段、会話のなかで使わないような単語の羅列が出てくるので、これをどう犀川として表現しようか探りながらですが、挑戦していこうと思っています。普段の僕だったら「まったく暑い」なんて言わないですからね(笑)。犀川は「暑い」をこう表現するのかと驚きながら演じています。
―─ご自身で演じられるキャラクターの分析結果を教えてください。
僕はなんにでも興味を持つタイプなので、犀川の興味がないものに対して徹底的に興味を示さないという感情が分からなくて。興味がないように喋ろうとすると、ただ単に暗い感じに聞こえたり、淡々とした感じに聞こえてしまうので、それをどう演じるべきか葛藤しています。今のところ、犀川が話しているときの8割は淡々としている感じなのですが、今後、犀川の興味が沸くことが出てきたら、とてつもなく内容のわからない恐ろしいセリフを言い始めるのではないかとドキドキしているのですが…、が、頑張ります!
──監督や音響監督から役に対して、どんなディレクションがありましたか?
監督からは特になにも言われないので、逆にもっとなにか言ってほしいぐらいなのですが、ただ一言、「犀川は、いい男です。」と言われました…。が、頑張ります! セリフ劇要素の多い作品なので、僕なりの犀川を演じたいと思います。
―─演じる上で心がけていること、苦労している点はありますか。
犀川は難しい単語やセリフを言うので、「書いてあることを言っている」とか「セリフを言わされている感じ」に聞こえないよう気をつけています。そこに「きちんと存在している言葉」として伝わるように意識しています。また、今後はもっと複雑な会話を重ねていくことになると思うので、研究所という閉鎖空間の中で犀川と萌絵がどのように絡んでいき事件と向き合っていくのか、難しい内容の部分でも観ている方に内容がスっと入っていくようなセリフ回しを心がけていきたいなと思っています。
―─放送を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いいたします。
ミステリィ作品のなかでも、1つの事件を全11話にわたって描いていく作品はほかにないと思いますし、初回を観たら最後まで観ないと事件がどうなるかわからない面白さがあると思います。演じている僕たちも、視聴者の皆さんと一緒にミステリィを解決していくような気持ちでおりますので、この作品の独特の世界感にはまっていただきたいです。ぜひ放送を楽しみにしてください。
■西之園萌絵役:種﨑敦美
──「理系ミステリィ」の名作と呼ばれる原作小説を読まれての感想を教えてください。
普段あまりミステリィ作品を読むことはないのですが、オーディションの前に原作の小説を読ませていただきました。「理系ミステリィ」ということで書いてあることが難しく思うところもあったのですが、読み進めるうちに気にならなくなって、最終的には理系ミステリィ作品という意識では読んでいなかったなと思います。天才による考えもつかないような会話のやりとりが魅力的で惹きつけられ、一気に読んでしまいました。
――アフレコをしてみた際の感想はいかがでしょうか。
アフレコのときにアニメーションの一部を拝見させていただいたのですが、まず最初に、こうやって見せるんだ!と。ずっと飽きずに見ていられる、惹きつけられるなと。確かに最初は難しそうに思うかもしれないのですが、それを一切感じさせない見せ方、作り方だなと思いました。
――ご自身で演じられるキャラクターの分析結果を教えてください。
萌絵のキャラクター紹介に「思考が飛躍する」とあるのですが、原作の小説を読んでいるときはあまりその印象を受けませんでした。それから、アフレコに入る前に神戸監督がそれぞれのキャラクターの「ものの考え方」についてお話をしてくださることがあって、そのときに萌絵は「パッと浮かんできたいろいろな考えのなかから一番良いものを選びとって話すタイプ」というようなことをおっしゃっていて、いざ演じてみると確かにそういうタイプの子なんだなと思いました。それから、とてつもないお嬢様ということもあり、四季とは違う方向に浮世離れしている印象があります。
――監督や音響監督から役に対してどんなディレクションがありましたか?
オーディションのときに「品良く爽やかに」と言われたので、アフレコが始まってからもこれを意識して演じています。ただ、感情的になっているところで品良く演じようとすると萌絵の明るい感じがなくなってしまうので、なるべくシーンに添って感じたままに演じてみようと思っています。
――演じる上で心がけていること、苦労している点はありますか。
萌絵は頭が良く行動力のある子で、行動や言葉のまま演じてしまうとお嬢様の雰囲気がなくなってしまうので、「品良く」というのは忘れないように心がけています。ですが、犀川先生に対してはそれも忘れるぐらいでいいのかなと。「会話している相手が誰か」を今までで一番意識している気がします。
――放送を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いいたします。
一見すると難しそうなお話なのですが、観やすいよう、スッと入りやすいよう工夫された作品になっています。原作を読まれた方にも、アニメで初めてこの作品に触れる方にもきっと楽しんでいただけると思いますので、ぜひ期待して待っていてください!
■真賀田四季役:木戸衣吹
――「理系ミステリィ」の名作と呼ばれる原作小説を読まれての感想を教えてください。
『すべてがFになる』を読ませていただいて、最初は普段見聞きしない言葉に戸惑ったところもあったのですが、すらすら読めて楽しませていただきました。
――アフレコをしてみた際の感想はいかがでしょうか。
はじめは、四季というキャラクターは人間味がなくて無機質な女性かなと思っていたのですが、もう1つの原作小説である四季シリーズをじっくり読んだときに、四季も普通の少女だったんだなと感じました。アフレコに臨むときは、どうやって天才っぽく話せるようにしようかと、喋り方とか息継ぎとか、試行錯誤しながら演じています。キャラクター原案の浅野いにおさんが描いた四季を初めて見たとき、アニメ過ぎない独特な感じのイラストが印象的だったので、あまり作り過ぎない自然な声で演じるように心がけています。
――ご自身で演じられるキャラクターの分析結果を教えてください。
「人類のうちで、もっとも神に近い天才」と呼ばれていて、普通の人とは思考回路とか解釈がまったく違うと思うので、どう演じようか悩んだのですが、四季になりきることや考えを完全に理解することは無理だなと感じました。でもそれでもとにかくやりきるしかない!と思って、全力で演じていきたいと思います。
――監督や音響監督から役に対してどんなディレクションがありましたか?
監督からは、四季はすべての人間を見下すような感じで淡々と喋ってほしいという指示がありました。でも、淡々としたなかにも情熱を持っているキャラクターなので、無機質過ぎる感じにはならないように演じたいと思います。
――演じる上で心がけていること、苦労している点はありますか。
四季の相手のことを見透かしたような、底の見えないミステリアスな部分を上手く表現したいです。ただし、ロボットみたいな感じにはしたくないので、四季の人間らしさも同時に表現できたらなと思っています。
――放送を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いいたします。
アニメを普段観ないような人にも入りやすい作品です。いろいろな謎が張り巡らされていますので、ぜひ皆さんも私たちと一緒にミステリィを解いていただきたいなと思います。また、皆さんの目を奪えるような四季を演じられるようにがんばります。ぜひご覧ください。
DATA
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
ON AIR:
フジテレビ“ノイタミナ”/10月8日より毎週木曜日深夜0:55~
そのほか各局でも放送開始
HP:http://www.f-noitamina.com/
Twitter:@f_noitamina
STAFF:
原作=森博嗣『すべてがFになる』、『四季(全4冊)』(講談社文庫刊)
監督=神戸 守
シリーズ構成・脚本=大野敏哉
脚本=渡辺雄介、雨宮まみ
キャラクター原案=浅野いにお
キャラクターデザイン=奥田佳子
色彩設計=ホカリカナコ
美術監督=甲斐政俊
3D監督=福田 陽
撮影監督=荻原 健
音楽=川井憲次
音響監督=清水勝則
プロップデザイン=宮川治雄
研究所デザイン=長澤 真
編集=瀬山武司
制作=A-1 Pictures
CAST:
犀川創平=加瀬康之
西之園萌絵=種﨑敦美
真賀田四季=木戸衣吹 ほか
STORY:
“人類のうちでもっとも神に近い”とうたわれる天才プログラマの真賀田四季。彼女に一目会うため、大学准教授の犀川創平と学生の西之園萌絵は、四季が過ごす研究所を訪れた。しかしそこで2人が目撃したのは、両手足を切断されながらウエディングドレスを纏った死体であった…。犀川と萌絵が、密室で起こった不可思議な殺人事件に挑む。
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