『ミラクル☆トレイン』全13話がamazonプライム・ビデオで配信中！

　2009年10月から同年12月までテレビ東京ほかで放送されたTVアニメ『ミラクル☆トレイン～大江戸線へようこそ～』全13話の配信が、6月21日よりamazonプライム・ビデオにて開始となった。

　本作は、出会えた者には幸せが訪れるという奇跡の電車『ミラクル☆トレイン』を舞台に、美麗な駅たちが、乗客の悩みを解決するために活躍する物語が描かれる擬人化アニメ。

　配信を記念して、本作の監督を務めるカサヰケンイチさん、シリーズ構成の加藤陽一さん、作品プロデューサーらスタッフや、当時のアニメ誌の担当編集者が、思い出の“ミラクル☆ベストエピソード”を選出！　お気に入りのエピソードを当時の思い出とともに振り返ったコメントが到着した。

監督・カサヰケンイチ

――アニメのベストエピソードと、その理由を教えてください。
　本作は、スケジュールに追われながらもスタッフの皆さんと和気藹々と楽しく作らせていただきました。それ故にどのエピソードにも思い入れがあるのですが、一つだけ上げるのならEpisode11「3年後のプロポーズ」です。

　唯一のしんみりとしたラストも気に入っているのですが、全13話のこの位置に配置できたことにとても満足しています。構成の流れとともに観賞していただければ幸いです。

――配信に向けて、視聴者の皆様にメッセージを！
　本作制作中にはリオデジャネイロと誘致を争っていたアレが、2020年には東京で行われます。おもてなしの予備知識としてもお役立てください。

シリーズ構成・加藤陽一

――アニメのベストエピソードと、その理由を教えてください。
　カサヰ監督をはじめ、制作チームのみなさんと楽しく作らせてもらい、どのエピソードも思い出深いです。そんな中であえて一つ挙げるならEpisode 10「大江戸線にほえろ!」です。

　大江戸線が下町の公道のほか、水上までも爆走するという展開。ピッツァが殉職するあたりも好きです。完全に意味不明だと思いますが、この機会にぜひご覧になってみてください。

――配信に向けて、視聴者の皆様にメッセージを！
　擬人化全盛の時代を先取りした感がなくもないアニメ『ミラクル☆トレイン』。女性はもちろん、男性が見ても楽しめる内容なのではないかと思っております。あらためて観ていただけるチャンスができ、とても嬉しいです。ぜひご覧くださいませ。

プロデューサー・増島由美子

――アニメのベストエピソードと、その理由を教えてください。
　Episode 6「レールウェイ　フロム　月島」。超がつく程の箱入りお嬢様の姫乃さんをエスコートする月島さんのお話。私にとって地元感満載の月島駅ですが、資料用の調べ事を通して、知らなかった場所や由来に触れることができたお話しとして印象に残っています。

　もんじゃと月島の町をこよなく愛する月島さんですが、 偶然エスコートすることになった姫乃さんへの優しさや最後に贈った言葉が本当に素敵で、お気に入りのエピソードの一つです。

――配信に向けて、視聴者の皆様にメッセージを！
　初回TV放送から視て頂いていた方も、今回の配信で初めて『ミラクル☆トレイン～大江戸線へようこそ～』に触れて頂いた方も、1話から13話を通して大江戸線の旅を楽しんで頂けると嬉しいです。放送当時から東京の景色も大江戸線の駅達もだいぶ変わりました。背景は忠実に再現されている場所も多いので、現在との違いも是非比べてみて下さい。

「PASH!」編集部　編集長・春名 衛

――アニメのベストエピソードと、その理由を教えてください。
　Episode 5「恋の0哩標識」ですね。鉄道好きという女性・倫子が、ミラクル☆トレインに乗車してくるのですが、汐留を巻き込みながら、頑張って仕入れた「鉄」の知識を披露するという、シリーズ中最も“鉄分”が濃い回で、自分も「鉄分」高めなので、とても楽しめました。

　ラストでの思わぬ恋の展開も鮮やかに描かれています。こんな「鉄」な倫子たちに、当時まだなかったホームドアが全駅に設置された“未来の大江戸線”も見せてあげたいですね。

――配信に向けて、視聴者の皆様にメッセージを！
　ミラクル☆トレインに乗車してくる女性たちは、さまざまな悩みを抱えています。そんな彼女たちは、悩みが解決しないとミラクル☆トレインから下車できません。このストーリーに登場する女性たちには、あなたと似たような境遇の女性（一部男性も！）がきっといると思います。ぜひ、ストーリーを楽しみながら、あなたも一緒に、駅たちに悩みを解決してもらってください！

「ニュータイプ・ロマンス」編集部・梅津友美、大島亜衣香

――アニメのベストエピソードと、その理由を教えてください。
　ニュータイプ・ロマンス（ニュータイプ増刊）として推したいエピソードはEpisode 8「小さなお客様」です。当時、紙面で大江戸線飯田橋駅擬人化キャラを募集していました。そこで決まった飯田橋麗夢をテレビアニメに出していただき、編集部一同喜んだことを覚えています。クールな理系男子なのに実は（双子の）子持ちという彼にも注目していただきつつ、都庁が小さな悩める淑女のために奔走する姿は感動なので、チェックしてください！

――配信に向けて、視聴者の皆様にメッセージを！
　イケメンだけじゃない！　駅なのにどこか妙に人間味あふれるキャラクターたちに毎回癒されること間違いなしです。オンエア当時見ていた方も懐かしく温かい気持ちになれると思います。ぜひぜひ癒されてください～。

原作・「ミラクル☆トレイン」制作プロジェクト

――アニメのベストエピソードと、その理由を教えてください。
　どのエピソードも思い入れがあるのですが、やはりアニメの最初の物語Episode 1「ラビリンス42.3」がベストエピソードです。ヒロインの千夏が駅メンと出会うことで、前向きな表情に変わっていく姿に感動しました。

　大江戸線の車両や駅のリアルさ、かっこよく動く駅メン達の姿や、街並みをちょこちょこと可愛く走り、イイ声で突っ込みを入れる犬のとくがわなどなど、アニメで表現された『ミラクル☆トレイン』の世界観の一つ一つにとにかく感激したことを覚えています。

――配信に向けて、視聴者の皆様にメッセージを！
　アニメ開始当初、奇抜な設定が「斜め上！！」とも言われたことがあるような気がするのですが、今くらいの時代に見ると丁度良いのかもと思っています。ぜひお気に入りのエピソードを探してみてください。貴女のご乗車をお待ちしています！

DATA
『ミラクル☆トレイン～大江戸線へようこそ～』

HP：http://www.miracle-train.tv/

©Miracle Train Project／「ミラクル☆トレイン」製作委員会