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平昌オリンピックはもうすぐ閉会。有り余る“スポーツを見たい欲”をアニメで満たせ!

2018.02.24 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 2月9日よりスタートし、25日に閉会式を迎える『平昌オリンピック』。今回、日本の冬季オリンピックメダル獲得数は過去最多に! 日本中が湧きたったイベントに、スポーツへの関心が高まっている方も多いのではないでしょうか?

 そこで今回は、スポーツものへの関心が高まりに高まっているライター・ちゃん子が、「これまでに熱い!と思ったスポーツを題材にしたアニメ」を3つピックアップしてみました。

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フィギュアスケートが何たるかを教えてくれた『ユーリ!!! on ICE』

 平昌オリンピックでは、羽生結弦選手が金、宇野昌磨選手が銀を獲得するなど、大きな注目を集めたフィギュアスケート。女性陣も大健闘し、宮原知子選手は4位となりました。そんなフィギュアスケートの世界を描いているのが『ユーリ!!! on ICE』です。

 元フィギュアスケーター・宮本賢二さんが振付を担当するなど、こだわりのスケート描写、選手とコーチとの一蓮托生とも言える絆、リンクでは可憐に舞う選手たちの影にある努力と苦心が描かれ、「本格的すぎる!」と多くの話題を集めた作品です。今書いていて気づいたのですが、『ユーリ!!!』って約1年前の作品なのですね……月日の流れの速さ……。

 日本では実力派のフィギュアスケーターが数多く存在し、よくTV中継が行われていますよね。しかし、「いまいちジャンプの種類が分からない」、「なんで衣装を毎回変えてるの?」と疑問を感じつつも、なんとなく見ていたという方もいるのではないでしょうか(私のことなんですが)。

 『ユーリ!!!』を視聴して初めて、ルッツ、フリップ、サルコウ、トゥループと、ジャンプにも種類があること、使用する楽曲によって衣装や構成を変えていることなど、フィギュアスケートファンにとっては当たり前の知識を得ることができました! また、選手とコーチの絆や、それぞれが抱える熱い思いetc……1つ1つ挙げてはきりがない程のことを学びました。

 『ユーリ!!!』を視聴していたからこそ、今回の平昌オリンピックでのフィギュアスケートで「4回転飛んだ!」、「スコアはいくつだ?」と、世界の興奮とともにフィギュアスケートを楽しむことができたと思います。『ユーリ!!!』に出会わなければ、フィギュアスケートの魅力を知ることなく人生を終えていたかもしれないと思うと、私の知見を広めてくれた本作を今回取り上げないわけにはいきませんでした。純粋なストーリーやキャラクターの個性、楽曲が素晴らしいのはもちろん、“フィギュアスケートの魅力”を知れるアニメ。それが『ユーリ!!! on ICE』です。

 ちなみに、平昌オリンピックでは、須崎海羽選手/木原龍一選手ペアが勇利のフリースケーティング楽曲『Yuri on ICE』を団体戦SPにて使用したことでも話題になりました。架空のスケーターの楽曲が現実のスケーターたちに使用されるって、凄いことですよね!

中学生で『テニスの王子様』に出会った女子はだいたいテニス部に所属した

 1999年に週刊少年ジャンプで連載が開始されて以来、およそ19年にわたって支持され続けている『テニスの王子様』、通称『テニプリ』。青春学園中等部・テニス部に所属する主人公・越前リョーマが、圧倒的なテニスセンスで全国にいる強敵(ライバル)に挑む物語です。

 『テニプリ』は、連載初期の頃は「グリップの握り方」「サーブの打ち方」などテニスの基礎知識や豆知識が登場していましたが、話が進むほどに「これはテニス漫画なの?」と思わず口に出したくなるほど刺激的な展開のオンパレード(例:眼力で相手の骨格を透視する、ボールで相手を磔にする)で、毎週毎週、ジャンプの発売が楽しみで仕方ありませんでした。

 そんな『テニプリ』に憧れて、テニス部に所属した方は多いのではないでしょうか。何を隠そう、ちゃん子も『テニプリ』に憧れてテニス部に所属した1人です。毎日のように1,000の技を考えたり、ナックルサーブを取得しようと練習に明け暮れたものです。また、同じテニス部の3割は『テニプリ』を愛読しており、最終的には漫画やアニメを一切見ないチームメイトも『テニプリ』を愛読するように。テニスを愛する者は『テニプリ』も愛していたのです。

 ちなみに、今や世界的なテニスプレイヤーとして知られる錦織 圭選手も幼い時から『テニプリ』を愛読していたそうで、TVアニメ放送後のミニコーナーに登場したこともあるんですよ。

 そして声を大にして言いたいのは、『テニプリ』は決して規格外なテニスプレイだけが描かれている作品ではないということです。現実では無しえないような超次元的な技の数々も注目に値しますが、チームメンバー同士の絆やチームの枠を超えた1人のプレイヤー同士の絆など、“テニスが好き”という共通項で繋がる人間関係にもぜひとも注目していただきたい。現在、ジャンプスクエアで連載中の『新テニスの王子様』では、これまでライバル同士だった選手たちが日本代表として活躍する姿が描かれていますよ。

「バスケがしたいです」――数々の名言を産み出したバスケ漫画の金字塔『スラムダンク』

 アニメや漫画を知っている人なら、きっとどの世代でもその名を知らない人はいないであろう『スラムダンク』。1990年に週刊少年ジャンプに掲載されて以来、バスケ漫画の金字塔として一時代を築き上げました。

 『スラムダンク』は、バスケ素人の主人公・桜木花道が、恋をしたことをきっかけにバスケ部に入部。たった3カ月でバスケ部の中心人物に成長していく物語です。この一文だけだと、桜木花道が主人公だから成長できたと捉えられてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。『スラムダンク』の魅力は「苦労して勝つ」ことにあるとちゃん子は思います。

 桜木花道が属する湘北高校は決して強豪校ではなく、桜木花道を始め、強力なメンバーが集まったことで徐々にその名を県外へと広めていきます。その道のりでは負けることがあれば、スタメン落ちを経験する選手、ケガを負ってしまう選手がいるなど、決して平たんなものではありません。そうした道のりをジャンプで飛び越えるのではなく、1歩1歩踏みしめながら進む姿に多くの人々が魅了され、『スラムダンク』の名を広めたのではないでしょうか。

 そして、そんな「苦労して勝つ」なかで個性的なキャラクターたちから発せられる名言もまた魅力的。有名なもので言えば、三井 寿の「バスケがしたいです」や、赤木剛憲の「リバウンドを制するものは試合を制す」などがありますが、『スラムダンク』にはページを進めるごとに1度は名言が登場すると言っても過言ではない程、多くの名言で溢れています。

 また、『スラムダンク』はTVアニメの声優がとても豪華なことでも知られています。もしTVアニメ『スラムダンク』を見たことがない方は、まずは声優を調べずに見てみてください。きっと「あれもしかしてこの人……」と思う方が登場しているはず!

まとめ

 今回は「とくに熱い!」と思ったスポーツを題材にしたアニメ作品3本をピックアップしてみました。今年はオリンピックに始まり、サッカーW杯、甲子園、テニス全仏大会など1年を通して様々なスポーツの大会が行われます。それにともなってスポーツを題材にしたアニメ作品を見てみるのもいいかもしれませんね。

文:ちゃん子

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