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『東京喰種トーキョーグール:re』佐々木琲世役・花江夏樹直撃インタビュー

2018.05.01 <PASH! 2018年5月号より>


PASH! PLUS

「琲世は自分の力で人を守れる強さをもっている」

『東京喰種』シリーズ3作目でも引き続き主演を務める
花江さんに、カネキとは真逆の立場にいる琲世
だからこそ見えたことや、作品の魅力についてうかがいました。

佐々木琲世役

花江夏樹直撃インタビュー

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はなえ・なつき アクロス エンタ
テインメント所属。主な出演作:
『ピアノの森』雨宮修平役、『カー
ドキャプターさくら クリアカー
ド編』ユナ・D・海渡役 ほか

カネキとは違う
琲世の優しさの形

──まずは、『東京喰種』『東京喰種√A』を経てこのたび本作が始動することについて、花江さんの率直なお気持ちを聞かせてください。
 『:re』は元々原作の単行本を買って読んでいて、これがアニメになったら面白いだろうなと思っていたので、アニメ化は純粋に嬉しかったです。あとは(石田)スイ先生が描く演出に、「アニメではこれをどう表現するんだろう?」と思うようなものがあったので、そういうところにもドキドキしつつ、映像で観られるのが本当に楽しみでした。『√ A』までの物語は喰種側がメインで、CCGが何をしているのかまでは描かれませんでしたし、敵として戦っていたためどうしても喰種側に感情移入してしまうことが多くて。でも本作ではCCGの人たちも会議や修行をしているんだなと知れたり、彼らにも家族や大事な人がいるということがけっこう細かく描かれているので、今までと違った視点から物語が見られて面白いですね。
──では本作で演じられている佐々木琲世の人物像は?
 琲世は、カネキとはまた違う優しさをもった人だと思います。カネキの優しさはどちらかというと受動的で、わりと周りに流されがちでした。でも琲世は、自分の力で人を守れる強さと優しさを併せ持っているので、そこが大きな違いかなと。また琲世はメンターであり部下もいて、CCG としての正義感もすごく強い。一方でこれまで生きてきた記憶がないため、彼が縋すがるものは有馬やアキラの存在で。有馬たちは琲世のなかの絶対的な拠り所であり、″家族器とも捉えていますから、恐らく彼らが志しているものには琲世も同じ想いを抱いているんじゃないでしょうか。有馬が琲世と過ごしているシーンも出てくるのですが、彼があんなふうに喋っている姿はこれまで見たことがなかったので、親しい人と普通に話すと有馬もこんなに柔らかくなるんだなという発見もありました。
──久々にカネキを演じた感想は?
 『√ A』後もゲームの収録などはありましたが、今回久しぶりに彼を演じてみて、『√ A』のときのカネキとは少し異なっている印象を受けました。前作でのカネキはアオギリに入っていることもあり、自分を追い詰めて追い詰めて…という部分があったし、誰とも会話をしなかったり、常にひとりで淡々と喋っていることが多かったんですね。もちろん本作でもそうした一面は引き継がれてはいるのですが、今回は琲世自身の中に現れるカネキが描かれているので、前よりもっと責め立てるようにというか、琲世に問いかけるような感じで僕も演じています。
──最後に、改めて本作の魅力や見どころを教えてください!
 『:re』はこれまでとは違った視点から『東京喰種』を見ていただける作品です。その上でこの作品のテーマであり魅力でもある、人間と喰種がどう共存していくのかや、人と人との繋がりといった物語が描かれていきますので、そこも引き続き楽しんでいただければと思います。本作から登場する新たなキャラクターたちにも、『:re』ならではの面白さを感じてもらえると思いますので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです。
(※PASH!2018年5月号より抜粋)

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PASH! 2018年 05月号

DATA
ON AIR :
TOKYO MX /毎週火曜日夜11 : 00
サンテレビ/毎週火曜日深夜0 : 00 〜
テレビ愛知/毎週火曜日深夜2 :35 〜
TVQ 九州放送/毎週火曜日深夜4 : 05 〜
BS11/毎週火曜日深夜2 : 30 〜
HP :
http://www.marv.jp/special/tokyoghoul/
Twitter :
@tkg_anime
(C) 石田スイ/集英社・東京喰種:re 製作委員会
STAFF :
原作=石田スイ(集英社『週刊ヤングジャンプ』連載)
監督=渡部穏寛
脚本・シリーズ構成=御笠ノ忠次
キャラクターデザイン=中嶋敦子
音響監督=原口 昇
音楽=やまだ豊
アニメーション制作=studioぴえろ
アニメーション制作協力=studioぴえろ+
CAST :
佐々木琲世=花江夏樹
瓜江久生=石川界人
不知吟士=内田雄馬
六月 透=藤原夏海
米林才子=佐倉綾音 ほか

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