メインキャストが集い思い出話に花を咲かせたイベント“薄桜鬼 桜の宴 2018”をレポート!

2018.07.09 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 『薄桜鬼』シリーズ10周年をお祝いするイベント“薄桜鬼 桜の宴 2018”が6月10日に開催されました。

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 イベントには土方歳三役・三木眞一郎さん、沖田総司役・森久保祥太郎さん、斎藤 一役・鳥海浩輔さん、藤堂平助役・吉野裕行さん、原田左之助役・遊佐浩二さん、風間千景役・津田健次郎さんらメインキャスト陣に加え、主題歌を担当するアーティスト・吉岡亜衣加さんが登壇。会場に集まったファンとともにシリーズ10周年をお祝いしました。

 本記事では、昼公演のレポートをお届けします。

イベントは朗読劇&OPテーマ『はらり』で開幕!

 土方歳三(CV.三木眞一郎)の「おまえらも準備はできてるな。遅れずについて来いよ!」の言葉にファンが大きな拍手で応えイベントは開幕。

 朗読劇は、怪我をした沖田総司(CV.森久保祥太郎)と藤堂平助(CV.吉野裕行)の様子を土方が見に行くところからスタートしました。斎藤 一(CV.鳥海浩輔)の静止も聞かず動き回ろうとしていた2人。「大人しく寝て早く怪我を治せ」という土方に対し、2人は「身体がなまる」と渋ります。

 部屋にやってきた原田左之助(CV.遊佐浩二)は土方の存在に気付かず、客用の酒を持ってきたと意気揚々と語り、その間の悪さに会場は大爆笑。土方がそんな面々に呆れつつも、早く傷を治して快気祝いの酒を飲もうという土方らしからぬ発言に他の隊士に動揺が走ります(笑)。

 そんな笑いの入り混じる和やかな雰囲気で進行するストーリーですが、場面は一転、シリアスな様相に。

 立ちはだかる鬼・風間千景(CV.津田健次郎)ら敵を前に、“変若水(おちみず)”を口にし、“羅刹(らせつ)”となってでも己の信念を貫こうとする新選組隊士たちの決意を描く重々しい内容が展開していき、朗読劇の前半が終了しました。。

 そして吉岡亜衣加さんが登場し、PS2『薄桜鬼』のOPテーマ『はらり』を熱唱。ファンの手にしたペンライトで会場が桜色に彩られ、幻想的な景色が広がりました。

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 ライブが終わるとキャスト全員が登壇。集まったファンへのご挨拶の中では、シリーズが10周年を迎えるということで、自分たちもそれだけ年をとった…と、積み重ねた年月(年齢)をネタにし、会場の笑いを誘う一幕も見られました。

 そして三木さんの進行で、『薄桜鬼』10年の軌跡を振り返るコーナーへ。壇上に持ち込まれた年表にはシリーズ10年の歴史がぎっしりと書き込まれており、あまりの字の細かさにキャスト陣からは「小さえ!」とツッコミが(笑)。この年表を確認しながら、今まで発売されたゲームやTVアニメをはじめとするメディアミックスなど、『薄桜鬼』の歴史を振り返っていきました。

 今まで発売されたゲームのパッケージが到着すると、客席からは「すごい」という声が! キャスト陣からは「新人隊士はぜんぶやるんだよ!」という発言も飛び出しましたが、数が多いので新人隊士の皆さんにはぜひ頑張ってほしいところ。

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 初代PS2『薄桜鬼』収録時の思い出が飛び出す一幕も。ゲーム本編より前に特典ドラマCDの収録からだったそうで、ゲーム音声の収録時にはキャラ作りがすでにできており、苦労はあまりなかったようです。

 ゲームに負けない、それ以上の枚数のCDパッケージが到着すると圧巻の一言。CDを振り返る中で、“目覚ましCD”でどんな風に演じたいか、と話題を振られた津田さんは、当初、鬼の怖いイメージだった風間のキャラクターが、数々のCDを経てどんどん“コメディ化”していったことについて言及。ファンもコメディ化した風間を思い浮かべたのか、会場には笑い声が響き渡りました。

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 さらにイベントには来られなかった、風間と行動を共にする鬼・天霧九寿役の山口りゅうさんと不知火匡役の吉田裕秋さんのビデオメッセージが到着! お2人から10周年をお祝いするメッセージが贈られた後、最後には映像が左右に分かれ、山口さん、吉田さんの間に津田さんのカメラ映像が入り込むという演出に。3人で“薄桜き!”のポーズを披露し、大いに盛り上がりました。

 “第一回薄桜鬼検定”の振り返りでは、実際に出題される問題から1問をキャスト陣が答えるクイズコーナーが展開。問題は『薄桜鬼 随想録』で主人公が潜入した揚屋はどこか、という4択クイズ。

 キャスト陣は『薄桜鬼』と10年も一緒に過ごしてきた、いわば『薄桜鬼』ベテラン勢。もちろん正解できますよね?という空気の中、司会の三木さん以外のキャスト陣の見せた答えは何やらおかしなものばかり(!?)。

 津田さんは勝手に5番目の選択肢を作り、“唐揚げ”と回答。しかも吉野さんは「津田さんと同じ」という回答で、2人は“唐揚げ”が答えだと主張。そして森久保さんは“4’(ダッシュ)”という、こちらも新たな選択肢をねつ造。回答は“名古屋”です。

 鳥海さんは「僕は好きなのは…」と切り出すと、某名作野球漫画に登場する学校名を挙げます。響きは答えと合っているのですが、あくまでこれは野球漫画のトークであり、実際に鳥海さんが書いていた答えは“トルコ”。「なんですかこれ?」と聞く三木さんに対し鳥海さんが「何に見えます?」と返すと、その表情も相まって会場は大爆笑。

 ここまでだれ一人真面目に答えていない中、残る遊佐さんが繰り出した回答は「5番“ジュリアナ”」。笑いに包まれたクイズコーナーとなりました。

 ちなみに答え合わせの後、鳥海さんが画用紙でなくスケッチブックの裏表紙にあたる厚紙に答えを書いてしまったミスを告白すると、まさかの間違いにキャスト陣からはツッコミと、会場からは笑いが沸き上がりました。なお“薄桜鬼検定”は復刻開催が決定しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

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 クイズコーナーが明けると、『薄桜鬼 真改』から攻略対象になった3キャラクターを演じる永倉新八役の坪井智浩さん、山南敬助役の飛田展男さん、山崎 烝役の鈴木貴征さんからのビデオメッセージが。お三方ともシリーズの10周年をお祝いしてくれました。

 イベントは再び10周年の振り返りトークへ。ここでなんと、シリーズ総合プロデューサーの藤澤経清さんが登壇! 10周年を迎えた本作について、ファンとキャスト陣に御礼の言葉を贈り、制作時の思い出を振り返っていきました。10年という年月は、制作側の藤澤さんにとってはあっという間でしたが、ファンや周囲の声を聴くと、その歴史の長さを実感できると語りました。

 ここまでシリーズ展開が広がったとこについては、自分が思った以上に盛り上がったと感じているとのこと。会場のファンから質問が寄せられる場面もありました。

 10年の歴史を振り返り、思い出に包まれたトーク。「なつかしい」という声が思わずこぼれる、ファンもキャスト陣も思い出を振り返るコーナーとなりました。

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 トークコーナー後の朗読劇後半では、シリアスなストーリーが展開していきます。激化する戦いの中、羅刹として人間性を失っていく面々。それぞれの守るべきもののため最後の戦いに赴く隊士たちに、会場からはすすり泣く声も聞こえてきました。朗読劇を締めくくるEDは吉岡さんの歌う『紅ノ絲』。圧巻の歌声、最高のエンディングに会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

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 キャスト陣のサインを入れた法被(はっぴ)をプレゼントする抽選コーナーを終えると、イベントはいよいよ終わりの時間へ。最後の挨拶では、近藤 勇役の大川 透さんのメッセージを三木さんが読み上げました。そして登壇者陣より本日の御礼と、今までもこれからも『薄桜鬼』シリーズを応援してくれるファンに向けてメッセージが贈られ、イベントは幕を下ろしました。

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