中村獅童×初音ミクによる“超歌舞伎”がニコニコ超会議2023でも開催！ 『御伽草紙戀姿絵』が“獅童ツイン”などの演出でスケールアップ

　ドワンゴは、4月29日、30日の2日間に開催するニコニコの超巨大イベント“ニコニコ超会議2023”の大型企画のひとつ“超歌舞伎 Powered by NTT”の演目のあらすじや演出面など詳細情報を発表しました。

　2016年4月に“ニコニコ超会議 2016”で初上演した“超歌舞伎”は、歌舞伎俳優中村獅童とボーカロイドキャラクター初音ミクが共演し、伝統文化と最新テクノロジーが融合した新時代の歌舞伎公演です。

　8年目を迎える今年は、2021年のコロナ禍で初演された『御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)』を技術面などさらにスケールアップした演出で上演するほか、幕張メッセでは初お披露目となる澤村國矢さん主演のリミテッド・バージョンも上演されます。

▲2021年『御伽草紙戀姿絵』の様子

　『御伽草紙戀姿絵』は、土蜘伝説(つちぐもでんせつ)を題材とした歌舞伎作品をふまえ、初音ミクの代表曲のひとつ『ロミオとシンデレラ』の世界観を融合し、書き下ろされた演目です。

　七綾太夫(ななあやだゆう)と源頼光(みなもとのよりみつ)の恋を軸に、日本を魔界にしようと企む女郎蜘蛛(じょろうぐも)など物の怪たちの野望の顛末、勇ましい平井保昌(ひらいのやすまさ)と袴垂保輔(はかまだれやすすけ)兄弟の活躍が繰り広げられます。

　より豪華になった舞台演出の中で、中村獅童さん、澤村國矢さんによる、源頼光と袴垂保輔の2役早替りと演じ分け、美しさが増した初音ミクが演じる悪役、七綾太夫と源頼光の愛憎なかばの最終決戦、など見どころ満載です。

　舞台演出では、NTTが開発した超高臨場感通信技術“Kirari！”を活用した“分身の術”をはじめ、NTTが研究開発中のAI技術“Another Me”により、中村獅童さんの声や表情、身振りを学習した本人そっくりの“獅童ツイン”が初登場し、中村獅童さんとも共演します。

　さらに、観客席にはこれまでにない臨場感と没入感を体験できる新たな空間音響演出を用意。このほか、会場となるイベントホール2階ロビーでは、本編の衣裳を纏った初音ミクと横並びで写真撮影を楽しめる“あいせき幻燈茶屋”が設置されます。

※超歌舞伎チケット購入者またはニコニコのプレミアム会員限定です本公演の模様はニコニコ生放送でライブ配信され、全編無料で視聴可能です。また、4 月 22 日(土)20 時より、『夏祭版・今昔響宴千本桜』(2020 年8 月公演)をニコニコ生放送で初めてアーカイブ配信することが決定しました。

※新たな空間音響演出は、超プラチナ席限定の演出となります。

“分身の術”

　舞台上で演じている歌舞伎俳優の姿だけを抜き出し、別の場所に立体的に投影させる“被写体抽出技術”を用いた演出です。

　この技術は、自由背景に対して特定の被写体だけを高精度に抜き出し、リアルタイムに映し出すことができます。

あらすじ

　日本を魔界にしようと画策した女郎蜘蛛は、源頼光の家臣平井保昌に討たれますが、山姥茨木婆はその復活を企てます。ところが、こうした妖怪たちを倒す秘法を、その場に居合わせた盗賊の袴垂保輔が手に入れます。

　一方、平将門の遺児七綾姫は、父の無念を晴らすべく都の廓に潜み、七綾太夫と名乗っています。やがて七綾太夫は、父の仇である源頼光と出逢い、相思相愛の仲となってしまいます。

　しかしある夜、七綾太夫は、袴垂保輔に殺害されてしまいます。実は保輔は平井保昌の弟であり、兄の苦衷を察して七綾太夫を殺し、その手柄で勘当を許して貰おうと考えたのでした。

　そんな保輔の思いとは裏腹に、茨木が七綾太夫の遺骸に女郎蜘蛛の血を注ぎ、異形の物の怪として復活させます。そして七綾太夫の亡魂は頼光に襲いかかり、これを坂田怪童丸金時や保昌が防いでいきますが……。

超歌舞伎 Powered by NTT 公演概要

【演目名】
御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)
【日時】
4月29日【第一部】13:00/【第二部】16:00
4月30日【第一部】13:00(リミテッド・バージョン)/【第二部】16:00
【出演者】
■本公演
源朝臣頼光/袴垂保輔：中村獅童
傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫：初音ミク
坂田怪童丸金時：小川陽喜
奴萬平：中村獅一
平井保昌：澤村國矢
山姥茨木婆：中村蝶紫 他
■リミテッド・バージョン
源朝臣頼光/袴垂保輔：澤村國矢
傾城七綾太夫実は将門息女七綾姫：初音ミク
平井保昌：中村獅一
山姥茨木婆：中村蝶紫
坂田怪童丸金時：中村獅童 他
【脚本】
松岡亮
【演出・振付】
藤間勘十郎
【劇中曲】
『ロミオとシンデレラ』/作詞・作曲 doriko
【主催】
ニコニコ超会議実行委員会
【製作】
松竹
ドワンゴ
【制作協力】
クリプトン・フューチャー・メディア
【超歌舞伎協賛/技術協力】
NTT
【チケット価格】
■本公演
超プラチナチケット:12,000円
超アリーナS席:8,000円
超アリーナA席:6,000円
■リミテッド・バージョン
超プラチナチケット:9,000円
超アリーナS席:6,000円
超アリーナA席:4,000円
※“ニコニコ超会議2023”入場券つきの価格となります。
【チケット販売】
ドワンゴチケット
イープラス
※チケットは先着順販売のため、売切次第終了となります。
【視聴URL(視聴無料)】
2023年4月29日13:00～
2023年4月29日16:00～
2023年4月30日13:00～
2023年4月30日16:00～

“ニコニコ超会議2023”開催概要

【日時】
4月22日～30日
■ネット
4月22日～30日
■リアル
4月29日10:00～18:00
4月30日10:00～17:00
【主催】
ニコニコ超会議実行委員会
【会場】
リアル開催:幕張メッセ
ネット開催:ニコニコ公式サイト・総合TOP

【協賛・出展一覧】
超歌舞伎協賛:NTT
特別協賛:KADOKAWA、#コンパス
協賛:キヤノンマーケティングジャパン
スプラトゥーン甲子園2023 関東地区大会協賛:任天堂
VTuber Fes Japan 2023協賛:Paidy
The VOCALOID Collection ～2023 Spring～/超ボカニコ2023協賛:東武トップツアーズ
超声優祭2023協賛:ディズニープラス
カテゴリー協賛:マンナンライフ、セゾンカード、三井化学、CONVUM、サッポロビール 濃いめのレモンサワー、一般社団法人日本ネットクリエイター協会
特別出展:角川ドワンゴ学園 N高等学校S高等学校N中等部、三洋物産、幻塔、バンタン、松竹、NIKKE、KAMITSUBAKI STUDIO、太陽誘電

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