10回目を迎えた“オトメイトパーティー2017”を総勢14名の声優陣がお祝い! 3日・昼公演をレポート

2017.09.14 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 今年も乙女たちの祭典がやってきた! 9月2日(土)、3日(日)の2日間、東京・国際フォーラムホールAにて、オトメイト作品が大集合のイベント“オトメイパーティー2017”が開催されました。

oto_ma

 オトメイト作品に出演する声優陣たちによる朗読やトークが行われたほか、気になる新作発表など今年も大盛り上がりを見せたオトメイトパーティー。加えて、今年は初開催から10回目ということもあり、より一層パーティー感の強まるイベントとなりました。本記事では3日・昼公演の模様をお届けします!

otome_001

【出演キャスト(敬称略)】

・『薄桜鬼』
沖田総司役:森久保祥太郎
斎藤 一役:鳥海浩輔
原田左之助役:遊佐浩二
風間千景役:津田健次郎

・『CLOCK ZERO ~終焉の一秒~』
海棠鷹斗/キング役:浪川大輔
加納理一郎/放浪者役:前野智昭
英 円/ビショップ役:鳥海浩輔
西園寺寅之助/反逆者役:杉山紀彰
英 央/情報屋役:須藤 翔

・『KLAP!! ~Kind Love And Punish~』
美作燈真役:森久保祥太郎
カミル=セッツェリン役:木村良平
播磨 奏役:岡本信彦
近江 亮役:柿原徹也

・『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚』
鴻上 滉:岡本信彦
星川翡翠:逢坂良太
鵜飼昌吾役:木村良平
汀 紫鶴役:鈴村健一

・出演アーティスト
Suara
吉岡亜衣加

朗読劇ではイベントならではのオリジナルシナリオが展開!

 赤とゴールドを基調としたステージの上手と下手には階段がそれぞれ設置。階段を降りた先には真っ赤なカーペットが敷かれており、頭上にはシャンデリアが燦々と輝いている……まるで、貴族の別荘のような豪華なステージは、オトメイトパーティー10回目をお祝いする空間にぴったりの華やかさがありました。

 オープニングでは、総勢14名の声優陣がステージ上に集結! オトメイトの作品を彩る豪華声優陣が一同に集結する様は圧巻の一言です。今年は、鳥海さん、森久保さん、鈴村さんの3名が司会を担当。オトメイトパーティー史上初の3人司会となりましたが、安定感のあるトークで始終イベントは進んでいきます。

 イベントは朗読劇を中心に展開。トップバッターである『CLOCK ZERO ~終焉の一秒~』では、研究員であるルークが開発した“確率がゼロの世界を映像化するプログラム機械”によって、“キングとビショップが兄弟だったら”、“情報屋がワイルドだったら”という“もしも”の世界を垣間見ることに。

 なかでも“放浪者がホストだったら”という世界では、放浪者の“お前の瞳はブラックホール”、“俺の体がビックバンしそうだ”というセリフに会場はもちろん、キャスト陣も笑いを堪え切れなくなってしまいます。セリフを言い切った放浪者(もとい前野さん)は、テレを一切見せないクールな表情でバッチリ決めてくれました。

 続いては『ニル・アドミラリの天秤 帝都幻惑綺譚』。杙梛(クイナ)から渡された“読むと告白したくなる”という“稀モノ”を運ぶ星川に偶然出くわした鴻上、鵜飼、汀の3人。「燃やせ!」と嘆願する鴻上をよそに、汀は興味から稀モノを読んでしまいます。

 しかし、何も起こらなかったことに安心して星川が読んでしまうと、「あなたを思っていてもいいですか……?」と頬を染めながら胸に秘めた思いを吐露してしまいます。その後、断固として稀モノを読むことを拒否していた鵜飼、鴻上の2人も稀モノを読んでしまい告白することに……。

 そして、稀モノの影響を受けていないと思われていた汀でしたが、普段から愛の言葉を囁いている彼は“恥ずかしくて女の子と話せなくなる”という影響を受けていました。最終的には全員が胸に秘めた思いを告白。頬を染めながら告白する彼らの甘酸っぱい思いに、会場がときめきで包み込まれます。

 またここでは、シリーズのエンディング主題歌を歌うSuaraさんが登場し歌を披露。さらに、本作のTVアニメの放送開始時期が2018年春になることも明らかに! 会場では大歓声が巻きおこりました。

■バラエティーコーナーでは過去の人気コーナーを再現!

 オトメイトパーティー恒例のバラエティーコーナーでは、10回目を記念してこれまでのバラエティーコーナーに挑戦することに。挑戦するコーナーはスロットで決定した“見破れ!嘘つきプリンス!(2014年)”。

 鈴村さんチーム【鳥海さん、遊佐さん、逢坂さん、前野さん、木村さん、須藤さん】、森久保さんチーム【津田さん、浪川さん、杉山さん、柿原さん、岡本さん】の2チームに分かれ、相手チームに隠れた嘘つきプリンスを見つけ出します。

 それぞれのチームに隠れた嘘つきプリンスは、重りが入っていないボックスを重い振りをして持ち上げたり、甘い飲み物を飲んでいるのに酸っぱい振りをしたりと、巧みに嘘をつくことで相手チームを欺きます。また、櫻井孝宏さんがビデオメッセージで問題を出題するサプライズも! そして一進一退の熱戦を繰り広げ、勝利したのは鈴村さんチーム!

 負けた森久保さんチームは、オトメイトパーティー恒例の“メロ★きゅんワード”で甘~いメッセージを届けることに。一斉に縦一列に並んだ森久保さんチームの皆さんは「○番! 演じさせていただきます!」と自ら点呼を行うと、それぞれが演じるキャラクターで甘いメッセージを熱演。

 甘い空気が漂うなか、会場を爆笑させたのは浪川さん! 4番目に並んでいた浪川さんでしたが、遊佐さんにそっと腕をとられると最後尾に並び直させられてしまいます。さらに、森久保さんが男性スタッフの方を呼び寄せると、浪川さんはスタッフの方に肩を組まれながら甘いメッセージを届けるというシュールな姿で、会場を笑いの渦に包み込んでいました。

 イケメン妖怪たちを調教する恋愛ADV『KLAP!! ~Kind Love And Punish~』からは、再び朗読コーナーへ。目が覚めると地下にある調教室に監禁されていた美作、播磨、近江の3人。そこにムチを手にしたカミルが姿を現すと、「『KLAP!!』がいかに素晴らしい調教ゲームなのかを宣伝するためにきました~」とゆる~い口調で宣言。

 バックスクリーンにゲーム画面が表示されると調教がスタート……と思いきや、なぜかすべての調教コマンド(ムチやビンタ)が近江のみに当たるというハプニング(?)が発生。最終的には美作と播磨にも調教が行われ、カミルの「みんなもレッツ、調教!」の一言で締めくくり。本作のメインコンテンツである”愛ある調教”の魅力が伝わる朗読でした。

 朗読コーナーのラストを飾ったのは『薄桜鬼』。熱帯夜に悩まされ屯所の庭先に出ていた沖田のもとに、自主的に見回りを行っていた斎藤と賑やかな声に引き寄せられた原田が合流。さらに、「わが妻をもらいにきた」と風間が姿を現します。

 ここで、屯所内に入れるのは新選組隊士のみだと沖田が伝えると、5年前のオトメイトパーティー(2012年度)で一般隊員として入隊資格を得ているため、入る資格はあると訴える風間。そして、彼女と会うために必要ならば幹部入りを志望すると、風間は沖田たちが出題する“新選組クイズ”に挑むことに……。

 5年前のシナリオの続編となる内容を通して、オトメイトパーティーと『薄桜鬼』の歴史の長さが感じられる朗読となりました。朗読コーナーの後には、オープニングテーマ『はらり』を吉岡亜衣加さんが披露。凛とした歌声で会場を魅了しました。

 最後は、キャスト陣が再びステージ上に集結。それぞれがイベントへの感想や作品への想いを語り、「オトメイト!」コールで締めくくられました。

 なお本イベントでは、日野 聡さん、内田雄馬さんら出演の『Cendrillon palikA』、諏訪部順一さん、杉田智和さんら出演の『真紅の焔 真田忍法帳』なる新作タイトルのほか、さまざまな”三角関係”を描く『triAngle PROJECT(トライアングル プロジェクト)』の始動が発表に! 発表内容はまとめ記事を掲載しているので、ぜひチェックしてください。

“オトメイトパーティー2017”新情報まとめはこちら

 10回目という大きな節目を迎えたオトメイトパーティー。今回のイベントで発表された新たなタイトルも加わりつつ、これまで通りのときめきを私たちに与えてくれるという確かな予感も得られたイベントとなりました。

 発表になった新作の数々をはじめ、オトメイトの今後の展開に期待して!

Ranking

オススメ
あわせて読みたい