集え、我が下に……! “ネオロマンス▼フェスタ 遙か”鬼”祭”で鬼の一族が“地獄の宴”を開催

2017.11.29 <PASH! PLUS>


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 2017年11月18日(土)、神奈川県・カルッツかわさきにて“ネオロマンス▼フェスタ 遙か”鬼”祭”が開催されました。

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 ステージには、アクラム役・置鮎龍太郎さん、イクティダール役・石井康嗣さん、シリン役・川村万梨阿さん、セフル役・浅川 悠さんら“鬼の一族”に加え、イノリ役・高橋直純さん、藤原鷹通役の中原 茂さん、永泉役の保志総一朗さんら鬼の一族の宿敵“八葉”が登壇。

 『遙かなる時空の中で』シリーズ初の“鬼”をメインに据えたイベント。本記事では昼の部の模様をお届けします。

“鬼の一族”がメインの宴! 朗読劇やトークコーナーが熱い!!

 この日は“鬼の一族”をメインに据えた宴の日。置鮎さん曰く「7年言い続けて開催できた”鬼”祭」ということもあり、あいにくの雨模様となりましたが、会場内は、開演前から地獄のように燃え滾る気迫が感じられました。

 定刻になると、キャスト陣がステージに登場! 浅川さんはセフルをイメージしたウィッグを着け、置鮎さんはアクラムと同じ衣装を身に着け登場し、会場中から大きな歓声が上がりました。

 イベントは鬼の一族の日常を知ることができる朗読劇『鬼の霍乱』からスタート。アクラムが鬼の力でも太刀打ちできない風邪をひいてしまい、鬼の一族は大慌て。イクティダールは薬草をせんじ、シリンとセフルは「どちらがアクラム様のお世話をするか」で言い争いをしていました。

 そんな時、アクラムがうわごとでもらした「きょう はなばな みたい」という言葉。それを聞きつけたシリン&セフルは、アクラムへ「京の 花々を 見せる」ために花を摘みに向かいます。すると、そこにはイノリの姿が。

 一発触発の危機……かと思えば、イノリが龍神の神子へ花をあげるために来ていることに気づいたシリンは、お互いに「花を摘むだけ」という条件でその場を収めます。

 さらには、同じ花ばかりを摘むイノリにシリンが彩りのある花を教えてあげると、イノリは別の場所で摘んできたという木の花をシリンに渡すなど、“八葉”と“鬼の一族”が“(思い人に)花をあげたい”という思い一つで平和に過ごすという、微笑ましい姿が描かれました。

 鬼の洞窟に戻った2人は、「京の 花々を 見たい」というアクラムのために、ご機嫌で花を飾りつけ。しかし、実はアクラムが呟いた「きょう はなばな みたい」は、「“京”の“花々”を踏みにじり、神子が悲しむ様を“見たい”」という意味だったことが判明。一面の花を前にしたアクラムは花粉にやられ、花ともども3人を洞窟から追い出すのでした。

 アクラムに褒められると思って行動したシリン&セフルは、がっくりと肩を落としてしまう……という鬼の一族の日常が垣間見えるシナリオでした。

■ライヴコーナーと早押しトークコーナー!

 朗読劇のあとはライヴコーナーに突入。置鮎さんがアクラムの『この享楽の刹那よ』、川村さんがシリンの『氷炎の薔薇の不幸』、中原さんが鷹通の『青葉時雨に佇んで』をそれぞれ歌うと、豪華絢爛のステージを前に、ファンもペンライトを輝かせ声援を送りました。

 続いては“『遙かなる時空の中で』早押しトークコーナー”へ。ここでは、早押しクイズ……ではなく、早押しでフリートークを行うという一風変わったトークコーナーを展開。

 司会進行を高橋さんが務めると、置鮎さんは「おのれ八葉……!」と恨み言を吐き、中原さん&保志さんは「なんで直純くんはそっちなの?」と早押しボタンをピンポンピンポンと連打し高橋さんを困らせるという一幕も(笑)。高橋さんは、司会を務めることはほとんどないそうで「レアだよ!」と笑顔を見せていました。

 “『遙かなる時空の中で Ultimate』アフレコ秘話”や“各キャラクター分析”などのトークが展開。元気いっぱいに早押しボタンを押しまくる中原さん&保志さんの八葉組に対して、熱考して慎重に回答しようとする鬼の一族に、置鮎さんは「マイクを置かない!(石井さんに向けて)」、「万梨阿さん、喋ろう!」とエールを送る姿も。

 また、八葉組に向けて「鬼祭に出してやっているんだぞ」とアクラムさながらに発した置鮎さんに、高橋さん、中原さん、保志さんが「ありがとうございます!」と感謝する一幕もありました。

■メインドラマ『闇を抱きしもの』、そしてラストライヴコーナー!

 メインドラマ『闇を抱きしもの』では、龍神の神子を奪うことを計画するアクラムがイクティダールに「神子を連れてこい」と命じ、イクティダールは京を目指します。対する八葉のイノリは、札探しのために剣神社を訪れていました。

 そこにイクティダールが登場。戦いが始まると、イクティダールはすぐに頭に血が上るイノリを説教します。イラつくイノリに鷹通が加勢し、イクティダールは「守るべきものは守れ」という言葉をイノリに残して退散。後に残されたイノリはイクティダールの言葉を受け止め、「守るべきものを守るため」に再び札探しを始めたのでした。ここではイクティダールの忠誠心と葛藤、イノリの熱い思いと成長が描かれました。

 再びのライヴコーナーでは、保志さんが永泉の『夢と切なさの万華鏡』、高橋さんがイノリの『炎の涙で泣きじゃくれ』、浅川さんがセフルの新曲『闇夜に孔雀の啼声を聞け』を歌い、会場を魅了しました。

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 アンコールでは、“『ネオロマンス▼フェスタ 遙か”鬼”祭”にて発売された、アクラム、シリン、セフルの『今宵、地獄の宴よ』を披露。会場が赤一色に染められると、アクラムの高笑いが響き渡り、まさに地獄の宴といった光景が描かれます。

 最後の挨拶では、川村さんが「別名 お館様ラブラブ祭り」、浅川さんが「お館の気持ちを思うととても嬉しい」とお館様への愛を語ります。置鮎さんは、1コーナーでも鬼の一族がメインでやりたいと切望していたところ、およそ7年の時を経てメインのイベントが実現したことの感動を伝えると、八葉を愛する人へ「今日は裏切ってくれてありがとう!」と最大の感謝の気持ちを述べました。そして最後はキャスト陣が大きく一礼し、笑顔のままにイベントは閉幕しました。

 “ネオロマンス▼フェスタ 遙か”鬼”祭”のライブビデオは、【GAMECITY先行豪華版】が2018年1月31日、【豪華版】【通常版】が2018年2月28日に発売予定です。ぜひとも鬼の一族の宴の模様をチェックしてみてくださいね。

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文・河内香奈子
撮影/大山雅夫

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