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TVアニメ『イナズマイレブン アレスの天秤/オリオンの刻印』剛陣鉄之助の軌跡。武内駿輔のインタビューもお届け
2018.12.28 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
現在放送中のTVアニメ『イナズマイレブン オリオンの刻印』で、イナズマジャパンのメンバーとして活躍する剛陣鉄之助。彼は、『アレスの天秤』でのフットボールフロンティア決勝戦で、伊那国・雷門を優勝に導いた頼れる先輩です。
波乱のフットボールフロンティア・インターナショナルのアジア予選が進行中の本作。日本代表のなかでもユニークな存在感を発揮している剛陣鉄之助(CV:武内駿輔)は注目のキャラクターです。シリーズを続けて観ていたファンも、彼の日本代表入りには驚かされたことでしょう。そこで、ベンチにて力を温存する剛陣の魅力を、『アレスの天秤』から改めて振り返ってみました!
また、キャストの武内駿輔さんにインタビューを実施。剛陣の活躍や魅力についてお話を伺いました!!
とことんポジティブな努力家
剛陣鉄之助は紫色の髪でギョロ目の個性的な3年生。小さく上を向いた鼻がチャーミング。伊那国中サッカー部の頃からフォワードとして背番号9を背負っていました。といっても、転校生の小僧丸を迎えて11人揃ったチームなので、全員がレギュラーです。競ってレギュラーを勝ち取ったり、圧倒的な力量を示したりした、ずば抜けた選手というわけではありません。
そんな剛陣の二つ名は“努力の熱血フォワード”。小僧丸に「必殺技のひとつもないのか」と言われて猛然と特訓をはじめたのは剛陣です。雷門中でも気合たっぷりの練習をしているシーンがよく見られました。大声をはりあげて全力で鍛えるのが剛陣のスタイルです。
剛陣ががんばっていることは、チームメイトの誰もが知っているでしょう。特に稲森明日人(CV.村瀬 歩)には影響があるよう。明日人は剛陣先輩を慕っているようで、しばしば彼の言動に感動しており、剛陣も明日人に褒められると素直に受け取ります。そんなお調子者ぶりがチームメイトから愛される要因なのです。
そしてこの努力を続けている事実が、プレイヤーとしての自信の源なのでしょう。剛陣は、自分がチームのなかでトップクラスの実力があると確信しています。だから、重要な試合でのベンチスタートも、秘密兵器として温存されているためと信じて疑いません。交代で指名されなくても、最高の出番に備えるため…など、どこまでもポジティブに解釈できるのです。
No.1の自分を実現するために
努力の人ということで、番組スタート直後は旧雷門中の染岡に似た立ち位置ではないかと想像されていたこともありました。けれども、染岡はチーム全体を見つめるタイプでしたが、剛陣は自分を鍛えることに集中するタイプです。そこには他人との比較はありません。特訓する姿を隠しませんし、他人の視線もまったく気にしません。伊那国島でも日和が見ている前で、タイヤを引っ張る特訓を続けていました。
自分と伊那国イレブン以外への興味のなさは、“伝説のキャプテン”円堂 守のことさえ知らなかったほど。必殺技の存在を知らないのも当然です。ただ、それを持っている選手がどうこうではなく、単純に必殺技に惹かれるのが剛陣という少年です。必殺技を、自分がかっこよくなるために追求していきます。
そんな剛陣のチーム内での役割は切り込み隊長です。自分が活躍してチームを勝利に導く、というのが彼の考え方の基本。チームメイトも彼の性格をよく理解しているので、まかせられる役目でしょう。自分第一が過ぎて“ファイアレモネード”の不発を繰り返したりしていましたが、一方で常にゴール前に突っ込んでいくことが一種の必殺技である“弾道補正”につながりました。なにしろ、外れるはずのシュートが得点になるのですから、チームの雰囲気も盛り上がります。
“ファイアレモネード”へのこだわり
剛陣は、自分が必殺技を持っていないという事実を正面から受け止めました。ただ、残念ながらフットボールフロンティアに参加する選手たちの必殺技がどういうものか、見たこともありません。思案していた剛陣に、父から教えられたのは“ファイアレモネード”という技があるらしい、ということ。
言うまでもなく豪炎寺の“ファイアトルネード”の間違いなのですが、剛陣は父の言葉を信じました。彼はそれからシュートの機会があれば「ファイアレモネード!」と叫んで必殺技を出そうと試み続けます。チームメイトの奥入や日和から“ファイアトルネード”が正しいと再三指摘されますが、剛陣が目指していたのは父が語った“ファイアレモネード”だったのです。
個人としては“ファイアレモネード”にこだわる剛陣ですが、チームのために連携技の練習も欠かしませんでした。道成との連携で“フラッシュダンス”という技も会得し、永世学園戦で披露しようとしました。ところが、どうしたものか道成と日和のコンビで成功してしまい、本来の剛陣・道成による“フラッシュダンス”は幻の技になっています。
そして、オーバーライドではありますが、小僧丸の“ファイアトルネード”、明日人の“イナビカリ・ダッシュ”にあわせる“バックドラフト”という技も編み出しています。
そんな必殺技体験を経て、決勝の王帝月ノ宮戦で、念願の“ファイアレモネード”を誕生させたのです。暑苦しいタイプの剛陣から繰り出される、爽やかな必殺技は多くのファンに驚きを持って迎えられました。
そして世界へ
剛陣はこれまでの努力が認められ、必殺技“ファイアレモネード”を引っさげて代表候補入りを果たしました。確かに優勝の原動力として活躍しましたが、それでも小僧丸ではなく剛陣、というのはファンにとっても意外という声が大きかったようです。曲者の趙金雲監督のことですから、なにか考えがあってのことかもしれません。
ただ、イナズマジャパンの代表候補に選ばれた選手は、努力を厭わない天才型が多いようです。そのなかで、明らかに天才型と違うのが剛陣です。努力とポジティブさが彼の武器。世界でも努力は必ず報われることを示してくれるはずです。
ファイアレモネードはもちろん成功すると思っていました!――武内駿輔インタビュー
――剛陣はどちらかというとコメディ担当の立ち位置ですが、スタート時にはキャラクターについてどんな説明を受けましたか?
日野さんから色々なお話はお伺いしました。ただ、このお話をしてしまうと、作品の面白みがなくなってしまう気もするので、まだ秘密とさせてください。
彼が作品において、どんなポジションの人間か…。もうお気づきの方は、わかりますよね?(笑)
――演じる際、どのようなことを意識していましたか?
特別な意識はないです。伸び伸びと、彼と特訓し合ってます。
――2クールに渡り登場し、今も活躍を見せる剛陣ですが、武内さんは剛陣をどのようなキャラクターだと考えていますか?
まだまだ、隠し球が多い人だと思います。努力を見せない人ですね。そして、努力を努力と思わないところが魅力的かと。
――日本代表になるのは、いつくらいに知らされましたか? そのときの感想をお聞かせください。
第1シーズンの終わりくらいに、パッと「残りますよ」と言われました。今思うと、アッサリしてましたね(笑)
――明日人との関係について、明日人は剛陣を先輩として慕っています。彼の活躍はいかがでしたか?
作品を通じて、成長していく様が見れて、とても嬉しいです。天才過ぎないのがまたいいんですよね。
――フットボールフロンティアの決勝でついに必殺技“ファイアレモネード”を完成させた剛陣ですが、実際に完成した技をご覧になっていかがでしたか?
レモネードのまま!と思いました(笑)。でも炭酸の弾ける感じが、彼の努力が花咲く瞬間のようで、僕は好きです。
――正直なところ、ファイアレモネードは成功すると思ってましたか?
もちろんです!
――剛陣本人はファイアトルネード(レモネード)にこだわってましたが、武内さんがお気に入りの必殺技はありますか?
ドリルスマッシャーです。
――武内さん個人として気になるキャラクターはいますか?
一星です。彼が、チームの一員としてどのように活躍していくのか、とても楽しみです。
――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
いつもこの作品を楽しんでくださり、ありがとうございます。本作品は、皆さんの期待を超えるのが得意ですから、今後の展開にも、ぜひ注目していただければ幸いです。
DATA
『イナズマイレブン』シリーズ公式サイト:http://www.inazuma.jp/
『イナズマイレブン』シリーズ公式Twitter:https://twitter.com/inazuma_project
『イナズマイレブン』シリーズ公式Facebook:https://www.facebook.com/inazuma.project/
『イナズマイレブン アレスの天秤』公式サイト:http://www.inazuma.jp/ares/
TVアニメ『イナズマイレブン アレスの天秤』公式サイト:http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/inazuma2018/
“イナズマウォーカー”公式サイト:http://www.inazuma.jp/inazuma-walker/
■『イナズマイレブン オリオンの刻印』
ON AIR:
毎週金曜17:55~テレビ東京系6局ネットにて放送
毎週木曜17:00~BSテレ東にて放送
※放送時間は変更になる場合がある。
STAFF:
総監督/原案・シリーズ構成=日野晃博
原作=レベルファイブ
連載=月刊コロコロコミック
チーフディレクター=かまくらゆみ
キャラクターデザイン原案=長野拓造
アートコンセプト=荒川政子
キャラクターデザイン=池田裕治・中野繭子・井ノ上ユウ子
音響監督=三好慶一郎・原口 昇
音楽=光田康典
アニメーション制作=オー・エル・エム
CAST:
稲森 明日人=村瀬 歩
灰崎凌兵=神谷浩史
野坂悠馬=福山 潤
ほか
©LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京
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