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TVアニメ『Fairy gone』市ノ瀬加那、前野智昭らキャストインタビュー到着。前野「1クール目以上に濃いストーリーをお届けできると思います」
2019.07.24 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
10月6日よりTOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』第2クールより、キャスト陣のオフィシャルインタビューが到着した。
第1クールは、現在BS11にて木曜日24時から再放送中。
今回到着したインタビューは、マーリヤ・ノエル役の市ノ瀬加那さん、フリー・アンダーバー役の前野智昭さん、クラーラ・キセナリア役の諏訪彩花さん、セルジュ・トーヴァ役の中島ヨシキさんら4人のキャスト陣のもの。第1クールを終えてのキャラクターや作品の印象、そして第2クールに向けての注目ポイントを語ってくれた。
オフィシャルインタビュー
――第1クールを終え、演じてきたキャラクターの成長したところや、最初に感じていた印象と違ってきところがありましたらお教え下さい。
市ノ瀬加那(以下、市ノ瀬):幼少期の事など過去の出来事をモノローグでは語っているのですが、序盤では、それを誰かに話すということはありませんでした。しかしお話が進むごとに仲間との絆も徐々に深まっていきました。「私のせいで誰かが死ぬのはいやなの」と感情をぶつけるシーンも出てきて、仲間と築き上げてきた絆があるからこそ心の内を話せるようになってきたのだなと思っています。そしてドロテアのメンバーの優しさだけではなく愛のある厳しさに触れて“災いの子”ということに徐々に向き合い始め、自分の居場所を見つけて前に進んでいる感じがしました。
前野智昭(以下、前野):最初は任務に実直で堅物、あまり口数も多くない真面目なキャラクターなのかなと勝手な想像をしていたのですが、実際に演じてみると軽口も叩くし冗談も言ったりして回を増すごとに彼の新しい一面も見えてきました。戦闘シーンでは非常に荒々しい表情を見せ、同僚に対しては優しく接することができる器用さも持っていて、男性として器の大きいキャラクターだと思いました。そして彼はすでに大人ではあるのですが、マーリヤや他のドロテアのメンバーと一緒にいることによってさらに人間として成長できる、そんな余地が感じられる深みのあるキャラクターという印象です。
諏訪彩花(以下、諏訪):真面目で表情もそんなに変わらないクールな子なのかと思ったのですが、割と素直に感情を表に出すのが意外でした。後から入ってきたマーリヤに対しては後輩ということもあるのかもしれませんが、いつも気にかけていて少しお姉ちゃんのような部分を見せますし、セルジュに対しては同級生みたいなところもあり、割と等身大の女の子です。10話でマーリヤを元気付けようとするのですが不器用なので上手くできなくて「どうしよう」と戸惑う様子が可愛かったですね。
中島ヨシキ(以下、中島):印象という意味では良くも悪くも変わっていないですね。第2話で初めて登場するときに音響監督の明田川仁さんから「もっと軽く、もっとチャラく」というディレクションをいただきました。しかし軽いだけでも不真面目な訳でもなく、決めるところは決めるシーンもあってマーリヤに「あの人、軽いけど凄いんだ」と一言で端的に言われてましたが(笑)そこに集約されていると思います。ただクラーラに対する表情に関しては回を重ねるごとに自分でも意識をしていて、クラーラに“怒られに行く“じゃないですけど好きな子をいじめちゃう、それに拍車がかかった感じの接し方になってきたような気はしますね。
―――第1クールで印象に残ったシーンを教えて下さい。
市ノ瀬:オズさんの回は心にグッとくるお話だったと思います。マーリヤを必死に庇いながら優しく笑いかけるシーンは作画も素晴らしかったですね。オンエアを見返した際にも「オズさんがまだ動いている」と思って観てしまったり、オズさんは凄くあたたかくて優しいキャラだったなと思いました。オズさんの死でドロテアのメンバーには団結が生まれたのですが、非常に悲しい回でした。
前野:戦友で同じ志をもって戦っていたフリーとウルフランがなぜ道を違えて戦わなければならない状況になってしまったのかということが集約されているウルフランとの戦闘シーンが凄く印象に残っています。あとはスウィーティーの姿を見かけた時に「げっ!」というところが、過去に何か関係性があったのではないかと思わせる表情をしていたので、その辺の関係性も気になるところです。
諏訪:10話でマーリヤが「私のせいで誰かが死ぬのはいやなの」と今まで思っていたことを皆に吐き出したときに、そのマーリヤの気持ちに対してフリーが「仲間の為に身を投げ打ってしまうのが仲間だ、俺たちは大丈夫、逃げるな」と目をまっすぐに見て言っていたシーンは凄く良いなと思いました。その言葉によって、より一層みんなの心がひとつになった気がします。そしてクラーラとマーリヤが一緒に捜査する際に可愛い服を着ているのも良いですね。しかもその服装でごついバイクに乗っていて「やっぱりドロテアだな」と(笑)。可愛い女の子というだけでなく戦士でもあり、そのギャップがすごく格好良いですね。
中島:オズが8話でようやく喋りだすということでオズ役の間宮康弘さんが収録に参加されたのですが、その収録の合間の会話で「喋らないキャラが急に喋り出すのは死亡フラグですよ」って言ったら本当に死んでしまって、9話のアフレコの時に間宮さんに「中島くん…当たったね…」と言われたことが印象に残っています(笑)。
―――第1クールでもたくさんのキャラクターと妖精たちが登場しましたが、お気に入りのキャラクターもしくは妖精とその理由を教えて下さい。
市ノ瀬:スウィーティーが気になります。何のために黒の妖精書を探しているのかはまだ彼女の口から話されていませんし、彼女の素の部分も知りたいですね。また目的の為に女性らしさや色気を出して話しかけてみたり、それが駄目なら冷たい感じに切り替えてみたりと、目的のために頭を働かせてずる賢く動くところが非常に良いなと思っています。
前野:ジェットですね。フリーを守るために命を落とす過去の描写がありましたが、ジェットの死を乗り越えたからこそ今のフリーがあるのだと思います。自分がそういった状況下に置かれたらとても耐えられないと思いまね。またジェットを演じている東地宏樹さんは日頃からお世話になっている先輩で、実は誕生日が東地さんと同じ日ということもあり5月26日近くになってくると「前野くん、そろそろ歳をとるね」という会話を色々な現場でさせてもらう間柄なので、今回ジェットの後輩という立ち位置のフリーを演じられて光栄だなと思いました。
諏訪:チェイスが気になります。ただの想像なのですが何か裏がありそうな気がしてモヤモヤしています。目立つアクションなどはないのですが縁の下の力持ちのような感じですし、一見悪いことは何もしていないように見えるのですが何かあるんじゃないかなと……。仲間であってほしいですけど、そう言った意味で注目しています。
中島:ジョナサンですかね。硬派な作品の中でも少し毛色の違うキャラクターで、どの世界にもただの純粋悪みたいなキャラはいるのだなと思いました。そして興津さんの怪演も同じ役者として震えるものがあり、自分だったらどうやって演じるかな?と考えました。
―――第2クールで注目してほしいポイントをお教え下さい。
前野:9月29日のイベントにヨシキくんがいないのはそういうことなのかなって(笑)勘ぐってます(笑)。2クール目の早い段階でもしかして…
諏訪:えっ? そういうことなんですか?(笑)
中島:無きにしも…これまでのイベントやニコ生にも結構出させてもらっていたのに9月29日は…。でも仮にイベントに出演できたとして、セルジュに何かあった場合には喪服で登壇します。
(一同笑)
前野:そうじゃないといいなとは思っています(笑)
市ノ瀬:ヴェルとマーリヤの関係性がどうなっていくのかに注目ですね。これまではすれ違いが続いているので、今後は真っ直ぐに気持ちを伝え合って欲しいなと思いますし、マーリヤとヴェルの過去につていてももっと知りたいと思うので。あとはチマが個人的に何かあるんじゃないかなと思います。
諏訪:今後新たな妖精が出てくるのかが楽しみですね。「実は◯◯は妖精憑きだった」とか。妖精もそれぞれ特性が違うので。あとセルジュとクラーラの関係性は今後の展開でも意外とあのままのような気がします。
中島:逆にクラーラが死んじゃってセルジュが覚醒するみたいな展開もあるかも?
諏訪:私の死をもって…。死にたくない! 切実に!
中島:誰だって死と隣り合わせの世界だからね。わからない。
諏訪:確かにそうですよね。みんなで酒盛りをしているシーンは今は亡きオズさんもいて本当に楽しかったので、またみんなでお酒を飲みたいですね。乗り切って欲しいです。
中島:死ぬかどうかはまだ分からないのですが、クラーラが「私の中でアイツの存在は大きかったのね」となるのもそれはそれで(笑)。毎回誰かしらが空を見上げた時に微笑むセルジュの姿が見えるみたいなね(笑)。スナイパーなのに死んじゃうのは悲しいですね。生き延びて欲しいです。
―――最後に視聴者の方へメッセージをお願い致します。
中島:最終的にはマーリヤとヴェロニカ、フリーとウルフランの関係がどこに行き着くのかが焦点になってくると思うのですが、他にも色々なキャラクターの思惑が渦巻いていますので、ゼスキアという国がどこへ向かうのかということも含めて、大局を見極めていただきたいと思います。誰一人死なずに最後には観てくださった方に良かったと思える結末になれば良いなと思っていますので、最後まで見届けていただけたらと思います。
諏訪:1期では仲間の死やそれぞれの想いが交差したりぶつかったりするシーンがあったのですが、2期では激しい戦闘や人間関係も集結して何らかの決着がつくのではないかなと思います。毎話見逃せない展開だと思いますので、その瞬間を見逃さないように楽しんでいいただけたらと思います。激戦の真っ最中ではありますが穏やかな日々が戻ってきてくれると良いですね。
前野: フリー的にはウルフランとの関係性がどうなっていくのか気になるポイントですし、スウィーティーとの過去、勝敗がつかなかったパティとのバトル、そういった伏線が2クール目で描かれていくのではないかと個人的にも楽しみにしています。きっと1クール目以上に濃いストーリーをお届けできると思いますので2クール目に備えて1クール目を復習しつつお待ちいただければと思います。
市ノ瀬:この作品は先の展開が読めず最終話で大どんでん返しが起こってもおかしくない作品で、1クール目の段階でも黒の妖精書や妖精武器を狙っている人がじわじわと動き始めていて、1つ1つのシーンが見逃せません。あとはその話数のために作られた挿入歌もあって、その想いが視聴者の皆様に伝わると良いなと思っています。ぜひこれからも楽しみにしてくださると嬉しいです。
BD&DVD情報
Blu-ray&DVD全8巻で発売。Vol.1好評発売中!
■Fairy gone フェアリーゴーンBlu-ray Vol.1
品番:TBR29111D
価格:6,800円+税
本編約71分(収録話数:第1話、第2話、第3話)+特典映像
本編仕様:カラー/1080p High Definition 16:9ワイドスクリーン
日本語リニアPCM2.0ch ステレオ
■Fairy gone フェアリーゴーンDVD Vol.1■
品番:TDV29119D
価格:5,800円+税
本編約71分(収録話数:第1話、第2話、第3話)+特典映像
本編仕様:カラー/16:9LB/日本語リニアPCM2.0ch ステレオ
【仕様】
・清水貴子氏描き下ろし三方背BOX
【封入特典】
・特典ディスク
PC用8Bitレースゲーム『Free_ride フリーアンダーバーライド』収録
・十文字青氏による1~3話までのシナリオを含むスペシャルブックレット(84ページ)
【映像特典】
・ノンクレジットOP、ED
・ふぇありーんごー(予告、#1~4)
【音声特典】
・第2話オーディオコメンタリー(市ノ瀬加那・前野智昭・鈴木健一監督・齋藤雅哉プロデューサー)rb 【初回生産特典】
『Fairy gone フェアリーゴーン』プレミアム上映イベント優先販売抽選申込み券
■『Fairy gone フェアリーゴーン』プレミアム上映イベント
※入場者プレゼントのキャストサインプリント入り新規描き下ろしアクリルスタンドビジュアル到着!
実施日:9月29日
会場:TOHOシネマズ 日比谷
開演時間:11:00(13:15終了予定)
登壇キャスト:市ノ瀬加那、前野智昭、福原綾香、細谷佳正、諏訪彩花
内容:13~15話先行上映+キャストによるトークショー
入場者プレゼント:キャストサインプリント入り新規描き下ろしアクリルスタンド
※デザインは制作中のものであり変更になる可能性がある。
【追加特典決定!】
本編制作時に作画された生動画用紙が入場者全員にもらえる!
※絵柄はランダムでの配布となる。
※イベント出演者は変更となる可能性がある。
※詳細は公式サイトなども確認してほしい。
DATA
■TVアニメ『Fairy gone フェアリーゴーン』第2クール
公式サイト:http://www.fairygone.com
公式Twitter:@fairygone
ON AIR:TOKYO MXほかにて10月6日より放送開始
再放送:BS11にて毎週木曜24:00~
配信:各配信サイトにて配信中
STAFF:
原作=Five fairy scholars
監督=鈴木健一
シリーズ構成・脚本=十文字 青
キャラクター原案・妖精原案=中田春彌
キャラクターデザイン=清水貴子
美術監督=東 潤一
色彩設計=中野尚美
撮影監督=江間常高
3D監督= 宍戸光太郎・市川元成
編集=廣瀬清志
音響監督=明田川 仁
音響効果=上野 励
音楽プロデュース=(K)NoW_NAME
アニメーション制作=P.A.WORKS
CAST:
マーリヤ・ノエル=市ノ瀬加那
フリー・アンダーバー=前野智昭
ヴェロニカ・ソーン=福原綾香
ウルフラン・ロウ=細谷佳正
クラーラ・キセナリア=諏訪彩花
セルジュ・トーヴァ=中島ヨシキ
ネイン・アウラー=園崎未恵
ダミアン・カルメ=子安武人
マルコ・ベルウッド=大塚芳忠
レイ・ドーン=津田英三
リリー・ハイネマン=種﨑敦美
ロバート・チェイス=沖野晃司
エレノア・ニード=小松未可子
オズ・メア=間宮康弘
グリフ・マーサー=津田健次郎
カイン・ディスタロル=麦人
アクセル・ラブー=川田紳司
“スウィーティー”ビター・スウィート=寿美菜子
パトリシア・パール=井口裕香
ジョナサン・パスピエール=興津和幸
ビーヴィー・リスカ―=江川央生
ソフィー=伊藤 静
シュヴァルツ・ディーゼ=土師孝也
ジェット・グレイブ=東地宏樹
ユアン・ブリーズ=乃村健次
チマ:=古賀 葵
©2019 Five fairy scholars / フェアリーゴーン製作委員会
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