interview
『声優聖地めぐり 弱ペダ編』出発前の山下大輝さん、鳥海浩輔さん、福島潤さんに意気込みを聞いてみた!
2021.08.13 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
アニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」で放送される『声優聖地めぐり』。『弱虫ペダル』編では「インターハイ篇」の舞台となった江ノ島や箱根を、小野田坂道役 山下大輝さん&今泉俊輔役 鳥海浩輔さん&鳴子章吉役 福島 潤さんが自転車で巡りました。
ここではPASH!8月号に掲載された、鳥海浩輔さん、山下大輝さん、福島潤さんへの対談インタビューの一部を特別に掲載します!
鳥海浩輔さん、山下大輝さん、福島潤さんへ対談インタビュー!
――番組へ出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。また、皆さんは聖地巡りをしたご経験は?
鳥海 私は聖地巡りの経験はないですね。知らず知らずに来ていたことはあるかもしれないけど、聖地だと認識したうえで訪れたことはなくて。
今回走る茅ヶ崎は、実は地元で、私はここで生まれ育ちました。お仕事で地元に行くというのは、ちょっとうれしいですね。
山下 僕も、プライベートではなかなかなくて。でも、お仕事では、それこそ『ペダル』で、坂道たちが合宿をした(静岡県伊豆市の)修善寺に行ったことはありました。今回、またこういう機会をいただくことができて、「ありがとう『弱虫ペダル』」という感じです(笑)。
作品が長く続いているからこそ、作品の聖地が皆さんにとって身近なものになっていると思いますし、僕らにとっても特別な場所という気持ちにもなることができて。本当にありがたいなと思いますね。
福島 僕も聖地巡りはやったことがなかったので、純粋に「面白そう、やったー!」という気持ちが強いですね。
プライベートで走ってみようかなと思ったことは何度かあるんですが、距離や時間的な事情でなかなか実現していなくて。本当に、今回こういう機会をいただけてすごくうれしいです。
――この3人でロケをすることは今まであったのでしょうか?
鳥海 この3人でというのは初めてじゃないですかね?
福島 そもそも僕、ロケ自体が初めてなんですよ。だから全部初めて尽くしです。
鳥海 3人で集まることも久々ですよね。今『ペダル』の収録をしていたとしても、3人集まれるかどうかもわからないですから。事務所でたまに会ったりはしますけど。
山下 確かに。鳥さんだけと会ったり、潤さんだけと会ったり、ということはあっても、3人で会うってことはなかなかないですね。
福島 そうですね、なんだか懐かしさを感じます。
――久しぶりに集まって、今日はどんなお話をされたんですか?
鳥海 普通に、「おはようございます」って感じでしたよね(笑)。
山下 本当に(笑)。普段通り、いつもどおりの感じでした。
福島 会ったらそういう空気になるといいますか。同じ事務所ですから、距離感も近いですし。
鳥海 アニメが始まったのも2013年で、もう長いこと続いていますからね。同窓会気分みたいな感じはまったくなかったです。
――今回の旅のように、もし坂道たちが箱根の温泉旅館に宿泊するとしたら、どんな話をすると思いますか?
鳥海 ワイワイしてそうですよね。今泉くんはたぶんひとりで部屋に戻って、ほかの人とは一緒にいないと思いますけど。
福島 鳴子くんはお風呂で牛乳を一気飲みすると思います。
鳥海 坂道は抜け出して山を走りに行くんでしょうね。そこで誰かに会うかもしれません。
山下 走りに行ってた巻島(裕介)さんとかがいて、「あっ! あの背中は!」なんて発見したりというのはありそうですね。
鳥海 真波(山岳)さんとかもいそうな気がします。
福島 ハコガクの人はいそうですよね。でも、すでにいっぱい走ったあとかもしれないですから、ぐっすり寝ている可能性もありますね。
――現在、皆さんにとって『弱虫ペダル』や、坂道、今泉、鳴子はどういう存在ですか?
山下 彼らはどんなときでも全力なんですよね。チームのためだったり、自分のためだったり。そんな全力な姿に勇気をもらえるし、僕ら自身も前を向いて進もう、頑張ろうという気持ちにさせてくれる。
『弱虫ペダル』って最初からずっとそうだったなと思いますし、今後もそういう存在の作品なのかなと思っています。そのなかに自転車の楽しさも描かれていて。「何かに熱中するって楽しい」ということを改めて感じさせてくれる作品なのかなと思います。
鳥海 非常に長く続いている作品ですし、アニメのシリーズを録っていないときでも、なんやかんやと『ペダル』関連の企画があったりしていて。作品も、キャラクターたちも、絶えず片隅にいるように感じています。
それだけずっとやっているキャラクターになると、忘れることはないですし、思い入れというものも出てきますよね。新規の収録でも、リハビリはいらないですよね。「何年か前だから、忘れちゃったぜ」みたいな感じにはならない。
福島 …そう言われると、次やるときすごくドキドキしますね(笑)。
山下 大丈夫だと信じて臨みましょう(笑)。
鳥海 気持ち的にはね。でも、肉体が付いていかない可能性もある(笑)。とにかく、絶えず近くにあるものなのかなと感じています。
福島 僕は鳴子くんを演じるまで、自分のなかには彼みたいな部分はあんまり持ってなかったんですよ。人間的にも、声優的にも成長をさせてくれた作品、キャラクターだなとずっと思っています。
もともと僕はママチャリに乗ってたんですけど、この作品に出会って、ロードバイクに乗るようになって生活が変わりましたし、服を見ていてもついつい赤いものを探してしまうんですよ。
あと、鳴子くんの誕生日である8月28日に免許の更新をして、鳴子くんの誕生日が入った免許を見てひとりで「フフッ」てしたり(笑)。それくらい相棒というか、自分の一部になっているなと思います。
鳥海 赤以外を着てるの、本当に見なくなったよね。イベントの日だけじゃなく、誰に見られるわけでもないのに収録の日も赤い服を着ていて。
福島 一時期は本当に赤ばっかりでしたね(笑)。なんというか、鎧を纏うわけじゃないですけど、自分のなかのルーティンとしてあって。そういうところで力を借りてでも、何かを出そうという意気込みだったと思います。
――ありがとうございます。では最後に、番組を楽しみにしている方へメッセージを。
福島 今回の企画を聞いたとき、とても面白そうだなと思いました。僕らが自転車に乗っている姿を観てもらえるのはすごく貴重ですし、何せ僕はロケが初めてで、これを逃したらもうないかもしれない(笑)。ぜひたくさんの人に観て楽しんでいただけたらと思います。
鳥海 こういったご時世にロケの企画をやらせていただけるというのが、我々としてはとてもうれしいです。もちろんいろいろと気を付けながら、気を使っていただきながら、進んでいます。
皆さんに楽しんでいただくのが一番だと思いますので、我々は全力で楽しみたいですし、その様子が観ている方にも伝わればいいなと思います。ぜひご覧になっていただければと思います。
山下 『弱虫ペダル』のキャラクターたちが実際に走っているところを僕らが走らせていただくということで、『弱虫ペダル』が大好きな方にとっても、すごく特別な番組になるだろうと感じています。
漫画やアニメで観るのと、実際に映像で観る景色や道はまた違うと思いますし、このご時世でなかなか遠出できないという人にも、一緒に旅気分を楽しんでもらいたいです。僕ら自身も、精いっぱい旅を満喫して、3人でかけがえのない思い出を作れたらうれしいです。
(※PASH!2021年8月号より抜粋)
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