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劇場版『ヒロアカ』山下大輝さん&岡本信彦さんに収録時のエピソードをインタビュー!

2021.08.30 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

 TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』の劇場版第3弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション』が全国東宝系にて大ヒット上映中です。

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 今回は、PASH!9月号に掲載された、緑谷出久役・山下大輝さん&爆豪勝己役・岡本信彦さんへのインタビューを一部掲載します!

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緑谷出久役・山下大輝さん&爆豪勝己役・岡本信彦さんインタビュー

――今回で3度目の劇場版となりますが、『僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』の制作が決定した時のお気持ちを教えてください。

山下 劇場版第2弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』で、原作者の堀越耕平先生が、「原作の最終決戦でやりたかったネタのひとつを使った」とおっしゃっていて、当時僕も劇場版はラストだという気持ちで演じていました。

 なので、制作決定を聞いた際は若干疑いつつも、心のどこかで第3弾を期待していたので、嬉しかったです。

岡本 嬉しい反面、僕も前作でやり切った感があったので、第2弾を超えられるのかという不安もありました。第2弾は、衝撃的なラストバトルだったし、僕自身生まれて初めてバトルで感動したくらいで。

 なので、もうこれ以上の作品は無理なのでは、と思っていましたが、今回の劇場版でのデクの諦めない姿を台本で読んで「無理」とは言えなくなりました。

――シナリオを読んだ時の印象を教えてください。

山下 今回の劇場版は、エンデヴァーのもとでのインターン中に起きた話で、今まさにTVアニメ本編で放送しているところです。

 作品によっては劇場版では本編からかなり前に戻ったり、パラレルワールドだったりするなか、劇場版『ヒロアカ』は本編の時系列のなかにある物語になっているので、すごく入り込みやすいと思います。それでいて、新しいチャレンジをした映画だと台本を読んだ時に感じました。

 世界中を巻き込んだ、海外のヒーロー映画のような雰囲気を持っているので、海外のファンの方にも盛り上がってもらえるシーンがたくさん散りばめられているのではないでしょうか。

――ロディ役の吉沢さんのお話を伺いましたが、ロディというキャラクターの印象を教えてください。

山下 最初のうちは掴みどころがないミステリアスなキャラクター。ただ飄々としているという印象から、彼のバックボーンを知り、デクとぶつかり合うなかで友情が育まれていきます。

 ロディ自身や彼に対する印象が序盤と終盤でだいぶ違うと思います。約100分のなかでロディのことが大好きになる作品になっています。

岡本 飄々としていて自分の心をさらけ出さない、ズルいキャラクターだなと思いました。その飄々さが後になって意味を成してきます。

 本当の気持ちを表面上に出してはいけないけど、「だからあの時こういう表現だったんだ」という伏線回収がないといけない。なんて難しい感情の繊細なキャラクターなんだろうと感じたので、吉沢さんは演技が難しそうだなと思いました。

 でも実際のお芝居を聴いてみるとその塩梅が絶妙で。ロディの喜怒哀楽全部が見ていて楽しい、そんな映画になっています。

――今回、最大の敵ヴィランであるフレクトの印象も教えてください。

山下 初めてカラーのフレクトを見た時は、肌が水色なんだと驚きました。でも、彼の“個性”のことを考えるとこの色であることにも納得がいきます。

 彼はヒューマライズという組織の指導者で、たくさんの人が付いてくるだけの力やカリスマ性を持っています。なので、強い意志を持って行動しているのですが、その意志を打ち砕かなければならないヒーローたちという意志のぶつかり合いが魅力だと思います。

岡本 フレクトの考えに賛同している人がいるということは、彼の言うことが正義だと考えている人がたくさんいるということ。

 “個性”社会の崩壊を目論んでいるといえば分かりやすく悪ですが、“無個性”の人を救うためと言い方を変えられると手が出しづらくなってしまう。やり方が違えば、悪い人だと言えなかったかもしれないです。

山下 多数か少数かの違いで、少数が悪いみたいになってしまいますから。社会の永遠のテーマですよね。

岡本 お互いの正義のぶつかり合いなんです。でも、なんの罪もない人たちまで巻き込んでテロを起こしているのは間違っていると思います。

山下 話し合えればいいですけど、そこを越えてしまうと止めざるを得ない。本編にも通じる難しいテーマですよね。

――最後に、『ワールド ヒーローズミッション』を楽しみにしている読者に向けてメッセージをお願いします。

岡本 劇場版第3弾に対するプレッシャーを感じるなか収録したのですが、第1弾、第2弾とはまた違ったよいものができたと思っています。

 かっちゃんの頼もしくなった姿を見ていただきつつ、ロディやフレクトの人間ドラマも楽しんでいただきつつ、デクの活躍を見届けて、清々しい気持ちで劇場を後にしていただけたらと思います!

山下 第1弾、第2弾とは違ったアプローチの物語展開をしているのですが、それはデクたちの成長がなかったら描けなかった物語です。だからこそ、ずっと観続けてくださっている方の心に刺さる描写がたくさんあると思います。

 でも、ロディの目線でも物語を観れるので、今回の劇場版で初めて『ヒロアカ』に触れるという方にも分かりやすくなっているのではないでしょうか。まだ周りに『ヒロアカ』を観ていない人がいましたら、おすすめしてもらえたら嬉しいです。そこからまたTVアニメ本編のほうにもぜひ誘導をお願いします!

 今回もめちゃくちゃプルスウルトラできているので、観にきて楽しんでいただけたら嬉しいです!!

(※PASH!2021年9月号より抜粋)

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(C)2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

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