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アニメ『新テニスの王子様 U17W杯』皆川純子さん&宮野真守さんにインタビュー! サインポラが当たるキャンペーンも実施
2022.06.30 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
20周年を迎えたアニメ『テニスの王子様』シリーズ。10年ぶりの新作TVアニメとなる『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』が、ついに今年7月より毎週水曜24:00からテレビ東京ほかにて放送開始となります。
本記事では、『PASH!』7月号に掲載された、越前リョーマ役・皆川純子さんと越前リョーガ役・宮野真守さんへのインタビューの一部を特別に掲載します!
『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』皆川純子さん&宮野真守さんインタビュー
――20周年を迎えたアニメ『テニスの王子様』は、おふたりにとってどのような作品でしょうか。
皆川:『テニスの王子様』に出会わなかったら、まったく別の人生になっていたと思います。20年ものあいだずっと関わっているので、私の声優人生そのものと言っても過言ではない作品です。
リョーマはクールで生意気で、少年漫画の王道である熱血系主人公とはちょっと違うなって印象でした。
宮野:あぁ~、たしかに! 言われてみるとこれまでとは違う主人公像でしたね。
皆川:そうなのよ。当時は、負けて強くなる、みたいなのが主流だったと思う。
宮野:リョーマは最初からめちゃくちゃ強かったですもんね。
皆川:“負けない主人公”っていうのは新しかった。それも彼が努力していないわけではなく、物語のなかで見せないだけで読者にはちゃんと伝わるようになってる。新しいタイプのカッコいい主人公だなって思いました。
宮野:僕はジャンプが元々好きで読んでいて、そんななかで『テニスの王子様』の連載が始まったんですよ。スポーツものの少年マンガとしてハマりましたね~。カッコいい必殺技とか出てくるし、すごく男子に刺さるなーと思いながら読んでました。
『テニプリ』は純子さんがおっしゃっていた“新しい主人公像”と、出てくるキャラクターが美しいということで、女性が興味を持ったのもこれまでの少年マンガとの違いなのかもなと。ミュージカル『テニスの王子様』の成功も、それがあったからこそなんでしょうね。僕はそこで初めて『テニスの王子様』との関わりを持たせていただきました。僕の役者人生のなかでも大切な作品ですね。
――リョーマとリョーガは、おふたりから見てどういう印象のキャラクターですか?
宮野:最初に見たときは「そっくりじゃん!」って思いました(笑)。
皆川:おんなじ顔だよね(笑)。リョーマがちょっと成長して、それこそ高校生くらいになったらこんな感じ! っていうイメージで、許斐先生が描いてるから。
宮野:そうそう!(笑)
皆川:初めてリョーガのイラストを見たときは、めちゃめちゃカッコいいなと思った! キャラデザからしてかなりのイケメン。
宮野:カッコいいですよね~! 僕はリョーマの面影を感じるからこそ、リョーガを演じられることにグッときてます。
皆川:マモが演じるリョーガにはすごく優しさを感じます。奥底にある優しさが隠しきれてないというか。
リョーマをイジったりからかったりっていうのが多いんだけど、そこに隠しきれない愛がある。だから一緒にアフレコしてて、幸せですね。
宮野:あぁ~、良かった!
皆川:お兄ちゃんからの愛を感じます(笑)。
宮野:そこを一番に考えながら演じてますからね。リョーガを演じる上で一番大事なところが、リョーマへの想いなので。
リョーガ自身リョーマをからかったりするのは楽しいと思うんだけど、やっぱりそれは愛情からの行動だし、リョーマのことを好きすぎるんでしょうね。
皆川:アフレコのときも言ってるもんね、「リョーマのこと大好きか!」って(笑)。
宮野:いくらからかっていても「大好き」が漏れ出ちゃうし、それがリョーガにとって大事なことなんだと思って演じてますね。会えなかった時間が長かったことも大きいんだと思います。
ずっと一緒に過ごしてきた関係ではないじゃないですか。自分のなかでどんどんリョーマを大切に思う気持ちがふくらんでいっての再会だったと思うんで。昔と変わっていないつもりなんですよ、接し方について。でも、なんていうんだろうな、お互い色々と状況も変わっていて、リョーマを大事にしたいからこそリョーガにも戸惑いがあるというか。
皆川:どうしていいかわからないっていう感じ?
宮野:そうそう。でもこの戸惑いが大切だなって思います。
皆川:リョーガと接してるときのリョーマは子供っぽくなるよね。すぐ口答えするというか、お兄ちゃんに言われたからこそムッとしちゃう。すごく感情的ですよね、お兄ちゃんに対しては。家族ならではの近さがあるんだなって思いました。
『リョーマ! The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』でも、南次郎には感情的なところを見せていましたし、リョーガに対してもそれは同じなんですよね。
――アフレコ現場でのエピソードがありましたら教えてください。
皆川:もうずっと面白い!
宮野:現場が面白すぎて、爆笑しながらアフレコしてます(笑)。
皆川:台本を読んで、みんなでツッコミを入れながらやってるよね(笑)。今はスタジオにいられる人数が少ないので、3、4人しかいないんですけどね。それでもすごく盛り上がってます。
宮野:僕としては“生「まだまだだね」”がすごかったですね……。
皆川:とんでもない!
宮野:「本物!」って伝えました(笑)。
皆川:ありがとうございます(笑)。
宮野:だからプレッシャーなんですよ、「まだまだだぜ」って言うのが。
皆川:え~! カッコよく言ってるけど。
宮野:「まだまだだぜ」はまだまだだなって。
皆川:うまいこと言ってる!(笑)
宮野:僕も20年続けて、「まだまだだぜ」を「いいな」って思ってもらえるようになりたいですね! 「まだまだだぜ」を究めていかないと。
皆川:嬉しいですね、マモにそう言ってもらえて。演じていて本気で照れました(笑)。
宮野:名ゼリフがある作品ってなんて素晴らしいんだろうって思いましたね。そのセリフがあることで、作品がいつまでも色あせないじゃないですか。
僕自身、10代の頃に見聞きしていたものを忘れていないし、ときめくので。これってアニメの力が大きいんじゃないかなと思います。
皆川:ありがたいことですほんと。
宮野:そして自分がそういった作品に関われていることも嬉しいです「まだまだだぜ」も皆さんのなかに根づくといいなと思います。
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(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
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