『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』二階堂大和役 白井悠介さん＆和泉三月役 代永 翼さん＆六弥ナギ役 江口拓也さん座談会！「劇場の大きな画面と素晴らしいサウンドでしか体感できない一瞬のきらめきを楽しんで」

　PASH!7月号では、『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』より、二階堂大和役 白井悠介さん＆和泉三月役 代永 翼さん＆六弥ナギ役 江口拓也さんの座談会を掲載しています。
　本記事ではその一部を特別に掲載！

二階堂大和役 白井悠介さん＆和泉三月役 代永 翼さん＆六弥ナギ役 江口拓也さん座談会！

——実際にライブ映像をご覧になったご感想は？

代永　「すごい」のひと言でしたね。「ブラック・オア・ホワイト  ライブショーダウン」の４グループの映像もすごかったんですけど、劇場の大スクリーンでこのクオリティのライブは、喜んでいただけると確信しました。映像チームや音響チームをはじめ、すべての方が愛を持って頑張ってくださったからこそできたことだと思います。

白井　一曲一曲の演出に、本当に長い時間と労力をかけて作ってくださっていることが伝わりました。クオリティがそれを証明していますし、このライブで初めて『アイドリッシュセブン』に触れた方も、絶対にみんなのことを好きになってしまうだろうと感じています。

江口　もう次元を超えてますよね。ほぼ実写です。このライブが本当に開催されるんだなと感じましたし、それが2DAYSあることも素晴らしい。最初にも言いましたけど、劇場版でライブを創り上げるってことがまずすごいことだと思うので、ぜひアイドルのライブを観に行く感覚で劇場に足を運んでいただきたいですね。今までにない体験ができると思います。

白井　2DAYSでセットリストも変わるしね、一度と言わず何度も観てほしい。

江口　“ライブ”というものを、頭からお尻までこだわって丁寧に創っている作品ですよね。普通は、ライブに至るまでの物語があったりすると思うんですけど、今回は本当に最初から最後までライブじゃないですか。ここでしか観られない演出もあって、感動しました。

白井　どの瞬間を切り取っても絵になるし、すべてが決めカットなんだよね。僕たちが披露してきたことのある楽曲でも、演出や振り付けが違うので、新しいなと感じます。もちろん衣装も今回に合わせて新しくなっていて。見どころしかないですね。

代永　僕は個人的に、陸と天が披露する「Incomplete Ruler」が好きです。初見の方は違うグループに所属するふたりの関係が気になるだろうし、知っている方からしたら「やっとふたりで歌うことができたんだ」と感慨深くなるんじゃないかと。本当に嬉しそうに歌っているし、陸の願いが叶い、天が陸を大切に思う気持ちがあふれていて、ふたりが手を取り合うシーンは感動しました。

白井　「Incomplete Ruler」はやれてよかったよ。

代永　ね、本当にそう思う。そのあと陸だけがステージに残って、IDOLiSH7のみんなが後ろから登場する流れは、これぞ『アイドリッシュセブン』だなと感じました。一度センターを交代した陸が再びセンターに復帰した「RESTART POiNTER」を彷彿とさせるというか。すごく懐かしくて原点回帰したような感覚になったんです。新しいことだけじゃなくて、彼らが積み重ねてきたものを大事にしてくれるところからも、スタッフさんたちの愛を感じました。

——曲でいうと、16人で歌唱する「Pieces of The World」は本ライブ初披露の楽曲ですよね。

白井　「地球」とか「生命」をテーマにしためちゃくちゃ壮大な曲なんです。この広大な世界で、メンバーが集まって、マネージャーさんたちと出会って、今こうやって彼らがステージに立てていることの奇跡やめぐり逢いを感じさせる曲だと思っています。ただ、これから先、僕らキャスト陣がステージに立つ3rd LIVEがもしもあるとしたら、彼らに負けないステージができるか、そこだけが心配です。

江口　ただでさえ僕はステージに立つのが苦手なのに…！　過去のライブでもリハーサル中とか相当気合いを入れて、覚悟を決めて臨んでいたんですよ。

代永　そうだよね、いつも頑張ってくれてるもん。

江口　それでも、やっぱり本番を迎えると「やって良かった」となるので、「次も頑張るか」という気持ちになります。

白井　あ、次への言質とれました（笑）。

代永　僕は『アイドリッシュセブン』の集大成で、今の16人じゃないと歌えない曲だなと思いました。なによりもŹOOĻが白い衣装を着ていることがすごく新鮮で。MVとはまた印象が変わりますし、彼らもいろいろなことを経験してここまできていると思うので、本当に感動してしまって。4グループがひとつのグループみたいに見えて嬉しかったし、歌うのも楽しかったです。ぜひ、いろいろな方に観て、そして歌っていただきたいです。

江口　紆余曲折あった４グループだからこそ、沁みますよね。ストーリーをずっと追いかけているみなさんが、劇場の大画面で「Pieces of The World」を観たら、より一層感動するだろうな。収録している時点でそういうパワーを感じたので、演出が加わったものは、もっともっといいものになると思っていました。

代永　なんか、16人が楽しそうに歌って踊っているのを観て、ちょっと親目線になっちゃったよね。「よかったねぇ」と。

——最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

白井　マネージャーのみなさんが導いてくれたひとつの形がこのライブだと思います。16人でなんのしがらみもなくこうして笑って、歌って踊っている姿を観て、僕も思わず泣きそうになってしまいました。きっと一緒に観てくださるみなさんは、もっと大きな感動やいろいろな想いを感じてくれると思います。劇場ならではの音響も魅力ポイントのひとつです。みなさんもペンライトやうちわなどの応援グッズを持って、一緒にライブの空間を作り上げる気持ちで楽しんでいただけたら嬉しいです。絶対に１回では目が足りないので、何度も足を運んでもらって、そのたびに新しい発見をしていただけたら嬉しいなと思います。

代永　大きいスクリーンでみなさんに観てもらえて、彼ら自身もすごく嬉しかったと思います。彼らの溢れ出るエネルギーやステージに懸ける思いを感じていただける、アイドルたちやスタッフさんの愛の詰まったライブです。「もっともっとライブを味わっていたい」「この空間にいたい」、そう思っていただけると思うので、ぜひまだ『アイドリッシュセブン』を知らない方もお誘いいただきたいです。推しがいる方も、16人全員好きな方も、ペンライトを振るでも、応援上映に参加でも、本当にみなさんの好きな形で楽しんでいただけたら嬉しいです。

江口　みなさんがここまで応援してくださって、観にきてくださると信じられるからこそ、８周年を迎えようとしているタイミングで劇場ライブを制作することができました。きっと、たくさんの方に喜んでもらえると思います。開催期間じゃないと大きな画面と素晴らしいサウンドで観ることはできないので、この一瞬のきらめきを、ぜひ全力で楽しんでください。

（※PASH!2023年7月号より一部抜粋）
Text＝栗山アンナ

『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』公式サイト
©BNOI/劇場版アイナナ製作委員会