TVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』家入硝子役 遠藤 綾さんインタビュー！「高専時代の硝子も “気だるさ”を大切に」サイン色紙が当たるキャンペーンも実施

　PASH!10月号では、TV アニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』家入硝子役 遠藤 綾さんのインタビューを掲載しています。
　本記事では、その一部を特別に公開！

——家入は第１期や劇場版にも登場していますが、まず大人の家入を演じてみてどんなキャラクターだと感じましたか？

　大人の硝子はイラストを見たまんまで、基本的にクールでアンニュイなカッコいいお姉さんという印象があります。でも最初、まさかあそこまでアンニュイだとは思いませんでした。演じれば演じるほど「もっと気だるく」というのを意識していったといいますか。「こんなにやる気なくて良いんですか？」と心配しちゃうくらい、だいぶトーンが低いんです。なので、医師として仕事はしていますけど、ガツガツしていない。見えないところでひょいひょい進めているイメージもありますね。あとは、お話ししてみたら意外と面白いお姉さんなんじゃないかな？と思っています。

——では第２期「懐玉・玉折」で描かれた高専時代の家入に対しての印象は？

　まず髪型が全然違いますよね。それと口を大きく開けているシーンがあるから、きっと元気に喋ることもあるんだろうなと思いました。実は収録前に、いつもよりもっと明るくやったほうが良いのかな？と考えたんですよ。あとは「どういう感じのフレッシュさを出せば良いのかな？」と悩んでしまい…。アフレコに行ってから導いてもらおうと思ってもいました。

——そんななかで、高専時代の家入をどのように作っていきましたか？

　やっぱり高専の頃の硝子を改めて作るということで、探り探りではあったんですけど、まず、他のキャストさんたちがどれくらい若く作ってくるかも基準になると思いまして。それから特に中村（悠一）さんの五条が大人のときよりも若い印象だったので、私も最初テストのときに「若くいくぞ！」と元気な感じにやってみたんです。今振り返れば、結構キャピキャピしていましたね（笑）。でも「もうちょっと気だるさは残しましょう」とディレクションをいただいて軌道修正しまして。今回10代ということで、大人の硝子よりも少し声のトーンを上げてはいるんですよ。だけど気持ち的には落ち着いた感じでそんなに若返らなくて良いし、気だるさが乗ると、自ずと大人の硝子っぽさも残せる。そのことを理解してからはすんなりと演じられたような気がします。

——「懐玉・玉折」では家入、五条、夏油が一緒にいるシーンが度々描かれましたね。そんな３人の見どころは？

　“自然体な感じ”ですかね。正直、あの３人って性格合わなさそうじゃないですか（笑）。誰かが人一倍気を遣っていたのかな？　それとも３人とも気を遣わなさすぎるのが逆に良かったのかも？　そう思うくらいそれぞれが自由すぎ（笑）。でもそんななかで硝子はニュートラルな存在だからこそ、ふたりの近くにいられたのかもしれませんね。

——最後に、家入の好きなポイントを挙げるとしたら？

　“動じないところ”。大人の硝子もそうですけど、高専時代の硝子も、五条とか夏油とか「最強」と言われるようなすごい人物が横にいても一切動じず、普通に接していて。そこが彼女の良さのひとつなのかなと思います。

（PASH!10月号より一部抜粋）
Text=大村茉穂

TVアニメ『呪術廻戦』公式サイト

©芥見下々／集英社・呪術廻戦製作委員会

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