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ドラマ『弱虫ペダル』キャストインタビュー!

2017.02.20 <PASH! PLUS>


PASH! PLUS

総北チームの小越勇輝、木村達成、深澤大河、郷本直也がドラマと舞台への想いを語った!

ドラマ『弱虫ペダル』Blu-ray&DVD発売記念イベント終了後、小野田坂道役の小越勇輝さん、今泉俊輔役の木村達成さん、鳴子章吉役の深澤大河さん、金城真護役の郷本直也さんら総北メンバー4名へのインタビューを行いました。彼らがドラマにかけた想いとは?

 

──次シリーズにかける意気込みを教えてください。
小越:前回よりも、より素敵な作品を作る、ですかね。
木村:さっき棚澤(孝義)監督とお話したんですけど、実写部分を増やしたいとのことでした。なので、前回より疲れることが多いとは思いますが、ケガに気をつけながら撮影に臨もうと思います。
 実際、落車したら一発で骨が折れるみたいなので、そういうところに気を遣いながら、丁寧に丁寧にやっていければなと思います。
深澤:また鳴子を演らせていただけることが、ものすごく嬉しいです。第2期はインターハイがおもになってくるので、前回よりも熱い試合になります。なので、総北としてのプレーを、チームのみんなでどんどん見せていければと。
郷本:今、大河も言いましたが、自転車って個人で乗ってますけど自転車競技に関してはチームプレーの要素が多い。また一方では、落車とかの危険と隣り合わせのなかでやる実写ドラマなので、みんなで助け合えっていきたいですね。スタッフさんも含めて、助け合っていけたら、自ずといいものになるんじゃないかと思っています。

──第2期で楽しみなシーンは?
小越:落車してからの100人抜きをどう撮影するのかなっていうのが楽しみです。
 あとは、レースなどの熱いシーンではないところ。例えば──描かれるどうか、わからないですけど──お母さんが宿舎に来るところとか、御堂筋が帰っちゃいそうになっているところで坂道と話しているところとか、そういうホッとできるシーンが楽しみです。
木村:今回は金城と一緒に走ることが多いので、そこが楽しみ。特に最後のゴールで、金城をどこまで引っ張っていけるかっていうシーンがあるじゃないですか? そこがいちばん楽しみですね。
深澤:田所のおっさんとスプリント勝負するところとか、そこは泉田も一緒に走るので、3人のスプリントの勝負をすごく楽しみにしています。
郷本:自分がリタイアするシーン。舞台でもやったんですけど、自分としては舞台で描ききれなかった細かい部分がドラマでできることが、すごい楽しみだなと思っています。

──続編が発表されたときに、みなさんすごく嬉しそうだったんですけど、実際どんな気持ちだったのでしょうか?
小越:続編ができるっていうのが、純粋に嬉しくて。
郷本:本当にあのとき(『演劇人は、夜な夜な、下北の街で呑み明かす…番外編 ドラマ「弱虫ペダル」スペシャル』収録時)に聞いて、その反応がそのまま放送されたんですよ。
木村:びっくりしました。
郷本:びっくりしたよね。
木村:僕、ナチュラルにみんなといるときが好きなんですよ。たわいもない話で盛り上がったりとか、ロケバスの中でふざけた合ったりとか、そういったのがけっこう思い出に残っているので、またこのメンバーで集まってできるんだっていう喜びが大きかったですね。
深澤:ホント、単純に嬉しかった。
郷本:総北メンバーは役者が変わらないので、全員揃ってできるのは、本当になにより光栄なことだなと思います。
小越:(ドラマの放送が始まって)視聴者のみなさんに観てもらうまでは、自分たちも不安でした。実際に放送されたあとも、いろんな人からいろんなことを聞くんですけど、自分たちが直接聞いたわけじゃないから、正直本当はどうかわからなかったんです。
 でも「次があります」っていうことを聞くと、本当にちゃんと成功させたというか、作り上げられたんだなっていう嬉しさがありましたね。
郷本:撮影も楽しかったからね。過酷だったけれど楽しかった。
 今日のイベントでも話しきれなかったことがいっぱいあって…。虫事件とか(笑)。午前中、ロケのときにすごい虫がたかって、もともとすごく静かなシーンなのに、集中できないことがあったり。でも、それすらもちょっと懐かしい思い出なんですよね。
木村:脚、刺されまくるとかね(笑)。

──次のクランクインまでに、どんな準備をする予定ですか?
郷本:僕はイベントでも言ったとおり、体作り。言ったからには、実際に観た人が「ああ、いい体してるな。金城だな」って思ってもらえる体作りができたらって思う。
 それと、僕はもともと自転車好きで、自転車に乗るための体力作りは普段からしていたので、あとは自転車乗りの玄人が観ても、「あ、ここまでちゃんとやっているんだ」っていうところまで、細部にわたって演技ができたらと思っています。
小越:第1期は、「実際どれくらいできるんだ?」ってところから始まり、やっていくなかで「これだけできるんだ」っていう発見を、みんなでしていった感じです。なので撮影が後半になるにつれて、実際に走ろうっていうシーンが増えていきましたし。実際に走るからこそ出る臨場感であったり、生っぽさってあるので。
 第2期のインターハイは、実写が増えるとのことなので、だったらやっぱりそこは「すごいな、やってんだな」ってところを見せられたらいいなと思います。
深澤:僕も体力作りとか…。
木村:体力作りって、どんなことすんの?
深澤:走ったりとか、あとジム行って自転車漕いだり…。(第1期の終わりで)インターハイのスタートを切ったときの体格があるので、それに戻さないと。今、モモが落ちてきちゃっているし。
小越:落ちてるの?
深澤:落ちてる。
小越:わかるもの?
深澤:わかる。ズボンはいててパツパツだったのが、今ちょっとゆるい。ってことは、やっぱちょっと落ちてきているから、戻していきたいなと思ってる。
木村:僕は始まる前に、みんなで1回ご飯でも行けたらいいですね。

──ふだん舞台をやられている皆さんがドラマに出演して、どういった変化がありましたか?
小越:僕は、これまでより芝居が好きになり、楽しくなりました。もっといろんなことをやりたい、経験したいと改めて思うようになっています。
 ドラマの場合、その場に本当に存在しているものがあって、景色があって、人がいて、そのなかで普通に会話をしていて…。
 く言葉に返したりっていうのが、その日、その現場に入らないとわからない。だからこそ、来た反応に素直に返したりとか、考えすぎずできるっていうがすごく面白くて。
 そういった経験があったので、次に舞台をやったときに、相手からもらったものや自分が発するものを、もっと大事にしようって思いました。そういった意味では、このドラマは自分の中の感覚を変えてくれた作品です。
木村:僕は、テンションの上げ下げって大事なんだって思いました。最初、緊張からスタートした現場だったので、今映像を観るとすべてが硬かったっていう印象です。
 慣れない現場ですが、慣れてもいけないとも思うし、それこそ勇輝が言った「その場の対応」っていうのが、いちばん試されるって感じです。
 舞台は生ものですけど、練習でいくらでも作れちゃうので。その日、その場で、そのテンションで、すべてが変わってしまう映像の現場は、やっていて自分の中でもっと上がっていかなきゃいけないなって反省が毎回ありました。
 次の作品では、そこをうまいことできるような自分に進化していたいと思っています。
深澤:僕はこの作品に携わって、「あきらめない」「妥協したくない」って気持ちが、よりいっそう強くなりました。
 勇輝とか達成さんとかと一緒に走っていると、すごく熱い。3年生の人たちもすごく熱を持ってあきらめずに「これをやりたい!」って強く思ってらっしゃる方々なんです。なので自分も妥協せずに、もっとやっていきたいなって想いが膨らんでいます。
郷本:僕はずっと舞台で活動していたので、前回で改めて映像に映ることの怖さを覚えました。そのあとまた舞台をやったとき、開放された感覚になるのかなと思ったらそういうわけでもなくて、より芝居が難しいと思うようになりました。
 でも今度また連続ドラマをやるってことは、また挑戦できることなんだなと思えた。怖いと思えるってことは、まだ成長できることがいっぱいあるじゃん、ってことでもあると気づかされましたし。
 前回、本番前の居心地であったりとか、小越の撮影前の集中力の持っていき方とか、勉強になることが多かったんですね。同じ3年のチームでも友常(勇/田所 迅役)や馬場良馬(巻島裕介役)のプロフェッショナルなところも知りましたし。
 あとのこの作品って一発撮りが多かったんです。ふだん映像をやっている役者さんは「映像は大丈夫。舞台と違って録り直しが利くから」って言うんですけど、今回は時間の関係で録り直しできない撮影がけっこうあったんです。そういった経験のおかげで、自分の内側が強くはなれたんじゃないかと思っています。そしてそういったことが次に活かせればいいなとも思っています。

 

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