other_content
『ヒプマイ』本職ラッパーがヨコハマ・ディビジョン『BAYSIDE M.T.C』を本気レビュー!「他のディビジョンに比べて地元愛を感じられますよね」
2018.10.13 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
【第4回】ヨコハマ・ディビジョン『BAYSIDE M.T.C』を本気レビュー
PASH!9月号(8月9日発売号)に掲載され大好評だったラッパー・GOLBY氏による『ヒプノシスマイク』の解説をPASH!PLUSでは特別に連載でご紹介! 第4回目は ヨコハマ・ディビジョン『BAYSIDE M.T.C』のレビューをお届け。
教えてくれるのはこの人!ラッパー・GOLBY氏
GOLBY(@GOLBY_TRINITY):唯一無二の堅いRhymeを武器に数々のMC BATTLEでその名を全国へ轟かせているMC。2015年「戦極MC BATTLE 第11章 関西無双編」王者、2018年「戦極MC BATTLE crossover」優勝。
【過去の記事はコチラ】
■『ヒプマイ』本職ラッパーが『Fling Posse VS 麻天狼』を本気レビュー!寂雷先生と乱数くんの関係が面白い!
■『ヒプマイ』本職ラッパーがシンジュク・ディビジョン『麻天狼-音韻臨床-』を本気レビュー!
■『ヒプマイ』“MCバトル、レペゼン”ってなに?今さら聞けない疑問から韻を踏むコツまでラッパー・GOLBY氏がまるっと解決!
■『ヒプノシスマイク』PASH!9月号ではGOLBY氏がMCバトルの世界を解説!ラッパー目線の「Buster Bros!!! Generation」レビューも
■8月号掲載の『ヒプノシスマイク』ラッパ我リヤ、弥之助、KEN THE 390ら「Fling Posse VS 麻天狼」作詞家インタビューはコチラ
【第4回】ヨコハマ・ディビジョン「BAYSIDE M.T.C」をレビュー!
■M1. G anthem of Y-CITY/碧棺左馬刻(CV.浅沼晋太郎)
作詞:サイプレス上野、作曲・編曲:ALI-KICK
4つのディビジョンはそこまでちがいがないのですが、唯一ヨコハマ・ディビジョンだけは横浜らしいスタイルが表れていると思います。DJ PMXさんという方がG(ギャングスター)ファンクというアメリカ西海岸(ウエストサイド=ウェッサイ)で生まれたジャンルを横浜から発信したため、横浜=ウエストサイドというイメージが強いんです。横浜は港町で米軍基地があるので、アメ車で海岸を走っているようなハネ感のあるビートと親和性があったのだと思います。
この曲も、哀愁漂うビートがウェッサイっぽい感じがしますね。あと、横浜のMCは横浜が大好きで、曲のなかに横浜の地名を入れることがすごく多いんです。この曲にも「ヨコハマのプライド」や「港町」といった歌詞があって、この辺りも横浜っぽいと感じます。
■M2. ベイサイド・スモーキングブルース/入間銃兎(CV.駒田 航)
作詞:KURO、作曲:CHIVA、KURO、編曲:CHIVA from BUZZER BEATS for D.O.C
横浜のラッパーの特徴のひとつとして「045」の数字をよく使うのですが、これは横浜の市外局番から来ています。彼のMC NAMEの「45」はそこから来ているのかなと思いました。この方も歌い方や声に特徴がありますが、BOZという横浜のラッパーの方に声や歌い方がそっくりなのでびっくりしました。
■M3. What’s My Name?/毒島メイソン理鶯(CV.神尾晋一郎)
作詞:UZI、作曲・編曲:ALI-KICK
この曲が僕の思うGファンクで、ヨコハマ・ディビジョンのなかでは一番横浜っぽい曲ですね。「ピー」という電子音やスネアの「カッ」という音が多用されているのですがウェッサイを感じます。この曲にも、「ハマのしきたり」など横浜にまつわる歌詞が登場しますが、他のディビジョンに比べて地元愛を感じられますよね。俺らは他のディビジョンとはちがうから近寄ってくんなよ、という仲間意識の強さがうかがえます。
第5回目はラッパー目線による『Fling Posse-F.P.S.M-』各楽曲をレビューをお届けします!お楽しみに!!
(※PASH!2018年9月号より抜粋)
そのほか全アルバム楽曲のレビューも掲載!
もっと詳しく知りたい方、
全文を読みたい方、
こちらをチェック!(Amazon)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
■『ヒプノシスマイク –Division Rap Battle-』
公式サイト:http://hypnosismic.com/
公式Twitter:@hypnosismic
©King Record Co., Ltd.
タグ