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『鬼滅の刃』より『呪術廻戦』の方が視聴率が高かった!?分析結果が発表に
2021.05.10 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
CCCマーケティング(株)が運営する「ソレユケテレビ探偵団」にて、アニメ『呪術廻戦』を対象に、テレビ視聴分析が行われた。視聴分析の結果から、アニメ「呪術廻戦」の視聴率がアニメ「鬼滅の刃」に対して大幅に高いことがわかったという。
以下、プレスリリースまま掲載。
記事URL:https://soreyuke.tv/post-23436/
週刊少年ジャンプで連載中の「呪術廻戦」。
2020年10月からMBS/TBS系列でTVアニメがスタートし、放送を重ねるごとに注目度が上昇していったことが記憶に新しいですね。
2021年3月にTVアニメは最終回を迎えたものの、放送直後には映画化が発表されており、2021年冬の公開が予定されるなど、これからも大注目のアニメとなっております。
ジャンプ原作アニメといえば2020年の映画界を席巻し、日本での歴代興行収入を19年ぶりに塗り替える大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」ですが、「呪術廻戦」も今冬に公開される映画ではどれほどの大ブームを日本に巻き起こすのか、大いに期待してしまうほどの注目を集めていると言えるのではないでしょうか。
このたび、CCCマーケティング(株)が運営する「ソレユケテレビ探偵団」では、アニメ「呪術廻戦」を対象に、テレビ視聴分析を行いました。
■TVアニメ「呪術廻戦」の圧倒的勝利!? アニメ放送視聴率比較
グラフは各話の視聴率(ライブ視聴+録画視聴)推移を示しています。
「呪術廻戦」は2020年10月から開始したMBS/TBS系列での地上波アニメ放送、「鬼滅の刃」は2019年4月から開始したTOKYO MXでの地上波アニメ放送を対象としています。
視聴分析の結果から、アニメ「呪術廻戦」の視聴率がアニメ「鬼滅の刃」に対して大幅に高いことがわかりました。
第1話の視聴率はアニメ「呪術廻戦」で4.4%、アニメ「鬼滅の刃」で2.1%と2倍の差が出ており、放送開始からの注目度の高さが伺える結果となりました。
いずれのアニメも放送を重ねるごとに視聴率は上昇傾向を示しておりますが、アニメ「呪術廻戦は」第14話でさらに1%ほど視聴率が増加しており、最終回では9.1%となっていたことがわかりました。
大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」ですが、2019年のアニメ放送開始時にはまだまだ注目されていなかったようです。
TVアニメ放送が終了してからじわりと人気が広がり、2020年10月に映画が公開されたのを皮切りに世の中を席巻するほどのブームを巻き起こしたのでしょう。
「鬼滅の刃」への注目度が日本中で高まっている真っ只中に、「呪術廻戦」第1話が放送されたことも、たくさんの視聴者が「呪術廻戦」を見たことの要因かもしれません。
次に、アニメ「鬼滅の刃」の放送を超えるほどの高い注目度を支えていたのはどんな視聴者なのか、
「呪術廻戦」の原作ファンなのか、それとも「鬼滅の刃」ブームからアニメ好きとなった人たちなのかを分析いたしました。
■映画『劇場版 鬼滅の刃』がアニメ注目度を底上げした!?視聴上昇度比較
こちらのグラフは第1話の視聴率を基準としたときに、第2話以降の視聴率がどのように変化しているのかを示しています。
対象者別に結果を見てみましょう。
「鬼滅の刃ライトファン」は第1話の視聴率から最終回の視聴率は約2.4倍に上昇していることがわかりました。
関東全体の推移と比較しても高い視聴率の傾向を示していることから、映画『劇場版 鬼滅の刃』公開をきっかけにアニメ再放送を視聴した人たちがもっとも「呪術廻戦」に注目していたことが明らかとなりました。
「鬼滅の刃コアファン」では、第1話の視聴率から最終回の視聴率は約1.4倍に上昇していることがわかりました。
「鬼滅の刃ライトファン」に比べるとそれほど高い結果ではありませんでしたが、2019年放送時点で「鬼滅の刃」に注目していた根っからのアニメファンと言うこともあるのか、ネットを中心としたメディアでの注目度には大きく影響されず、視聴していたのではないでしょうか。
最後に「呪術廻戦原作ファン」です。原作コミックス購買者ということもあり、もともと高い注目度だったことも影響しているのかもしれません。第1話から最終回までの大きな視聴率の上昇は見られませんでした。
「鬼滅の刃コアファン」同様に、原作ファンは第1話から最終話まで周囲の注目度の高まりに左右されていないことがわります。
また、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスでも配信されていたことから、地上波放送以外の視聴環境で、アニメ「呪術廻戦」を楽しんでいたのかもしれません。
さらに、こちらの結果からは、視聴率リフト推移が特に第14話で高くなる傾向が見て取れます。
おそらくこの第14話の放送で、これまで地上波アニメ放送を見ていなかった視聴者が新たに視聴していたのではないでしょうか。こちらの結果についてもさらにデータを検証してみました。
■TVアニメ「呪術廻戦」ブームのきっかけは第14話「京都姉妹校交流会編」スタートからだった!
こちらのグラフは各話ごとの新規視聴者割合を示しております。
全体の視聴者の中で、アニメ「呪術廻戦」を初めて見た人がどれほどの割合いたのか見てみましょう。
第1話は初回のためすべての視聴者が新規となります。以降、第2話は34%、25%と第1話を見逃した人も20%~30%ほどの割合で地上波放送を視聴するようになっていることがわかりました。この割合は第12話では14%まで減少傾向を示しておりましたが、第13話から第14話にかけて21%まで増加していたことがわかりました。
TVアニメ「呪術廻戦」の放送内容から、第14話で第2シーズンが開始し、オープニングとエンディングがリニューアルしていることがわかりました。
また、原作の「京都姉妹校交流会編」がスタートしたことで、それまで地上波放送を見ていなかった人も、動画配信サービスで後追い視聴をし、地上波放送では新しいエピソードから視聴を楽しめるタイミングとなっていたことも伺えます。これらの要因から、新規視聴者が第14話にかけて増加した要因だと推測できます。このタイミングで、TVアニメ「呪術廻戦」の注目度がさらに高まったのかもしれません。
地上波放送や、見逃し配信、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの動画配信サービスでの視聴など、さまざまな環境でアニメを視聴できることができる現在でも、まだまだ地上波放送の注目度が高いことがわかりました。
以上、TVアニメ「呪術廻戦」の視聴傾向分析をお届けいたしました。
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