Netflix『イカゲーム』一部ネタバレ注意！ シーズン2の新ゲームの裏側を語る“イカれたゲームのイカれた作り方動画”が解禁

　Netflixは、Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン2を12月26日(木)より独占配信中。本作より、“イカれたゲームのイカれた作り方動画”(一部、シーズン2のネタバレを含みます)が解禁されました。

　本作は、膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸け、＜子どもの遊び＞になぞらえた「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていく、世界的メガヒットのサバイバルスリラー。

　12月26日(木)より世界配信が開始、年始の落ち着きムードに一切そぐうことなく、血なまぐさい話題を集めている本作。この度、シーズン2でプレイヤーたちが挑む「だるまさんがころんだ」「五人六脚 近代五種」「マッチゲーム」の裏側を映した、“イカれたゲームのイカれた作り方動画”が解禁されました。

　人生詰みかけだった気弱な男ソン・ギフン(演:イ・ジョンジェ)がゲームで優勝してから3年後――ギフンは、謎に満ちたゲームの支配人フロントマン(演:イ・ビョンホン)の正体を明らかにし、イカれたゲームに終止符を打つことを決意。

　ギフンが新たに出会うプレイヤーは、今回も総じて曲者ばかり。新たな命のために戦う不屈の妊婦ジュニ(演:チョ・ユリ)、フォロワーもろとも借金地獄へ巻き込んだインフルエンサーのミョンギ(演:イム・シワン)、“ハイ”テンションでカオスをばら撒くラッパーのサノス(演:チェ・スンヒョン=T.O.P)、さらに、フロントマンことイノも正体を隠してヨンイルと名乗り、プレイヤー001としてまさかの参戦。ゲームを裏で指揮しながらもギフンとチームアップしていく、サイコパスかのようなこの男の真意とは――。解禁された映像では、暗雲漂うプレイヤーたちが挑む新ゲームの裏側が明かされていきます。

第1ゲーム「だるまさんがころんだ」

　シーズン1で観る者全員へ恐怖を植え付けた、巨大＆不気味なヨンヒ人形が、プレイヤーに死の視線を再び向けまくる。ルールは簡単、あの遊びと“殆どは”同じ。ただし、鬼=ヨンヒが振り向いた時に動いていたら即死。他者の死による動揺が感染し、次の死を生み出すというカオス。映像で、ファン・ドンヒョク監督は「経験のある参加者としてギフンがゲームを面白くする。ヨンヒと“だるまさんがころんだ”はイカゲームを象徴するもの」と語り、イ・ジョンジェさんも「“だるまさんがころんだ”がまた最初のゲームなのはいい案だと思った」と語っています。ゲームは同じでも、ギフンの存在でシーズン1とは全く異なるイカれた展開が待ち受けていることを示唆しました。

第2ゲーム「五人六脚 近代五種」(めんこ、碑石打ち、コンギ遊び、コマ回し、チェギ蹴り)

　シーズン2からの新ゲーム。プレイヤー間で自由に5人チームを組み、五人六脚で走路を進みながら、途中に待ち受ける五種の遊びを制限時間以内にクリアしゴールできなければ、チーム全員即死。各々の得意分野を活かすための信頼と協力が必須なゲームですが、映像内で、監督は「お互いに足首を縛られることで面白くなると思った」とにやり。

　さらにイ・ビョンホンさんも、「壁の絵や飾り付けはおとぎ話みたいなのに、残酷で非情なことがここで起こっている。すごい対比だね。美しい空間と残酷な出来事の組み合わせは「イカゲーム」の独特な点で作品の魅力でもあると思う」と説明。そう語るイ・ビョンホンさんは、あたかもプレイヤーかのように、象徴の緑ジャージを纏っている……。果たしてフロントマンは、この信頼が大切なゲームで、何をしでかそうとしているのか。

第3ゲーム「マッチゲーム」

　監督が「シーズン2をやるならこれを入れたかった」と語る肝いりの新ゲーム。回転台に集められたプレイヤーに数字が宣告されたのち、制限時間以内にその人数のグループを瞬時に作って小部屋に入れればセーフ、あぶれてしまえば即死となります。監督は「グループを作る時に人を引き離したり誰かをつかんだりする」と採用意図を説明。第2ゲームでプレイヤー間の信頼を強めさせておきながら、第3ゲームでは裏切りの火種を用意するというイカれた残酷さを発揮する監督。

　イ・ジョンジェさんが「部屋に入ると新たな状況が待ち構えてる。ますます緊張感が高まっていくんだ。想像を超えるディティールが多くあるけれど、これは間違いなくその1つ」と断言しているように、実物大セットを組んで行われた。想像もつかない惨事が待ち受けていること必至です。

　映像のラストで、監督は「人がどん底に落ちるのをVIPは見たがってる。だから結び付きの強い人々を登場させて、彼らの変化を観察するのが狙いなのだろう」と語ります。“VIP”とは、劇中でプレイヤーを観察する富豪たちのことか、それとも現実世界に生きる人々のことか。続けて監督は、「予想外のひねりを加えて、物事は思い通りにいかないことを示した。彼らの期待も裏切るためにね……」と、展開の妙に自信をのぞかせながら、意味深に語りました。

　格差社会や競争社会といった“現実”も反映されており、困窮したプレイヤー同士の思惑や動機が絡み合う濃密な人間ドラマも心を揺さぶる「イカゲーム」。再び世界を熱狂させる生死をかけたゲーム、想像を超える壮大な物語と、全てが“イカしていて”、圧倒的に“イカれている”新シーズンのゲームはもう始まっています。

【監督・脚本】ファン・ドンヒョク
【製作総指揮】キム・ジヨン、ファン・ドンヒョク
【キャスト(日本語吹替声優)】イ・ジョンジェ(声:坂詰貴之)、イ・ビョンホン(声:土田大)、イム・シワン(声:河本啓佑)、カン・ハヌル(声:杉村憲司)、ウィ・ハジュン(声:榎木淳弥)、パク・ギュヨン(声:織江珠生)、イ・ジヌク(遠藤大智)、パク・ソンフン(山賀晴代)、ヤン・ドングン(声:北沢力)、カン・エシム(声:野沢由香里)、イ・デヴィッド(声:梶田大嗣)、チェ・スンヒョン(声:増田俊樹)、ノ・ジェウォン(声:鈴木崚汰)、チョ・ユリ
(声:宮本侑芽)、ウォン・ジアン(声:金田愛)、イ・ソファン(声:竜門睦月)、コン・ユ(声:諏訪部順一)