『PS クラシック』を遊んだ感触は? やり込みプレイも手軽な対戦もOK!な、さまざまなニーズに応えた名機をご紹介

2018.11.27 <PASH! PLUS>


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 11月20日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントにて12月3日に発売予定の『プレイステーション クラシック』のメディア向け体験会が行われました。ここではその模様をお届けしましょう。

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 ゲームを起動するとオリジナルの『プレイステーション』を模した起動画面が表示され、言語の選択へ。これはUIの言語が変わるだけで、収録されているゲーム内容は変わらないとのことです。

 ホーム画面には20作品のパッケージ画面が表示されており、選択することでゲームが起動します。立ち上げてからゲームがはじまるまでの時間をはじめ、ロード時間に関してはオリジナル版とほぼ変わらないと感じました。

 『プレイステーション』はメモリーカードにセーブデータを保存する形でしたが、本機では、本体内にある仮想メモリーカードを使用することになります。タイトルを起動すると、そのタイトル専用の仮想メモリーカードが刺さった状態になるので、各タイトルごとに15ブロック使用できることになります。

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 ちなみに『アークザラッド』シリーズのみ『I』と『II』でメモリーカードが共有になっており、ひとつの仮想メモリーカードを使用。データの引き継ぎも可能になっています。

 そのほかにも「再開ポイント」の機能を搭載。ゲームを中断すると再開ポイントが作られるので、いつでも続きからプレイすることが可能です。電源を切っても消えないのでRPGをプレイするときなど便利に活用できます。

 また『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』など複数のディスクを入れ替える必要があったタイトルは、オリジナルの『プレイステーション』のOPENボタンがあった場所がディスク入れ替え用のボタンになっているので、切り替えのタイミングでボタンを押せばOK。切り替えが完了します。

 付属のコントローラーは初代と同等の重量ということでしたが、普段持っているPS4のコントローラーなどに比べると、とても軽くてビックリします。体感的には持ち歩いているスマートフォンよりも軽い印象でした。

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 体験会の時間の都合上、すべてのタイトルを遊ぶことはできませんでしたが、改めて実感したのはラインナップされているジャンルの幅広さでした。

 RPGだけを切り取ってみても王道の『アークザラッド』や『ワイルドアームズ』をはじめ、冒険の自由度が高い『サガ フロンティア』、ほかのファンタジーとは違い現代を舞台にしている『女神異聞録ペルソナ』など多彩なラインナップ。これらすべての収録タイトルをやり込もうと思ったら、1年では足りないのではないでしょうか(苦笑)。

 また、『女神異聞録ペルソナ』などはセーブポイントが少なく難易度の高いRPGでしたが、プレイステーション クラシックには再開ポイントの機能があるので当時クリアできなかったという人は再挑戦してみてはいかがでしょうか?

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▲『ファイナルファンタジーVII』はインターナショナル版で、オリジナル版から新たなボスなどが追加されています。

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▲ゲームアーカイブスに存在しない『女神異聞録ペルソナ』。『4』や『5』でシリーズにハマった人は、この機会に原点となる本作をプレイしてみてはいかがでしょうか?

 RPGだけでなく、アクション派の人にもうれしいソフトがたくさんあります。『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』のような爽快感のあるものから、『バイオハザード ディレクターズカット』のような緊張感のあるホラーや、敵に見つからないように任務を遂行する『METAL GEAR SOLID』など、さまざまなくくりのアクションが存在します。

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▲『バイオハザード ディレクターズカット』。初代には実写のオープニングがあったことはご存知でしょうか? このB級映画館がたまらない!

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▲さまざまな隠しイベントが用意されている『METAL GEAR SOLID』。プレイするたびに新たな発見があります。

 また、『GRADIUS外伝』や『Gダライアス』のようなシューティングや『I.Q Intelligent Qube』や『XI [sai]』のようなパズルゲームも収録されているため、「30分か1時間だけ遊びたい」というニーズにもマッチしています。

 体験会では、オリジナル版からの久しぶりのプレイなので操作を覚えているか不安でしたが、どれもシンプルなルールと操作なのですぐに思い出すことができました。

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▲ワンプレイがみじかく、サックリ遊ぶタイプのゲームもたくさん収録されています。

 『闘神伝』や『鉄拳3』のような格闘ゲームをはじめ、落ち物パズルの『スーパーパズルファイターIIX』など、ふたりで盛り上がるタイトルもたくさん収録。コントローラーは2つ同梱されているため、買い足したりしないでもすぐに友だちや家族と盛り上がることができます。

 可愛らしいサイズで部屋のオブジェクトにもなる『プレイステーション クラシック』。実際にゲームを触れてみると、やり込みたくなる作品ばかりでした。また、本体もコントローラーも軽いので出張先のホテルでRPGをプレイしたり友だちの家に持っていって一緒に対戦ゲームで盛り上がるなどの楽しみかたも出来そうだなと思いました。収録ゲームを当時プレイしていた人は懐かしく遊べますし、プレイしたことがない人も今なお熱中できる作品ばかりなので、ぜひいろいろな世代の方に遊んでみてもらいたいですね。

DATA
■『プレイステーション クラシック』商品概要

型番:SCPH-1000Rシリーズ
発売予定日:2018年12月3日(月)
希望小売価格:9,980円+税
同梱物:
・『プレイステーション クラシック』本体×1
・コントローラ×2
・HDMIRケーブル×1
・USBケーブル×1(※4)
・印刷物一式
CERO:D
映像出力:720p、480p
音声出力:リニアPCM
入出力:
・HDMIR端子
・USB端子(Micro-B)(※4)
・コントローラ端子×2
電源:DC 5V/1.0A
最大消費電力:5W
外形寸法:約149×33×105mm(幅×高さ×奥行)(コントローラ除く)
質量:
・本体:約170g
・コントローラ:約140g
動作環境温度:5℃~35℃

※1:販売方法は国や地域によって異なる場合があります。
※2:外箱パッケージのデザインは販売される国や地域によって異なります。
※3:『プレイステーション クラシック』はダウンロードなどでソフトウェアの追加を行うことはできません。また、『メモリーカード』などの『プレイステーション』用周辺機器は『プレイステーション クラシック』ではご利用いただけません。上記以外のタイトルについては販売される国・地域によって異なる場合があります。
※4:給電には、市販のUSB対応ACアダプターが必要です。USB Type Aを搭載した5V/1.0A以上の出力ができるものをご用意ください。ただし、すべてのACアダプターでの動作を保証するものではありません。
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テキスト:カワチ

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