舞台『刀剣乱舞』イベントに鈴木拡樹さん、荒牧慶彦さんら10人が集合!
2016.12.03 <PASH! PLUS>
PASH! PLUS
キャストが一番近侍にしたいのは誰!? ジェスチャーゲームでは好プレー珍プレーも
今年2016年5月に東京、大阪2カ所で全24公演が行われ、大好評を博した『刀ステ』こと、「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」。いよいよこの12月~2017年1月にかけては、福岡も追加した全国3カ所全37公演にわたる再演が予定されており、ますます『刀ステ』熱が高まっています。
そんな『刀ステ』が、12月2日(金)にBD&DVD発売記念イベントを開催! 初演からの続投キャスト陣10名が勢揃いしたイベントより、第1部の模様をお届けします♪
撮影のこだわりはミリ単位まで!
初対面の和田さん&東さんによるエピソードも
神奈川県民ホールで行われた今回のイベント。三日月宗近役の鈴木拡樹さんをはじめ、山姥切国広役の荒牧慶彦さん、宗三左文字役の佐々木喜英さん、小夜左文字役の納谷 健さん、薬研藤四郎役の北村 諒さん、へし切長谷部役の和田雅成さん、不動行光役の椎名鯛造さん、一期一振役の廣瀬大介さん、鯰尾藤四郎役の杉江大志さん、燭台切光忠役の東 啓介さんと、再演で続投する10名のメインキャスト陣が私服姿で登壇しました。
一人ひとりの自己紹介が終わると、早速トークコーナーへ。1つ目のトークテーマは「ビジュアル撮影でのエピソード」です。ここで前公演で使用されていたキャラクタービジュアルがバックスクリーンに映し出されると、10人からは「懐かしい!」という声が上がっていました。鈴木さんはこの撮影当日、何本もの取材が同時に入っていたそうで、『刀ステ』に対する期待度の高さを強く感じたと思い返していました。加えて、この日の撮影は5時間遅れで開始したとの裏話も! そんなに時間が押したのも、キャラクタービジュアルには欠かせない衣装やウィッグに細かな調整を重ねたためだったそうで、杉江さんは「自分たちにはできないそうした部分を、スタッフの方々から力を入れてやってもらえることは、本当にありがたいことだと思います」と語っていました。
また、椎名さんが演じた不動行光は本作で解禁されたキャラクターだったため、撮影時はゲーム未実装ということでポーズが1つしか分からなかったそう。そのため、「どんなキャラなんだろう…?」とスタッフさんと悩みながら撮影したと話していました。また、撮影では原作の絵と実際のポージングを見比べつつ、ミリ単位までこだわる気合の入れようだったそうで、廣瀬さんは「変わらねーだろ!?と思うくらい、細かいところまでスタッフの方がこだわってくださっていて、俺たちはもう我慢に近かった(笑)」と明かしていました。
納谷さんは、小夜左文字の復讐に燃えるというキャラクターが特に目に表れるということで、撮影日は小さなことでも気が立つほどに気を張った状態で臨んだそう。しかし、完成したビジュアルを見た家族からは「普段家にいるときと変わらない」と言われてしまったとこぼし、それに対して和田さんが「普段から復讐に燃えてんの!? めちゃめちゃ怖いやん!」とツッコんでいました。また、北村さんはこの日初めて納谷さんと対面したそうで、「確かにそっけなかったかも」と振り返り、納谷さんは「諒くんはすごく笑顔で、めっちゃ愛嬌のある人やなと好感が持てました」と話していました。
ほかにも本作で初対面したという東さんと和田さんの話では、和田さんが「お互いの存在を知ってはいたんだけど、とんは初対面からいきなり抱きついてきたんですよ!」と暴露。すると椎名さんも「俺も自然に頭ポンポンされたんだけど、俺けっこう年上やぞ…!?って(笑)」と話し、杉江さんが「でも、不思議と嫌じゃないんだよね」と入ると椎名さんも「そうそう、俺も気づいたら手まわしてたりしてね(笑)」と同意していました。
さらに、廣瀬さんと佐々木さんも初対面だったそうで、廣瀬さんが「ヒデくんはもっと『私に触らないでください…』って感じなのかと思ってたけど、全然そんなことなかった!」と話すと、佐々木さんは「大ちゃんは、すごい俺のことを知りたがるよね? どういう素材でできてるのかとか」と微笑。廣瀬さんが「ヒデちゃんって普段何食べてるんだろうとか、気にならない?」と問いかけると、同調した北村さんが「いい意味で生活感がないんだよね。ちょっと神みたいな。拡樹くんも似たタイプ」と話し、そこから鈴木さんを“和”の神、佐々木さんを“洋”の神に例える展開となって、それに鈴木さんは「めでたいね、このカンパニー!」と三日月らしく笑顔で締めくくっていました。
“軍議”は舞台袖でも大人気!
鈴木さん、佐々木さん、椎名さんから生まれたセリフや動きも
次のテーマ「東京公演中のエピソード」でまず荒牧さんから出たのは、『刀ステ』ファンならお馴染みの公演2日目にあった“おはぎの軍議”シーン。和田さんは「冷や汗がハンパじゃなかった!」とあのときを振り返ります。また、北村さんと佐々木さんは、脚本・演出の末満健一さんと共に、毎公演軍議シーンを袖から見ていたそう! ここで北村さんは袖でダンスしたりしていると一同から話が出て、和田さんが「自分がいるよと認識してもらえるまで止めない」と暴露する一幕も。またこの軍議シーンでは、その直後に登場するため障子裏で控えている椎名さんもずっと笑っていたそうで、「客席には笑い声が届いていなかったけど、俺らにはずっと聞こえてて、俺とマッキーは我慢するのに必死でした」と明かしていました。また佐々木さんは、その前のシーンでの内番服姿から通常衣装に着替える必要があるものの、この軍議シーンを見るためにとても急いで早替えしていたそう。なお、みんなが軍議を見に行ってしまうため、納谷さんは次のシーンのために一人布団に入ってスタンバっており、「兄様たち、早く来てよ…!」と寂しい心境だったそうです…(笑)。
ほかにも、初回公演前にあったゲネプロで北村さんの手から刀が飛んでいってしまったり、初公演あたりで小夜が鶴丸国永と紅白戦で対戦する際、階段から飛び降りるアクションで、納谷さんが着地の反動から尻餅をついてしまった、というプチハプニングも飛び出していました。
次なるテーマは「お気に入りのシーン」。まず廣瀬さんが上げたのは、宗三左文字の真剣必殺シーンです。佐々木さんによるとこのシーンの「そこだ」というセリフは当初台本にはなかったそう。しかし、原作にあるセリフということで佐々木さんが取り入れていたところ、そのまま採用されることになっと話していました。廣瀬さんはわざわざ袖に見にくるほどこのシーンが好きで、「再演でも楽しみにしています」と笑顔。ここの殺陣は刀を回すのが難しいそうですが、佐々木さんからは「再演では初演以上に回したいなと…!」と、楽しみな発言も! またここは佐々木さん自らで考えた殺陣だそうで、「それがまたいいよね」と言う廣瀬さんに「すごい俺のこと褒めてくれる!」と佐々木さんも笑みを返していました。
杉江さんが上げたのは、不動行光が登場する場面の「おやすみ~」というセリフ。これも台本になかったセリフだそうで、椎名さんはこのセリフやひゃっくりの声を自分なりに音楽と合わせて発するようにしている、と話していました。そんな椎名さんがあげるのは、鈴木さんが最後に一人で剣舞するシーン。ここは劇場に入るまで付いていなかったということで、開演が間近に迫るなかカーテンコールパートを作る過程で「何かやってみて」というリクエストのもと鈴木さんがその場でやってみせたらしく、「この子すごい…!と思った」と椎名さんは感心した様子でした。また鈴木さんは、時間がないなかということで「プレッシャーもあったけど、うまくまとまってよかった」と話してくれました。
東さんが上げた番傘を使ったEDは、キャスト陣が自分たちでこんなふうに動いたらカッコいいんじゃないかと作り上げたところだそう。また、小夜左文字の殺陣で血しぶきが上がるのは、末満さんが手の動きに合わせて足そうと言って決まった、と納谷さんからお話が。同様に映像などを使ったシーンでは、一期一振が一なぎで大勢の敵を討つシーンや、織田刀4振りによる真剣必殺の際の照明も印象的だったという声がありました。
先ほども出た軍議シーンについては、2日目の公演が終わってから“軍議の軍議”が行われるようになったんだとか。しかも、和田さんは途中からこれに参加させてもらえなくなり、その場その場でのリアクションを求められるようになったそう。ちなみに軍議のなかでも一番焦ったのは「マシュマロが何個口に入るか試すところ」と教えてくれました。また荒牧さんは、「俺なんて打ち合わせに参加してるのに、それと違う流れになっていって大変だった。このクソジジイのせい!」と鈴木さんに抗議! 鈴木さんは、鶴丸役の染谷俊之さんと嬉しそうにイキイキとした顔をしていたと、ほかのキャストたちから明かされていました。
>>次ページでは、キャスト10人に行ったアンケートの結果を発表しますよ!